到達目標
コンピュータを用いて目的の画像を生成・加工の段階で必要となる画像処理の基本的事項を身につける。本講義によって,CG-ARTS協会の画像処理検定ベーシック合格程度の知識を得ることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
コンピュータを用いて目的の画像を生成・加工の段階で必要となる画像処理の基本的事項を身につけることができる。
| 画像処理の基本的な処理を身につけ,応用することができる。
| 画像処理の基本的な処理を身につけ,利用することができる。 | 画像処理の基本的な処理を身につけ,利用することができない。 |
基本的な画像処理技術をプログラミングによって実現することができる。
| 画像処理の基本的な処理をJavaプログラミングによって実現でき,応用できる。 | 画像処理の基本的な処理をJavaプログラミングによって実現できる。 | 画像処理の基本的な処理をJavaプログラミングによって実現できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教養 B1
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教養 C1
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教養 C2
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教養 D1
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教養 D2
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教育方法等
概要:
CG-ARTS協会の画像処理検定ベーシック合格程度の知識について、講義を行う。後期には、実際にコンピュータを用いて目的の画像を生成・加工するプログラミング演習も実施する。
授業の進め方・方法:
試験とレポート(演習)で総合評価する。前期期末試験は中間試験を3割,学年末試験は,それまでの3回の試験評価を5割取り入れる。CG-ARTS協会の画像処理検定,その他の検定試験合格者には加点を行う。
注意点:
授業態度によっては減点を行うこともある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
知覚 |
基本となる情報セキュリティを理解することができる。また,デジタルカメラを例にして,コンピュータグラフィックや画像処理など視覚に関わるビジュアル情報処理の原理について理解できる。
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3週 |
知的財産権と情報セキュリティ |
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4週 |
ビジュアル情報処理とディジタルカメラモデル |
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5週 |
座標系とモデリング |
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6週 |
幾何学的・光学的モデル |
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7週 |
ディジタル画像 |
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
画像ごとの濃淡変換(ヒストグラム) |
画像の見え方や性質を変えるための処理や濃淡変化の処理について理解できる。
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10週 |
画像ごとの濃淡変換(画像の統計量) |
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11週 |
画像ごとの濃淡変換(トーンカーブ) |
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12週 |
領域に基づく濃淡変換(空間フィルタ) |
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13週 |
領域に基づく濃淡変換(鮮鋭化・平滑化) |
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14週 |
領域に基づく濃淡変換(エッジ抽出) |
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15週 |
その他の処理 |
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16週 |
期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
2値画像処理(連結性) |
2値画像処理について理解できる.画像を読み込んで文字の数を数えたり,文字コードに変換する処理や領域処理ができるようになる。
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2週 |
2値画像処理(収縮,膨張処理) |
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3週 |
2値画像処理(形状特徴) |
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4週 |
2値画像処理(距離・細線化) |
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5週 |
領域処理(領域特徴・分割) |
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6週 |
パターンマッチング・認識 |
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7週 |
動画像処理,三次元再構成 |
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
画像符号化 |
画像を記録メディアで取り扱うための基本技術や,ここまで学んだ画像処理技術をプログラミングで実現することができる。
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10週 |
画像フォーマットと記録方式 |
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11週 |
画像プログラミング(画像表示) |
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12週 |
画像プログラミング(ピクセル交換) |
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13週 |
画像プログラミング(ピクセル処理) |
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14週 |
画像プログラミング(空間フィルタ) |
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15週 |
画像プログラミング(まとめ) |
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16週 |
期末試験 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 70 |
専門的能力 | 20 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 30 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |