海運経済特論

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 海運経済特論
科目番号 0021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海上輸送システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考書  マリタイム・エコノミクス 第3版(上・下巻):Martin Stopford(日本海事センター編訳)(日本海運集会所)      外航海運概論 新訂版:森隆行編(成山堂)
担当教員 野々山 和宏

到達目標

海運をその企業面(実務面)から捉えることを目標とする。国際海運を取り巻く環境は近年ますます大きく変化しているが、海運業の土台となるビジネスモデルを理解し、時代の要求に即応しつづける海運業の様態をダイナミックに捉えられるよう検討を進める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
主流派経済学の基礎的な概念を用いて、海運の諸現象を説明できる海運における需要量と供給量、市場環境の変化等を概説できる海運における需要量と供給量について説明できる海運における需要量と供給量について説明できない
20世紀後半以降における物流業全体の変化を概観し、その中での海運業の発展過程を説明できる海運資本の国際化やそれに伴う船員問題、物流業全体の変化と海運業の発展過程を総合的に概説できる便宜置籍船の増加やコンテナ革命といった海運業に関する主要トピックの要因や概要を説明できる便宜置籍船の増加やコンテナ革命といった海運業に関する主要トピックの要因や概要を説明できない

学科の到達目標項目との関係

教養 B2 説明 閉じる
教養 C1 説明 閉じる
教養 C2 説明 閉じる
教養 D2 説明 閉じる
専門 E1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
海運をその企業面(実務面)から捉えることを目標とする。国際海運を取り巻く環境は近年ますます大きく変化しているが、海運業の土台となるビジネスモデルを理解し、時代の要求に即応しつづける海運業の様態をダイナミックに捉えられるよう検討を進める。
授業の進め方・方法:
授業は国際海運に関連した文献を適宜輪読する形で進める。その際、受講者には授業への積極的な参加を求める。なお、授業の最終段階で受講者各自の国際海運に対する関心事について発表(プレゼンテーション)する機会を設ける。また、毎回発表者を指定して、日々の海事に関するニュ-ス等を報告してもらい、それについての見解を聞きながら実務と乖離しないよう授業を進める。
注意点:
1単位当たり30時間の自学自習を必要とする。

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 海運市場の変遷 主流派経済学の基礎的な概念を用いて、海運の諸現象を説明できる
3週 海運需要量と貿易量 主流派経済学の基礎的な概念を用いて、海運の諸現象を説明できる
4週 海運供給量 主流派経済学の基礎的な概念を用いて、海運の諸現象を説明できる
5週 海運の競争と海運政策 20世紀後半以降の海運業界における国際化に伴う諸現象を説明できる
6週 海運資本の国際化 20世紀後半以降の海運業界における国際化に伴う諸現象を説明できる
7週 便宜置籍国と便宜置籍船 20世紀後半以降の海運業界における国際化に伴う諸現象を説明できる
8週 海運同盟とアライアンス 20世紀後半以降の海運業界における国際化に伴う諸現象を説明できる
4thQ
9週 船員問題 現代の外航海運における日本人船員問題を概説できる
10週 日本籍船と日本人船員 現代の外航海運における日本人船員問題を概説できる
11週 物流業からみた海運業 1960年代以降の物流業の変化を概観し、その中での海運業の発展過程を説明できる
12週 コンテナ革命 1960年代以降の物流業の変化を概観し、その中での海運業の発展過程を説明できる
13週 サプライ・チェーン・マネジメント 1960年代以降の物流業の変化を概観し、その中での海運業の発展過程を説明できる
14週 受講者によるプレゼンテーション① 自身の関心事を適切に説明できる
15週 受講者によるプレゼンテーション② 自身の関心事を適切に説明できる
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合04000600100
基礎的能力0100020030
専門的能力0200020040
分野横断的能力0100020030