弾塑性学

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 弾塑性学
科目番号 0038 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】「弾塑性力学の基礎」吉田総仁 著・共立出版 【参考書】「弾性力学」村上敬宜 著・養賢堂、「塑性学」工藤英明 著・森北出版
担当教員 政家 利彦

到達目標

弾塑性体の力学的挙動(応力とひずみの関係)を記述する数理モデルについて連続体力学の立場から解説する.また,弾塑性体に外力(あるいは変位)が作用したときに物体内に生じる応力(およびひずみ)分布を求めるための支配方程式とその解析手法について解説し,弾塑性力学の基礎的な知識を修得させる.
筆記試験の結果を60%程度,課題レポートを20%程度,プレゼンテーションを20%程度とし総合評価を行う.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
弾塑性理論弾塑性理論を説明できる弾塑性理論を理解できる弾塑性理論を理解できない
弾塑性モデル弾塑性モデルを説明できる弾塑性モデルを理解できる弾塑性モデルを理解できない
弾塑性問題弾塑性問題を解説できる弾塑性問題を理解できる弾塑性問題を理解できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
標準的な弾性力学,数値弾性力学の入門,標準的な塑性力学,材料力学の延長としての塑性力学入門,数値弾性力学の入門,塑性加工学の入門について授業を進める.また,輪講形式の学生による課題のプレゼンテーションも行う.講義1時間につき2時間の予習・復習等を行うこと.到達目標に達しない場合の学生への対応は適宜,補講等により対応する.
授業の進め方・方法:
講義・質問形式の授業を行うほか,輪講形式の学生による課題のプレゼンテーションも行う.
注意点:

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 序論:数理塑性力学および材料学を基礎とする結晶塑性学の役割,これらの相互の関連,塑性力学の応用分野(強度計算,塑性加工解析). 弾塑性の役割、応用分野を理解する
2週
3週
4週
5週
6週
7週 単軸応力状態での応力・ひずみ関係とそのモデル化:単軸引張り・圧縮あるいは単純せん断における応力-ひずみ関係と数理モデル. 応力とひずみ関係を理解する
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週 単純な応力状態での弾塑性問題:はりの曲げ,丸棒のねじりなどを例にとり,単純な応力状態における弾塑性応力・ひずみ解析(材料力学的手法による) 弾塑性応力・ひずみ解析を理解する
14週
15週
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6020010010100
基礎的能力402001001080
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020