オペレーションズ・リサーチ

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 オペレーションズ・リサーチ
科目番号 0070 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 OR入門 意思決定の基礎:大和田正,沢木勝茂,加藤豊(実教出版)
担当教員 桝田 温子

到達目標

企業のさまざまな部門が直面する経営上の計画や決定の問題について,定量的な方法を使って解決するための考え方を,事例を通して理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
様々な問題に対して,多方面の知識や手法を用いて科学的なアプローチができる現実の問題から数理モデルを作成し,解を導出することができる与えられたモデルから問題を把握し,その問題を解くことができる与えられたモデルから問題を把握しても,問題を解くことができない
コストの概念を持ち,様々な手法を用いて最適化ができる様々な手法による最適化ができ,そのコストが計算できるコストの概念を持ち,指示された手法を用いて最適化ができる指示された手法を用いて最適化ができない

学科の到達目標項目との関係

専門 A1 説明 閉じる
教養 D1 説明 閉じる
専門 E2 説明 閉じる
専門 E3 説明 閉じる
専門 E4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
オペレーションズ・リサーチ(OR)とは,組織体の意思決定のための合理的・科学的アプローチの技術として必須のものである.この講義では,ORの基本的な手法や考え方を,演習問題を通じて理解する.
授業の進め方・方法:
企業における経営上のさまざまな問題を,ORの手法を用いて解決していきながら学習を進める.
講義を中心に進め,理解をはかるために演習を多く実施する.
関連科目:システム工学,数理統計学
注意点:

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ORの概念について理解する
2週 線形計画法(最大化問題)
 図的解法
線形計画法について理解し,具体的な問題を解くことができる
3週 線形計画法(最大化問題)
 シンプレクス法
4週 線形計画法(最大化問題)
 シンプレクス法
5週 線形計画法(最小化問題)
 図的解法
6週 線形計画法(最小化問題)
 シンプレクス法
7週 線形計画法(最小化問題)
 シンプレクス法
8週 線形計画法(最小化問題)
 双対法
2ndQ
9週 日程計画
 アローダイアグラム
製品開発や製造現場などにおけるスケジュール管理の意義を理解し,具体的な問題が解ける
10週 日程計画
 PERT
11週 日程計画
 PERT
12週 日程計画
 PERT
13週 日程計画
 CPM
14週 日程計画
 CPM
15週 日程計画
 CPM
16週
後期
3rdQ
1週 在庫管理
 在庫にかかる費用と適正在庫量
生産現場などにおける在庫管理の意義を理解し,具体的な問題を解くことができる
2週 在庫管理
 発注方式と発注量
3週 在庫管理
 発注点法による在庫管理
4週 在庫管理
 定期発注法による在庫管理
5週 在庫管理
 安全在庫量の算出(発注点法)
6週 在庫管理
 安全在庫量の算出(定期発注法)
7週 在庫管理
 ABC分析
8週 待ち行列
 到着分布とサービス分布
待ち行列の概念を理解し,具体的な問題が解ける
4thQ
9週 待ち行列
 到着分布とサービス分布
10週 待ち行列
 ケンドールの記号
11週 待ち行列
 待ち行列の最適化(M/M/1)
12週 待ち行列
 待ち行列の最適化(その他の待ち行列)
13週 財務計算
 現価と終価
コストの概念を持ち,その計算ができる
14週 財務計算
 現価と年価
15週 財務計算
 終価と年価
16週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801000100100
知識の基本的な理解800000080
主体的・継続的な学習意欲0100010020
分野横断的能力0000000