離散数学特論

科目基礎情報

学校 弓削商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 離散数学特論
科目番号 0044 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 金田 伸

到達目標

集合論とグラフ理論について講義を行う。
集合論は自然科学を記述する言語としての役割を果たす。
グラフ理論は、電気回路網や通信網の解析などに必要不可欠な理論である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 集合論を習得できる集合論で定義される様々な概念を理解し、それらを扱うことができる集合論の言葉が理解できる集合論の言葉が理解できない
評価項目2 グラフ理論を習得できるグラフ理論で定義される様々な概念を理解し、それらを扱うことができるグラフ理論の言葉が理解できるグラフ理論の言葉が理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義はグラフ理論の入門的内容である.
授業の進め方・方法:
講義では、指導者が理論を解説し, 学習者はその理論を駆使し具体的な対象について計算をすることで内容の定着, 習得を図る.
講義の際, 指導者はスライドやアニメーションを用いることで, 抽象的な理論をわかりやすく解説する.
注意点:
1単位あたり30時間の自学自習を必要とする.

実務経験のある教員による授業科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 集合論の復習1 部分集合、共通部分などの用語を理解できる
2週 集合論の復習2 補集合、ド・モルガンの法則を理解できる
3週 演習 集合論の知識を正しく扱える
4週 直積集合、同値関係 直積集合と同値関係について理解できる
5週 写像 写像の用語について理解できる
6週 無限集合とカントールの対角線論法 無限集合の性質について理解できる
7週 演習 同値関係や無限集合の知識を正しく扱える
8週 中間試験
2ndQ
9週 半順序関係 半順序関係について理解できる
10週 極大・極小 極大・極小について理解できる
11週 演習
12週 グラフ理論入門1 グラフ理論の基本的な用語を理解できる
13週 グラフ理論入門2 グラフ理論の基本的な用語を理解できる
14週 オイラー閉路、ハミルトン閉路 オイラー閉路とハミルトン閉路の違いを理解できる
15週 演習 グラフ理論の知識を正しく扱える
16週 期末試験

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力3020000050
専門的能力2010000030
分野横断的能力1010000020