科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 哲学
科目番号 1043 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 総合科学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ、『啓蒙の弁証法』(岩波文庫)
担当教員 佐々木 正寿

到達目標

【到達目標】
 現代哲学の名著のひとつである『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)を精読することをつうじて、「哲学する」という人間に固有のあり方について学ぶ(知る)と同時に、現代社会の問題と人間のあり方について深く思索する契機を得る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「哲学する」という態度の実例をテクストのうちに読み取るとともに、それをテクストに即して実践することができる。「哲学する」という態度の実例をテクストのうちで読み取ることができる。「哲学する」という態度をテクストのうちに読み取ることができない。
評価項目2人間存在について思索する契機を獲得し、自ら思索を深めることができる。テクストの読解をつうじて、人間存在について思索する契機を獲得することができる。人間存在について思索する契機を見出すことができない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 【機械・電気工学教育プログラム】(A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 【建設工学教育プログラム】(A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 【物質工学教育プログラム】(A) 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
「哲学する(philosophieren)」とはどのようなことであるのかについて学ぶことを目標とする。今年度は、現代哲学の名著のひとつである『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)を学生諸君とともに読んでゆく(テキストとしては日本語訳(岩波文庫)を用いる)。
授業の進め方・方法:
テクストの著者および背景等について簡潔に解説したのち、学生諸君とともにテクストを読解してゆく。学生諸君には、テクストの内容(論点)を部分ごとにまとめることを求め、また、思索すべき事柄をめぐって議論するよう促す。
注意点:
原則として定期試験にもとづいて評価する(成績評価に占める定期試験の割合:ca. 100%)。学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。哲学における《思索の事柄》に対して主体的に取り組んでいるかどうかについて評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 哲学への誘い。受講に関する留意点。 「哲学」という学問の特質について知る。
2週 現代哲学の主潮流の概略とフランクフルト学派の思索について。 現代哲学の主要な動向の概略を知る。フランクフルト学派に関する基本事項を知る。
3週 現代哲学の主潮流の概略とフランクフルト学派の思索について。 現代哲学の主要な動向の概略を知る。フランクフルト学派に関する基本事項を知る。
4週 現代哲学の主潮流の概略とフランクフルト学派の思索について。 現代哲学の主要な動向の概略を知る。フランクフルト学派に関する基本事項を知る。
5週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
6週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
7週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
8週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
2ndQ
9週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
10週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
11週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
12週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
13週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
14週 (前学期試験)
15週 (答案返却)
16週
後期
3rdQ
1週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
2週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
3週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
4週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
5週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
6週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
7週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
8週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
4thQ
9週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
10週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
11週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
12週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
13週 『啓蒙の弁証法』(M.ホルクハイマー、T.W.アドルノ)の精読。 テクストを丹念に読み、思索内容を理解するよう努めるとともに、哲学的思索のあり方を知る。
14週 (学年末試験)
15週 (答案返却)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。3前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力800000080
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020