英語III

科目基礎情報

学校	高知工業高等専門学校	開講年度	平成27年度 (2015年度)
授業科目	英語III
科目番号	0033	科目区分	一般 / 必修
授業形態	講義	単位の種別と単位数	履修単位: 3
開設学科	総合科学科	対象学年	3
開設期	通年	週時間数	3
教科書/教材	教科書：伊東冶己他「New One World Communication Ⅲ」（教育出版） 復習教材：「New One World Communication Ⅲワークブック」（教育出版） 参考書：英和辞書，和英辞書，必要に応じて資料を配布する。
担当教員	宮川 敏春,渡邊 真理香

到達目標

【到達目標】
１．精読と速読の基本技術を身につけることができる。
２．語彙，文の構造・連結，文章の展開方法が理解できる。
３．様々な種類の英文に接しながら，長文読解に対する知的好奇心を醸成することができる。
４．英語を通して異文化を理解することができる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1 ＜Reading＞	自分に身近な事柄や興味関心のある内容の英語の文章を読んで，内容の90%を理解することができる。	自分に身近な事柄や興味関心のある内容の英語の文章を読んで，内容の70%を理解することができる。	自分に身近な事柄や興味関心のある内容の英語の文章を読んで，だいたいの内容しか理解することができない。
評価項目2 ＜Listening＞	自分に身近な事柄や興味関心のある内容の英文を聞いて，その速さが一般的な英文の速度でも内容を理解することができる。	自分に身近な事柄や興味関心のある内容の英文を聞いて，その速さが一般的な英文の速度でも，おおむね内容を理解することができる。	自分に身近な事柄や興味関心のある内容の英文を聞いて，その速さがゆっくりとわかりやすい速度でなければ，おおむねの内容を理解することができない。
評価項目3 ＜Speaking＞	自分の身近な事柄や興味・関心のある内容に関して，短い節をつなげながら接続語を用いながら適切な英文で具体的に話すことができる。	自分の身近な事柄や興味・関心のある内容に関して，単純な短い文レベルで具体的に伝えることができる。	自分の身近な事柄や興味・関心のある内容に関して，単純な短い文レベルでジェスチャーを用いながらでないと伝えることができない。ところどころ文法のミスもある。
評価項目4 ＜Writing＞	身近な事柄や興味・関心のある内容を簡単な英文で正しく表現することができる。	身近な事柄や興味・関心のある内容を簡単な英文で表現することができる。誤りがあったとしても，指摘されれば，正しく書き直すことができる。	身近な事柄や興味・関心のある内容を簡単な英語で文意を伝えることができない。誤りを指摘されても，正しく書き直すことができない。

教育方法等

概要:

英語で書かれた様々なスタイルの文章を読み，的確に概要を把握する力と精読，さらに速読する力を身につける。「英語Ⅱ」までに培った基礎力に加え，さらにレベルの高い英文読解力と語彙の習得を養成することに主眼を置く。さらに，英語でコミュニケーションを図ろうとする態度の育成をはかる。

授業の進め方・方法:

授業の前段階として，新出単語の意味調べや本文の内容把握は学習者が事前の予習段階で行うことが大前提である。その上で、授業ではリスニングや本文の音読活動を取り入れながら，復習すべき文法項目や精読・速読の上達技術に目を向けるよう指導する。英語のMeaning 重視の指導にFormにも目を向ける指導を組み入れたFocus on Formを採用した授業とする。

注意点:

