国語I

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成22年度 (2010年度)
授業科目 国語I
科目番号 0000 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 総合科学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 教科書:「国語総合」(第一学習社)参考書:「クリアカラー国語便覧」(数研出版)問題集:「ポイント別&なぞり書き 漢字マスター」明治書院 「小倉百人一首暗唱ノート」(京都書房)
担当教員 細川 光洋

目的・到達目標

1.読む力:文章の内容を的確に把握できる。
2.書く力:内容について論理的な言葉で説明できる。
3.言葉の知識:漢字、語句を理解し、文章表現のなかで正しく使えるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文章の内容を論旨に沿って把握することができ、要約することができる。文章の内容を論旨に沿って把握することができる。文章の内容を十分に把握することができない。
評価項目2テーマ内容について論理的な言葉で表現力豊かに説明できる。テーマ内容について論理的な言葉で説明することができる。テーマ内容について論理的な言葉で説明することができない。
評価項目3漢字、語句を理解し、自らの文章表現のなかで積極的に使うことができる。漢字、語句を理解し、文章表現のなかで正しく使うことができる。漢字、語句の理解が十分でなく、文章表現のなかで正しく使うことができていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
文章の内容を把握できると同時に、自分の言葉で説明できるようになる。
また、語彙を増やし、言語感覚を磨くことによって、論理的思考力と豊かな感受性を身につける。
授業の進め方と授業内容・方法:
テキストおよび補助的なプリントをもとにした講義形式で行う。また、ペアワークやグループによる発表演習を行い、相互の理解を深める。
注意点:
試験の成績を80%、平素の学習状況等(授業態度・課題の提出・漢字テスト・小テスト等を含む)を20%の割合で総合的に評価する。技術者が身につけるべき基礎的
教養として、「到達目標」に掲げた3点の達成度を評価する。なお、通年科目における後学期中間の評価は、前学期中間、前学期末、後学期中間の各期間の評価の平均とする。

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 「絵はすべての人の創るもの」[1-2]:論の展開に注意して、論旨を把握する。
指示語や接続詞に留意しながら、論理の組み立てを理解する。
2週 「絵はすべての人の創るもの」[1-2]:論の展開に注意して、論旨を把握する。
論の展開をふまえて、文章の要旨をまとめる。
3週 「水の東西」[3-4]:対比構造から、筆者の論理の組み立てをつかむ。 対比関係をつかみながら、文章の内容を理解する。
4週 「水の東西」[3-4]:対比構造から、筆者の論理の組み立てをつかむ。 対比関係をふまえて、文章の要旨をまとめる。
5週 古文入門「古文を読むために」1-3 [5] : 歴史的仮名遣いや文語文法について学ぶ。
歴史的仮名遣い(文語のは行の扱いなど)や助詞の省略など、文語文法の基本的事項を理解する。
6週 『宇治拾遺物語』 Ⅰ「児のそら寝」[6] : 音読を通じて、古文に親しむ。

文語文法をふまえて、文節のつながりを理解し、正しく音読することができる。
7週 『宇治拾遺物語』 Ⅱ「絵仏師良秀」[7-8] :主語を確認しながら、説話文を読む。 省略された主語や目的語を補いながら、説話文の内容を理解する。
8週 『宇治拾遺物語』 Ⅱ「絵仏師良秀」[7-8] :主語を確認しながら、説話文を読む。 係り結びやばの用法をふまえ、登場人物の心情を読み取ることができる。
2ndQ
9週 「羅生門」[9-11] :場面の展開に即して、作中人物の心情の推移を読み取る。 新出漢字の読みや意味調べを行い、文章の内容を正しく読み取ることができる。文中の比喩表現の効果について理解する。
10週 「羅生門」[9-11] :場面の展開に即して、作中人物の心情の推移を読み取る。 場面の構成に着目して、登場人物の心情の変化を読み取ることができる。
11週 「羅生門」[9-11] :場面の展開に即して、作中人物の心情の推移を読み取る。 場面の構成に着目して、登場人物の心情の変化を読み取ることができる。登場人物のその後について、読解をもとに考えをまとめることができる。
12週 「訓読に親しむ」1-2 [12] :漢文訓読のルールに即して、格言に込められた意味を理解する。
漢文訓読のルールに即して、格言に込められた意味を理解する。
13週 「漢文を読むために」1-2 [13] :訓点など、漢文を読むための基礎的な知識を得る。

