材料強度学

材料の強度について基本となる材料力学・弾性力学を踏まえて、金属材料原子の構造・格子欠陥によって材料の変形・破壊が起こることを理解する。また、塑性変形や破壊の一般的な考えや式についても原子レベルでの知識を踏まえて理解することができる。

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1 原子・電子の構造と格子欠陥から材料の強度を説明することができる。	原子・電子の構造と格子欠陥から材料の強度を説明することができる。	格子欠陥が材料の強度に関係することを説明することができる。	格子欠陥が材料の強度に関係することを説明することができない。
評価項目2 塑性変形・破壊に関する基本的な現象や式を理解することができる。	塑性変形・破壊に関する基本的な現象や式を理解することができる。	塑性変形を経て破壊に至る過程を理解することができる。	塑性変形を経て破壊に至る過程を理解することができない。
評価項目3

専門 A1 説明

専門 A2 説明

専門 E1 説明

専門 E2 説明

専門 E3 説明

概要:

材料の強度について基本となる材料力学・弾性力学を踏まえて、金属材料原子の構造・格子欠陥によって材料の変形・破壊について講義する。また、塑性変形や破壊の一般的な考えや式についても原子レベルでの知識を踏まえて講義する。

授業の進め方・方法:

材料力学、材料学、設計製図４，５の復習とともに学習を進める。

注意点:

１単位当たり30時間の自学自習を必要とする。

アクティブラーニング	ICT 利用	遠隔授業対応	実務経験のある教員による授業

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	ガイダンス	材料強度学で学ぶ内容を理解できる。
		2週	単位格子とミラー指数	単位格子とミラー指数を理解できる。
		3週	点欠陥と転位	点欠陥と転位を理解できる。
		4週	転位論の基礎	転位論の基礎を理解できる。
		5週	拡張転位と結晶粒界	拡張転位と結晶粒界を理解できる。
		6週	点欠陥の拡散	点欠陥の拡散を理解できる。
		7週	小テスト	ここまでの内容を踏まえた小テストを解くことができる。
		8週	クリープ	クリープを理解できる。
	2ndQ
		9週	疲労	疲労を理解できる。
		10週	材料力学の復習	弾性力学で必要となる材料力学を復習し理解できる。
		11週	弾性力学の基礎	弾性力学の基礎を理解できる。
		12週	材料の破壊様式	材料の破壊様式を理解できる。
		13週	応力拡大係数	応力拡大係数を理解できる。
		14週	J積分	J積分を理解できる。
		15週	レポートの解説	レポートの解説を行い材料強度学の応用例を理解できる。
		16週