ネットワーク理論

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 ネットワーク理論
科目番号 0069 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じて資料を配布する
担当教員 高木 洋

到達目標

コンピュータネットワークのネットワークアーキテクチャや通信プロトコルについて理解するとともに、インターネットを 構築する技術とプロトコル、LANのアーキテクチャについて知る。 また、実際にプロセス間通信を行うプログラムを 作成できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ネットワークアーキテクチャと通信プロトコルについて理解できるプロトコルを設計する際に考慮すべき項目を示すことができるOSIモデルの各階層の名称と役割を示すことができるOSIモデルの各階層の名称と役割を示すことができない
インターネットの仕組みを理解できるIPのアドレスとルーティングについて理解できるTCP/IPの階層とプロトコルを示すことができるTCP/IPの階層を示すことができない
プロセス間通信を行なうプログラムを理解できるプロセス間通信を行なうプログラム作成可能ソケットの役割を理解できるソケットの役割を理解できない

学科の到達目標項目との関係

専門 A1 説明 閉じる
専門 E2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ネットワークを構成するプロトコル階層についてOSIの基本参照モデルとTCP/IPの概要を確認する。
授業の進め方・方法:
講義が中心だが、必要に応じて実習を行う。
注意点:
情報の単位や二進数、八進数、コンピュータの構造についての知識が必要。ノートは授業中に自分なりにまとめるようにしてほしい。レポートやプログラミングの課題がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
ネットワークアーキテクチャ
2週 ネットワークアーキテクチャ
プロトコルとプロトコルの階層化
3週 プロトコルとプロトコルの階層化 通信プロトコルの概念を理解し、実際の通信を想定してプロトコルの階層化を行なうことができる
4週 OSI基本参照モデル OSI各階層の役割を示すことができる
5週 コネクション型通信とコネクションレス型通信
6週 アドレスとデータの転送単位
7週 フロー制御と誤り制御、順序制御と優先制御 プロトコルを設計する際に考慮すべきことには、どのようなことがあるのかを知り、信頼性の高い通信や、効率の良い通信を行なうための手法を示すことができる
8週 中間試験
4thQ
9週 TCP/IP TCP/IPを知り、OSIのモデルとの対応を示すことができる
10週 IPとIPアドレス
11週 ルーティング IPのアドレスとルーティングの方法を理解できる
12週 TCP TCPのフロー制御や誤り制御の方法を知る
13週 アプリケーション層のプロトコル
14週 LAN
15週 ソケットとプロセス間通信 ソケットを用いてプロセス間通信を行なうプログラムを作成する
16週

評価割合

定期試験レポート成果物・実技合計
総合評価割合602020100
知識の基本的な理解5010565
試行・推論・創造への適応力100515
汎用的技能010515
リーダーシップ・コミュニケーション力0055