訓点・再読文字など、漢文を読むための基礎的な知識をもとに、文を正しく訓読することができる。
14週 故事「漁夫之利」「狐借虎威」[14-15] :故事成語の成り立ちと内容を理解する。
訓読の知識をもとに、文章を正しく読むことができる。故事成語の成り立ちと内容を理解する。
15週 故事「漁夫之利」「狐借虎威」[14-15] :故事成語の成り立ちと内容を理解する。
文章の内容を正しく理解し、自分の言葉で要旨をまとめることができる。
16週
後期
3rdQ
1週 「語と意味」[16-17] :論理の展開をとらえ、筆者の考え方をつかむ。 対比構造をもとに論理の展開をとらえ、筆者の考え方をつかむことができる。
2週 「語と意味」[16-17] :論理の展開をとらえ、筆者の考え方をつかむ。 対比構造をもとに論理の展開をとらえ、文章の要旨をまとめることができる。
3週 詩歌「甃のうへ」「一つのメルヘン」[18] :表現の特色を理解し、その詩情を味わう。 詩歌の形式や表現の特色を理解し、その詩情を味わい、自分の言葉で鑑賞文をまとめることができる。
4週 短歌「その子二十」[19-20] :短詩型の持つ可能性や味わいについて考え、実作を試みる。 短詩型の持つ可能性や味わいについて考え、情景を思い描きながら鑑賞することができる。
5週 短歌「その子二十」[19-20] :短詩型の持つ可能性やあ次話について考え、実作を試みる。
短歌の鑑賞をもとに、みずから短歌を創作することができる。相互評価を通じて歌の魅力を理解する。
6週 『伊勢物語』より「芥川」「東下り」[21-22] :物語を読み、王朝人の物の感じ方を味わう。
文語文のルールに則して物語を読み取ることができる。掛詞・折句・縁語など和歌の修辞法を理解する。
7週 『伊勢物語』より「芥川」「東下り」[21-22] :物語を読み、王朝人の物の感じ方を味わう。
歌物語の場面に即して、作中人物の心情の変化を読み取ることができる。
8週 和歌『百人一首』[23-24] :競技カルタのルールを理解し、王朝和歌の世界を味わう。
百人一首の成り立ちや歴史について理解を深め、1~50番の和歌を暗唱する。
4thQ
9週 和歌『百人一首』[23-24] :競技カルタのルールを理解し、王朝和歌の世界を味わう。
バラ取り、源平戦など競技カルタのルールを理解し、競技に参加することができる。
10週 『夢十夜』「第一夜」「第六夜」[25-27] :情景や心情を、表現に即して読み取る。
比喩表現や擬態語の内容をふまえ、情景を思い描きながら、内容を読み取る(第一夜)。
11週 『夢十夜』「第一夜」「第六夜」[25-27] :情景や心情を、表現に即して読み取る。
情景を思い描くとともに、作者の批評精神を読み取る(第六夜)。
12週 『夢十夜』「第一夜」「第六夜」[25-27] :情景や心情を、表現に即して読み取る。
夏目漱石の評論文などを参考に、小説で扱われたテーマにについて理解を深め、要旨をまとめることができる。
13週 「花のいざない」[28-30] :随想の魅力を味わう。 指示語や接続詞に留意しながら、文章の組み立てを理解する。
14週 「花のいざない」[28-30] :随想の魅力を味わう。 論の展開をふまえて、文章の要旨をまとめる。
15週 「花のいざない」[28-30] :随想の魅力を味わう。 対比構造を意識しながら、四百字程度で、自らも随想文を書くことができる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80105500100
基礎的能力500000050
専門的能力300000030
分野横断的能力010550020