情報通信伝達工学

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報通信伝達工学
科目番号 0144 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じてプリントを配布
担当教員 葛目 幸一

到達目標

情報伝送の基礎である変復調技術について、そのしくみについて理解する。また、音声や画像などのディジタル情報を加工、記憶ためのディジタル信号処理技術について、その基礎を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
フーリエ級数展開、フーリエ変換の簡単な計算ができ周波数スペクトルについて理解する周波数スペクトルを計算し、図示できる周波数スペクトルの概念を理解できる周波数スペクトルの概念が理解できない
通信の多重化技術について、簡単な数式を用いて説明できる多重化技術について数式を用いて説明できる多重化技術の概念について説明できる多重化技術の概念について説明できない
ディジタルフィルタの周波数特性の計算ができ、一次元信号の処理ができる実際にディジタル信号処理の処理ができるディジタル信号処理の基本的な処理ができるディジタル信号処理の基本的な処理ができない

学科の到達目標項目との関係

専門 A1 説明 閉じる
専門 A2 説明 閉じる
教養 B1 説明 閉じる
教養 D1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
通信の多重化とその変調方式並びにディジタル信号処理技術(サンプリング、フーリエ変換、ディジタルフィルタ等)について講義する。
授業の進め方・方法:
授業は基本的には、座学で実施する。
注意点:
授業で配布されるプリントは、授業時間内に全て書き込み、指示があれば提出できるようにしておくこと。
講義30時間に対し、自己学習60時間に相当する課題(レポート、データ処理課題)を課し、成績評価に加味する。
関連科目;電気電子工学(3年次ガイダンス履修済)・制御工学(4年次履修済)

実務経験のある教員による授業科目

この科目は、企業でLSIの設計業務を担当していた教員が、その経験を活かし、変復調システムやディジタル信号処理の基礎理論とシステムの回路設計について講義形式で授業を行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 アナログ/ディジタル信号変換
2週 Z変換の定義と計算
3週 Z変換の定義と計算
4週 インパルス応答と畳み込み計算
5週 インパルス応答と畳み込み計算
6週 周波数特性の計算
7週 ディジタルフィルタとは EXCELを用いて実際にディジタル信号を処理する実習を通して、実用的なディジタル信号処理技術について理解できる
8週 アナログ/ディジタルフィルタの周波数特性
4thQ
9週 ディジタルフィルタの周波数特性
10週 ディジタルフィルタを用いた信号処理(演習)
11週 心電図信号の処理(演習)
12週 離散フーリエ変換
13週 離散フーリエ変換
14週 期末試験
15週 試験解説/成績確認
16週

評価割合

試験レポート成果物・実技態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702010000100
知識の基本的な理解50101000070
思考・推論・創造への適応力100000010
総合的な学習経験と創造的思考力105000015
主体的・継続的な学習意欲0500005