信号処理論

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 信号処理論
科目番号 0034 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜講義資料を配布する.(参考資料:有木康雄『ディジタル信号処理』オーム社,2013)
担当教員 峯脇 さやか

到達目標

センサー信号の解析や画像,音声信号などのディジタルデータの記憶や加工を行うための信号処理理論について講義する.授業では,実際に信号処理プログラムを作成し,実信号の処理を行う演習を通して,理論に偏らないより実用的な技術を身につけることを目標とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
信号処理概論を理解する.信号処理概要が詳細に説明できる.信号処理の概要が簡単に説明できる.信号処理の概要が簡単に説明できるない.
信号処理の数学的取扱いができる.Z変換,フーリエ変換等の計算ができる.簡単なZ変換フーリエ変換等の計算ができる.簡単なZ変換フーリエ変換の計算ができない.
ディジタルフィルタの設計と特性を評価できる.ディジタルフィルタの設計と評価ができる.簡単なディジタルフィルタを設評価ができる.簡単なディジタルフィルタの設計ができない.
実信号の畳み込み演算処理ができる.実信号を信号処理し考察できる.実信号を信号処理できる.実信号を信号処理できない.

学科の到達目標項目との関係

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教養 D1 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
センサー信号の解析や画像,音声信号などのディジタルデータの記憶や加工を行うための信号処理理論について講義する.授業では,実際に信号処理プログラムを作成し,実信号の処理を行う演習を通して,理論に偏らないより実用的な技術を身につけることを目標とする.
授業の進め方・方法:
座学形式で実施する.
注意点:
講義30時間に対し,自学自習60時間に相当する課題(レポート,作品)を課し,成績評価に加味する.

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,離散時間信号処理とシステム 信号の離散時間表現に関する説明ができる.
2週
3週 信号の畳み込みとシステムの諸性質 畳み込み演算ができる.
4週
5週 離散時間信号のフーリエ.解析 フーリエ解析の説明ができる.
6週
7週 標本化定理 標本化定理の説明ができる.
8週 離散フーリエ変換 離散フーリエ変換の説明ができる.
4thQ
9週 z変換と伝達関数 z変換の説明ができる.
10週 システムの周波数特性 システムの周波数特性に関する説明ができる.
11週 ディジタルフィルタ ディジタルフィルタの説明ができる.
12週
13週 適応信号処理 適応フィルタの説明ができる.
14週
15週 量子化と符号化 圧縮符号化の説明ができる.
16週

評価割合

試験小テストレポート成果物・実技ポートフォリオその他合計
総合評価割合00030070100
知識の基本的な理解0001005060
思考・推論・創造への適応力0001001020
汎用的技能0001001020