数値解析特論

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 数値解析特論
科目番号 0004 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 政家 利彦

到達目標

数値解析は機械設計における有限要素法以外にも多岐に渡る分野で必要とされるようになってきている。これを踏まえ、基礎的な微積分の復習から数値的な微積分を行う。また数値積分・数値微分を通じて基礎的な数値の処理方法について理解をする。最後に、有限要素法に関する概略の紹介を行う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
数値解析の基礎はである微分と積分について簡単な計算が行える。数値微分と積分の問題を解くことができる。数値解析の基礎が微分・積分であると理解できる。数値解析の基礎が微分・積分であると理解できない。
テイラー展開とマクローリン展開を理解し、その基礎的性質を理解することができる。テイラー展開とマクローリン展開を理解し、その基礎的性質を理解することができる。テイラー展開とマクローリン展開を理解できる。テイラー展開とマクローリン展開を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
基礎的な微積分の復習から数値的な微積分を行う。また数値積分・数値微分を通じて基礎的な数値の処理方法について解説する。加えて、生産システム工学実験の内容を踏まえてその解析方法について述べる。
授業の進め方・方法:
座学を中心に、適宜実技を行う。
注意点:
本科における数学の復習を求める。
1単位当たり30時間の自学自習を必要とする。

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンスと数値微分 数値解析で教える内容と数値微分を理解できる。
2週 数値積分 数値積分を理解できる。
3週 スプライン関数 スプライン関数を理解できる。
4週 ベジエ曲線 ベジエ曲線を理解できる。
5週 Bスプライン曲線 Bスプライン曲線を理解できる。
6週 NURBS曲線 NURBS曲線を理解できる。
7週 小テスト前の復習 数値微分や数値積分の具体的な計算を行うことができる。
8週 小テスト 数値微分や数値積分について小テストを解くことができる。
4thQ
9週 区分多項式による近似 区分多項式による近似を理解できる。
10週 有理ベジエ曲面とNURBS曲面 有理ベジエ曲面とNURBS曲面を理解できる。
11週 はり要素の有限要素法 はり要素の有限要素法を理解できる。
12週 全体剛性方程式 全体剛性方程式を理解できる。
13週 アイソパラメトリック要素よBマトリクス アイソパラメトリック要素よBマトリクスを理解できる。
14週 原子間ポテンシャル 原子間ポテンシャルを理解できる。
15週 分子動力学法 分子動力学法の概要を理解できる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力300000030
専門的能力2000030050
分野横断的能力000020020