総合英語I

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 総合英語I
科目番号 1477 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合科学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Takaichi Okuda & Anthony Allan "Writing Points! Basic Grammar for Better Writing"(金星堂)
担当教員 ガイン デニス

到達目標

1.1~3年生で学んだ基本的な文法の知識を定着させて,英語で書かれた文章を読み、正しく理解することができる。
2.1~3年生で学んだ基本的な英文法を正しく使って,文章を書くことができる。
3. TOEIC L&R テストの形式を学び,設問のパターン等に慣れる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 <Vocabulary>TOEIC L&Rテストで400点以上の得点レヴェルの語彙力がついている。TOEIC L&Rテストで300~390点程度の得点レヴェルの語彙力がついている。TOEIC L&Rテストで250点未満の得点レヴェルの語彙力である。
評価項目2 <Grammar>TOEIC L&Rテストで400点以上の得点レヴェルの文法力がついている。TOEIC L&Rテストで300~390点程度の得点レヴェルの文法力がついている。TOEIC L&Rテストで250点未満の得点レヴェルの文法力である。
評価項目3 <Reading>TOEIC L&R テストで400点以上の得点レヴェルの英文読解力がある。TOEIC L&Rテストで300~390点程度の得点レヴェルの英文読解力がある。TOEIC L&Rテストで250点未満の得点レヴェルの英文読解力である。
評価項目4 <Writing>辞書を用いながらでも,意味のある文章を書くことができ、見直した時にエラーに気づいて自分で訂正することができる。辞書を用いながらでも,意味のある文章を書くことができる。見直した時にエラーに気づくことができないが,教員が導けば訂正することができる。辞書を用いながらでも,意味のある文章を書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1. 3年生までに習得した文法を忘れず,今後も正しく使っていくことができるように,文法復習を中心としたreadingとwritingの練習を行う。Readingの練習の際には,ネイティヴが英文を声に出して読む際の抑揚や区切りを学ぶために,listeningの練習もあわせて行う。Writingの練習の際には,教科書に書かれてある文や自分が作った文を実際に読んでみて,相手にどう伝わるのかを知るために,speakingの練習もあわせて行う。
2. 英語コミュニケーション能力を測定するために開発されたTOEIC L&Rテストにおいて,中位レヴェルのスコアに到達するために,各partの問題の特徴を踏まえたListening対策,Incomplete Sentences,Text Completion,Reading Comprehension問題に必要な語彙・文法・速読を含めた包括的なReading対策を行うことで,英語力を向上させる。
授業の進め方・方法:
解説(講義)と演習の組み合わせにより,1年間で"Writing Points! Basic Grammar for Better Writing"を1冊こなす。その他,追加の問題練習プリント等を課し,さらなる英語運用能力の向上を促進する。
注意点:
試験の成績を70%,平素の学習状況等(小テスト・課題提出)を30%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均,学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。なお,後学期中間の評価は前学期中間,前学期末,後学期中間の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
※学年末の課題点(10%)は,1月に行われるTOEIC IPテスト(実力試験)の点数を参考にする。
※教科書だけでなく,英和・和英辞書および1年生の時に購入した"Harvest"を毎回持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
授業の説明とTOEIC L&Rテストの形式と特徴の説明
2週 Unit 1 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
3週 Unit 2 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
4週 Unit 3 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
5週 Unit 4 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
6週 Unit 5 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
7週 Unit 1~5のまとめ
TOEIC L&Rテストの練習
Listening Sectionにおける写真描写問題,応答問題,会話問題,説明文問題,Reading Section における文法・語彙問題,誤文指摘問題,読解問題の特徴を学び問題演習の対処法の基本を習得する。
8週 前学期中間試験
2ndQ
9週 Unit 6 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
10週 Unit 7 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
11週 Unit 8 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
12週 Unit 9 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
13週 Unit 10 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
14週 Unit 11 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
15週 Unit 6~11のまとめ
TOEIC L&Rテストの練習
Listening Sectionにおける写真描写問題,応答問題,会話問題,説明文問題,Reading Section における文法・語彙問題,誤文指摘問題,読解問題の特徴を学び問題演習の対処法の基本を習得する。
16週 前学期末試験
後期
3rdQ
1週 Unit 12 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
2週 Unit 13 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
3週 Unit 14 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
4週 Unit 15 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
5週 Unit 16 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
6週 Unit 17 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
7週 Unit 12~17のまとめ
TOEIC L&Rテストの練習
Listening Sectionにおける写真描写問題,応答問題,会話問題,説明文問題,Reading Section における文法・語彙問題,誤文指摘問題,読解問題の特徴を学び問題演習の対処法の基本を習得する。
8週 後学期中間試験
4thQ
9週 Unit 18 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
10週 Unit 19 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
11週 Unit 20 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
12週 Unit 21 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
13週 Unit 22 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
14週 Unit 23 文法の正確な使い方を復習し,4技能を総合的に向上させ,TOEIC L&Rテストに備える。
15週 Unit 18~23のまとめ
TOEIC L&Rテストの練習
Listening Sectionにおける写真描写問題,応答問題,会話問題,説明文問題,Reading Section における文法・語彙問題,誤文指摘問題,読解問題の特徴を学び問題演習の対処法の基本を習得する。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験小テスト課題合計
総合評価割合702010100
基礎的能力702010100