到達目標
【到達目標】
1.心理学という学問に触れる。
2.様々な心理学の基礎となる知識を身に付ける。3.自分で気づき考える内省力を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
心理学特有の概念と日常言語との区別ができますか。 | 心理学用語と日常言語の区別をした上で、その違いを説明できれば理想的です。 | 試験で心理学用語を用いて論じることを要求されていることが分かり、その指示に従った回答ができれば標準的な到達レヴェルです。 | たとえば、「あいつは自尊心が高いので高飛車だ」などということを答案に書けば不可です。 |
心理学の知識が日常生活のどのような側面に活用されているか、それを指摘して説明できますか。 | 工業製品や経済活動における心理学の応用を理論的に説明できれば理想的です。 | どういう心理学の知識があれば、将来の進路選択に有効であるかある程度理解できれば標準的です。 | 心理学と日常生活の関係を指摘できなければ不可です。 |
心理学の理論やモデルのメカニズムを説明できることを、自分の言葉で表現できますか。 | 心理学用語のみならず技術用語を専門外の人に分かるように説明できれば非常に理想的です。また用語を体系だてて理解しているとなお理想的です。 | 体系づけての理解は十分ではないものの、特定の理論やモデルにはその背景を含めた全体像があることが表現できれば標準的です。 | テキストの丸写しは不可です。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
心理学は非常に多くの細分化された専門分野のある学問で、それぞれの専門分野は心理学以外の人文社会科学・自然科学・医療福祉・芸術といった幅広い学問と関連しています。工業と非常に密接な関連のある分野としては「産業・組織心理学」や「人間工学」という分野もあります。みなさんの将来の進路において、こういう分野の心理学の知識を技術に応用する機会があると思います。それは今すぐのことではありませんが、そのときに備えて、「そもそも『心理学』とはどのような学問なのか」ということを紹介するのが、この授業の目的です。
授業の進め方・方法:
基本的には、基礎知識を講義形式で進める授業形式をとります。単元により、事例を提示し、グループディスカッションを行います。講義形式の授業、グループディスカッションともに、授業感想レポートを提出してもらいます。
注意点:
基本的には、板書方式+スライド提示にて授業を行いますが、ノートテイクがどうしても苦手な場合には事前に申し出てください。毎回提出してもらうレポートは、自身の気づきを自身の言葉で表現しようとしているかどうかに評価の重点をおきます。(「よく分かった」「難しかった」といった内容は評価対象外になります)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
心理学とは |
今まで認識していた心理学と、学問としての心理学との違いなどを知り、いかにして心理学が発生してきたかについて理解する。
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2週 |
心理学とは |
今まで認識していた心理学と、学問としての心理学との違いなどを知り、いかにして心理学が発生してきたかについて理解する。
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3週 |
知覚・認知について |
何気なくしている普段の行動の基礎にある理論について理解する
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4週 |
知覚・認知について |
何気なくしている普段の行動の基礎にある理論について理解する
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5週 |
記憶・学習について |
インプットとアウトプットの関係を知り、行動の背景を理解する。
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6週 |
記憶・学習について |
インプットとアウトプットの関係を知り、行動の背景を理解する。
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7週 |
記憶・学習について |
インプットとアウトプットの関係を知り、行動の背景を理解する。
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8週 |
発達について |
心理学観点と近年の脳科学からの知見とを照らし合わせて、人間の不思議に触れる
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2ndQ |
9週 |
人格・心理検査について |
心理学の出発点ともいえる「個人差」について理解する
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10週 |
人格・心理検査について |
心理学の出発点ともいえる「個人差」について理解する
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11週 |
社会と適応 |
「健康である」とは何をさすのか、とても難しいテーマです。一緒に考えましょう。(おもに配布資料によって進めます)
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12週 |
社会と適応 |
「健康である」とは何をさすのか、とても難しいテーマです。一緒に考えましょう。(おもに配布資料によって進めます)
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13週 |
心理療法について |
おそらく、多くの人が「心理学」と聞いてイメージすると思われる分野です。人はどのように変容できるのか、精神的健康とはどういったことか、一緒に考えましょう。
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14週 |
心理療法について |
おそらく、多くの人が「心理学」と聞いてイメージすると思われる分野です。人はどのように変容できるのか、精神的健康とはどういったことか、一緒に考えましょう。
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15週 |
期末考査 |
筆記試験を行います。出題形式は選択問題・論述問題、両方あります。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民 | 諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。 | 3 | |
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 84 | 6 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 6 | 0 | 0 | 0 | 4 | 70 |
専門的能力 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 |
分野横断的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 24 |