ソフトウェア工学特論

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 ソフトウェア工学特論
科目番号 0035 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
https://moodle2024.center.yuge.ac.jp
担当教員 長尾 和彦

到達目標

プログラミングをおこなう際に考慮しなければならない問題点を理解し、その対策方法を身に付ける。オブジェクト指向について考え、その有用性を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
各種データ構造を知り、利用する局面を想定できる 目的に応じてデータ構造を選択できるデータ構造を理解できる各種データ構造が理解できない
プログラムの構造化による質の向上を理解する 構造化を行なえる構造化を理解できる構造化が理解できない
オブジェクト指向プログラミングによる品質と生産性の向上を理解するオブジェクト指向の利点を理解できるオブジェクト指向を理解できるオブジェクト指向が理解できない
実際にオブジェクト指向によるプログラミング能力を身に付ける 継承やカプセル化などを積極的に利用プログラムを作成できるプログラムを作成できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
ソフトウェアの開発では、プロジェクト管理に基づいた開発手法の習得が必要となる。本講座では、ソフトウェア開発で用いられるツールを紹介し、アジャイル開発に基づいた開発手法の体験を行う。
授業の進め方・方法:
各単元の導入時に講義を行い、その後それぞれのテーマを与えて輪講形式で授業を進めていく。最後に実際にテーマを設けてプログラミングを行なう。
注意点:
1単位あたり30時間の自学自習を必要とする。

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 アルゴリズムとデータ構造 種々のデータ構造を俯瞰し、データ設計の重要さを理解する
2週 問題のモデル化 アルゴリズム設計のためのモデル化が行える
3週 プログラミング言語の特徴と比較 Jva,Python,Goなどトピックに応じて紹介する
4週 構造化プログラミング プログラムの構造化を考え、プログラムの質の向上に寄与することを理解する
5週 オブジェクト指向プログラミング
オブジェクト指向の考え方を理解し、プログラムの品質や聖先生の向上につながることを理解する
6週 Git(GitLab)によるバージョン管理
ソフトウェアのバージョン管理・ツールを利用できる
7週 アジャイル開発とXP手法
8週 CI/CDに基づく開発とリリース
4thQ
9週 プログラミング演習1(設計)
10週 プログラミング演習2(Sprint1)
11週 プログラミング演習3(Sprint2)
12週 プログラミング演習4(Sprint3)
13週 プログラミング演習5(Sprint4)
14週 プログラミング演習まとめ 作成したシステムの報告資料を作成する
15週 レビュー 作成の過程について考察する
16週 評価

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合06000040100
知識の基本的な理解0300002050
思考・推論・創造への適応力0100002030
リーダーシップ・コミュニケーション能力010000010
プレゼンテーション力010000010