文書表現論

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 文書表現論
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海上輸送システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜プリントを配布する。
担当教員 藤原 崇雅

到達目標

レポート・論文というジャンルの文体、形式を理解したうえで、実際に形式の整った文章が書ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。ある程度、収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。収集した情報を分析し、目的に応じて整理できない。
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。     報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。ある程度、報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。   報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができない。     

学科の到達目標項目との関係

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専門 E3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
公表されている論文や要旨を読み、学術的な文章の文体や形式を理解したうえで、実際に形式の整ったレポートや論文が書ける。
また、自分自身が行っている研究の学術的・社会的意義が説明できるようになる。
授業の進め方・方法:
中間試験以降の週では演習形式で授業を行い、1人あたり最低1回の口頭発表を担当する。
また他の受講生が発表するにあたって、事前資料や課題図書がある場合は、受講前に必ず予習を行うこと。
実際に修了論文を書くために役立ててほしいので、各自が書いた卒論やレポートを利用したり、その時点で課されている他科目のレポートを取り上げたりする場合がある。
注意点:
担当者が遅刻や欠席をせず口頭発表を行うことが、単位認定の前提であるので心して受講すること。
また発表に対して各自が行う質疑応答についても成績評価の対象となる場合があるので、欠席を重ねたり授業への積極的な参加がなされない場合は成績評価が低くなるので注意されたい。

実務経験のある教員による授業科目

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
小論文の文章構造とその作成方法
授業の準備方法や進め方、評価の基準について把握する。
小論文の文章構造とその作成方法を理解できる。
2週 小論文の作成
学術論文の文章構造とその作成方法
小論文を実際に作成できる。
学術論文の文章構造とその作成方法を理解できる。
3週 タイトルの文章構造とその作成方法
キーワードの選定方法
アブストラクトの文章構造とその作成方法
タイトル、キーワード、アブストラクトの作成
タイトルの文章構造とその作成方法を理解できる。
キーワードの選定方法理解できる。
アブストラクトの文章構造とその作成方法理解できる。
タイトル、キーワード、アブストラクトを実際に作成できる。
4週 諸言の文章構造とその作成方法
緒言の作成
諸言の文章構造とその作成方法を理解できる。
緒言を実際に作成できる。
5週 本論の文章構造とその作成方法
本論の作成
本論の文章構造とその作成方法を理解できる。
本論を実際に作成できる。
6週 結言の文章構造とその作成方法
付記の文章構造とその作成方法
結言と付記の作成
結言の文章構造とその作成方法を理解できる。
付記の文章構造とその作成方法を理解できる。
結言と付記を実際に作成できる。
7週 レファレンスに記載すべき項目とその順序
レファレンスの作成
レファレンスに記載すべき項目とその順序を理解できる。
レファレンスを実際に作成できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験の返却と解説
口頭発表の担当項目と順序の決定
教員による模擬発表①
中間試験の内容のうち理解に達していなかったものについて把握できる。
自分自身が担当する口頭発表の研究対象を決定できる。
教員による模擬発表を聴き、口頭発表の方法について理解できる。
10週 発表印象記の文章構造とその作成方法
各発表に対する印象記執筆担当者の決定
教員による模擬発表②
発表印象記の文章構造とその作成方法を理解できる。
自分自身が印象記執筆を担当を決定できる。
教員による模擬発表を聴き、その発表に対しての印象記を作成できる。
11週 論文(レジュメ)を用いた発表① 論文(レジュメ)を用いて発表できる。
他人の発表に対して質疑応答ができる。
12週 論文(レジュメ)を用いた発表② 論文(レジュメ)を用いて発表できる。
他人の発表に対して質疑応答ができる。
13週 論文(レジュメ)を用いた発表③ 論文(レジュメ)を用いて発表できる。
他人の発表に対して質疑応答ができる。
14週 論文(レジュメ)を用いた発表④ 論文(レジュメ)を用いて発表できる。
他人の発表に対して質疑応答ができる。
15週 論文および発表印象記の提出
論文および発表印象記のピア・レビュー
(再発表がある場合はこの週に行う)
論文および発表印象記を提出できる。
論文および発表印象記をピア・レビューできる。
16週 期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合2525025250100
基礎的能力2525025250100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000