試験の成績70%と平素の学習状況（課題・小テスト・レポート等を含む）を30%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均，学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。なお，通年科目における後学期中間の評価は前学期中間，前学期末，後学期中間の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として，到達目標に対する達成度を試験等において評価する。定期試験は全学科共通問題。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	オリエンテーション Reading Task 1：フレーズ・リーディング	フレーズ・リーディングの基本が理解できる。
		2週	Reading Task2：主語＋述語動詞	主語＋述語動詞の部分を理解することができる。
		3週	Reading Task3：マッピングー図式化して内容を把握するー	英文を読んで、キーワードをマッピングできる。
		4週	Reading Task4：トピック・センテンスー主題となっている文を見つける Reading Task5：代名詞の中身を読み取るー	トピック・センテンス、パラグラフの構造が理解できる。 代名詞の中身の読み取りができる。
		5週	Reading Task6：比較・対照	比較・対照するときの表現が理解できる。
		6週	Reading Task7：原因と結果を明らかにする Reading Task8：時間的順序・列挙・例示	物事の原因と結果を説明する方法が理解できる。時間的順序・列挙・例示の仕方が理解できる。
		7週	LESSON 1-2：キーワードに注意して、語群ごとに読み取る	代名詞、関係詞、先行詞の中身が理解できる。
		8週	LESSON 1-2：キーワードに注意して、語群ごとに読み取る	代名詞、関係詞、先行詞の中身が理解できる。
	2ndQ
		9週	LESSON 3-5：キーワードに注意して読む・語群ごとに読み取る	代名詞、関係詞、先行詞、省略の中身と概要が理解できる。
		10週	LESSON 3-5：キーワードに注意して読む・語群ごとに読み取る	代名詞、関係詞、先行詞、省略の中身と概要が理解できる。
		11週	LESSON 3-5：キーワードに注意して読む・語群ごとに読み取る	代名詞、関係詞、先行詞、省略の中身と概要が理解できる。
		12週	LESSON 3-5：キーワードに注意して読む・語群ごとに読み取る	代名詞、関係詞の中身と人物の心情が理解できる。
		13週	LESSON 3-5：キーワードに注意して読む・語群ごとに読み取る	代名詞、関係詞の中身と人物の心情が理解できる。
		14週	LESSON 3-5：キーワードに注意して読む・語群ごとに読み取る	代名詞、関係詞の中身と人物の心情が理解できる。
		15週	LESSON 3-5：キーワードに注意して読む・語群ごとに読み取る	代名詞、関係詞の中身と人物の心情が理解できる。
		16週	前学期末試験
後期
	3rdQ
		1週	Supplementary Lesson1：概要把握	シャドーイングを試みながら概要把握の技法を学ぶ。
		2週	Supplementary Lesson1：概要把握	シャドーイングを試みながら概要把握の技法を学ぶ。
		3週	LESSON 6-8：行間を読む・起承転結に注意して読む	接続詞、関係詞、仮定法の中身と文脈が理解できる。
		4週	LESSON 6-8：行間を読む・起承転結に注意して読む	接続詞、関係詞、仮定法の中身と文脈が理解できる。
		5週	LESSON 6-8：行間を読む・起承転結に注意して読む	接続詞、関係詞、倒置、比較の中身と文脈が理解できる。
		6週	LESSON 6-8：行間を読む・起承転結に注意して読む	接続詞、関係詞、倒置、比較の中身と文脈が理解できる。
		7週	LESSON 9-10：場面と登場人物をとらえる	形式主語、不定詞、完了形の中身と文脈が理解できる。
		8週	LESSON 9-10：場面と登場人物をとらえる	形式主語、不定詞、完了形の中身と文脈が理解できる。
	4thQ
		9週	LESSON 9-10：場面と登場人物をとらえる	形式主語、不定詞、完了形の中身と文脈が理解できる。
		10週	LESSON 11-12：本格的な長文に挑戦する	無生物主語、分詞構文、関係詞の非制限用法の中身と文脈が理解できる。
		11週	LESSON 11-12：本格的な長文に挑戦する	無生物主語、分詞構文、関係詞の非制限用法の中身と文脈が理解できる。
		12週	LESSON 11-12：本格的な長文に挑戦する	無生物主語、分詞構文、関係詞の非制限用法の中身と文脈が理解できる。
		13週	LESSON 11-12：本格的な長文に挑戦する	無生物主語、分詞構文、関係詞の非制限用法の中身と文脈が理解できる。
		14週	LESSON 11-12：本格的な長文に挑戦する	無生物主語、分詞構文、関係詞の非制限用法の中身と文脈が理解できる。
		15週	LESSON 11-12：本格的な長文に挑戦する	無生物主語、分詞構文、関係詞の非制限用法の中身と文脈が理解できる。
		16週	学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類		分野	学習内容	学習内容の到達目標	到達レベル	授業週
基礎的能力	人文・社会科学	英語	英語運用の基礎となる知識	英語のつづりと音との関係を理解できる。	3	前3
				英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。	3	前3
				英語の発音記号を見て、発音できる。	2	前4
				リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。	2	前4
				語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。	3	前6,前7
				文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。	3	前5,前6,前7
				文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。	3	前5,前6,前7
				中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。	3	前8,前9,前10
				中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。	3	前10
				高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。	3	前15
			英語運用能力の基礎固め	日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。	2	後15
				日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。	2	後15
				説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。	2	後15
				平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。	2	後3
				日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。	1	後3
				母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。	1	後15
				毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。	2	後3
				自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。	2	後15
				毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。	3	後5
				自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。	2	後15
	工学基礎	グローバリゼーション・異文化多文化理解	グローバリゼーション・異文化多文化理解	世界の歴史、交通・通信の発達から生じる地域間の経済、文化、政治、社会問題を理解し、技術者として、それぞれの国や地域の持続的発展を視野においた、経済的、社会的、環境的な進歩に貢献する資質を持ち、将来技術者の役割、責任と行動について考えることができる。	2	後15

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	70	0	0	0	0	30	100
基礎的能力	70	0	0	0	0	30	100