到達目標
船舶内においても高電圧機器は広く使用されており、それを支える放電・絶縁現象の理解や高電圧の応用技術についての知識を理解すること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
基礎的な放電および絶縁破壊現象について理解できる | 現象を十分に理解し説明することができる | 現象を理解できる | ほとんど理解できない |
高電圧・大電流測定について理解できる | 測定方法や原理を説明できる | 測定方法や原理を理解できる | ほとんど理解できない |
高電圧機器について理解できる | 機器の種類や原理を説明できる | 機器の種類や原理を理解できる | ほとんど理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
高電圧工学は本科電気工学1-4など電気系基礎科目を履修していることを前提に進める。
しかしながら、高電圧工学については、気体の絶縁破壊や放電現象の基礎から始めて、高電圧機器などの実用的な機器の内容についても紹介する。
授業の進め方・方法:
スライドを用いた講義形式を主とする。
レポート課題を2回程度課す。
注意点:
1単位について自学自習時間を30時間必要とする。
このため、授業では自学自習すべき内容について説明する。
実務経験のある教員による授業科目
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業方法や学習の仕方の理解できる
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2週 |
高電圧現象:励起・電離、電子放出 |
励起・電離および電子放出について理解できる
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3週 |
気体の絶縁破壊 |
気体の絶縁破壊現象について理解できる
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4週 |
放電現象 |
放電現象の種類や原理について理解できる
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5週 |
液体・固体の絶縁破壊 |
液体や固体など物質のさまざまな状態における絶縁破壊現象について理解できる
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6週 |
高電圧の発生 |
高電圧の発生方法について理解できる
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7週 |
高電圧と大電流の測定 |
高電圧や大電流を測定する方法について理解できる
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
高電圧機器1 |
がいしやケーブルなどの高電圧機器について理解できる
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10週 |
高電圧機器2 |
遮断機や避雷器などの高電圧機器について理解できる
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11週 |
高電圧絶縁試験 |
高電圧絶縁試験方法について理解できる
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12週 |
高電圧応用機器1 |
コロナ放電を応用した機器について理解できる
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13週 |
高電圧応用機器2 |
オゾナイザなどの放電を応用した機器について理解できる
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14週 |
プラズマの基礎 |
プラズマの定義や性質について理解できる
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15週 |
プラズマの計測 |
プラズマを調べる計測手法について理解できる
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 10 | 40 |
専門的能力 | 30 | 10 | 40 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 20 |