科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 哲学
科目番号 1422 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 総合科学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン著『論理哲学論考』(岩波文庫)
担当教員 佐々木 正寿

到達目標

【到達目標】
 現代哲学の名著のひとつである『論理哲学論考』(ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン)を精読することをつうじて、「哲学する」という人間に固有のあり方について学ぶ(知る)と同時に、世界における人間のあり方について深く思索する契機を得る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「哲学する」という態度の実例をテクストのうちに読み取るとともに、それをテクストに即して実践することができる。「哲学する」という態度の実例をテクストのうちで読み取ることができる。「哲学する」という態度をテクストのうちに読み取ることができない。
評価項目2人間存在について思索する契機を獲得し、自ら思索を深めることができる。テクストの読解をつうじて、人間存在について思索する契機を獲得することができる。人間存在について思索する契機を見出すことができない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 【建設工学教育プログラム】(A) 説明 閉じる
JABEE (E) 説明 閉じる
JABEE 基準1(2)【建設工学教育プログラム】(a) 説明 閉じる
JABEE 基準1(2)【建設工学教育プログラム】(b) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「哲学する(philosophieren)」ということを、たとえわずかでも自ら実践することを目標とする。今年度は、現代哲学の名著のひとつである『論理哲学論考』(ヴィゲンシュタイン)を学生諸君とともに読んでゆく(テキストとしては日本語訳(岩波文庫)を用いる)。
授業の進め方・方法:
テクストの著者および背景等について簡潔に解説したのち、学生諸君とともにテクストを読解してゆく。学生諸君には、テクストの内容(論点)を部分ごとにまとめることを求め、また、思索すべき事柄をめぐって議論するよう促す。
注意点:
原則として定期試験にもとづいて評価する(成績評価に占める定期試験の割合:ca. 100%)。学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。哲学における《思索の事柄》に対して主体的に取り組んでいるかどうかについて評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 哲学への誘い。受講に関する留意点。 「哲学」という学問の特質について知る。
2週 現代哲学の主潮流の概略とヴィトゲンシュタインの思索について。 現代哲学の主要な動向の概略を知る。ヴィゲンシュタインに関する基本事項を知る。
3週 現代哲学の主潮流の概略とヴィトゲンシュタインの思索について。 現代哲学の主要な動向の概略を知る。ヴィゲンシュタインに関する基本事項を知る。
4週 現代哲学の主潮流の概略とヴィトゲンシュタインの思索について。 現代哲学の主要な動向の概略を知る。ヴィゲンシュタインに関する基本事項を知る。
5週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
6週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
7週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
8週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
2ndQ
9週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
10週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
11週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
12週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
13週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
14週 (前学期試験)
15週 (答案返却)
16週
後期
3rdQ
1週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
2週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
3週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
4週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
5週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
6週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
7週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
8週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
4thQ
9週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
10週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
11週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
12週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
13週 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
14週 (学年末試験)
15週 (答案返却)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力800000080
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020