プログラミングII

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 プログラミングII
科目番号 0068 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 宮田 剛

到達目標

1.エクセルで関数のグラフを作成できる。
2.繰り返しや判断を含むプログラムが作成できる。
3.配列を用いたプログラムを作成できる。
4.VBAプログラムを使いこなすことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ある数式について、エクセルの関数を活用してデータを生成し、グラフを作成できる。エクセルのセルに入力されたデータからグラフを作成できる。エクセルでグラフを作成できない。
評価項目2繰り返しや判断のコマンドを応用し、複雑な判定プログラムが作成できる。繰り返しや判断のコマンドを理解し、基礎的なプログラムが作成できる。繰り返しや判断の処理について理解できない。
評価項目3配列に関するコマンドを応用し、複雑なプログラムを作成できる。配列に関するコマンドを理解し、基礎的なプログラムを作成できる。配列が理解できない。
評価項目4VBAを用いた入出力の画面を応用したプログラムを作成できる。VBAを用いて基礎的な入出力の画面を作成できる。VBAを活用できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
エクセルのグラフィック機能とVBAプログラムを併用することで様々なプログラミングができることを学び,工学的問題に応用できる力を身につけさせることを目標とする。
授業の進め方・方法:
毎回の授業では、パソコン室にて一人一台のパソコンを用いて実施する。
注意点:
試験の成績を60%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を40%の割合で総合的に評価する。学年の評価は前学期中間と前学期末の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、VBAの基礎 エクセルのマクロ機能について理解し、簡単な操作が実施できる。
2週 フローチャートの基礎 フローチャートを理解し、正弦波のデータをVBAプログラムで生成し、グラフを作成できる。
3週 プロシージャの基礎 ファンクションプロシージャを理解し、各種関数のグラフを描かせるためのデータを生成するVBAプログラムが作成できる。
4週 モグラたたきゲーム 与えられたVBAプログラムのアルゴリズム、forループ、doループ、タイマー関数などを理解し、プログラムを修正することができる。
5週 if文と各種演算子 if文、代入演算子、算術演算子、文字列演算子、比較演算子、論理演算子の使い方を理解し、簡単な判定プログラムを作成できる。
6週 配列 配列について理解し、簡単な入出力プログラムを作成できる。
7週 バブルソートと線形探索 交換法と線形探索法を理解し、数字の並び替えやデータ抽出プログラムが作成できる。
8週 アンケート入力画面の作成(1) チェックボックスやオプションボタンの機能を理解し、簡単な入力画面を作成できる。
2ndQ
9週 アンケート入力画面の作成(2) ユーザーフォームの作成方法について理解し、簡単な入力画面が作成できる。
10週 住所録 ユーザーフォームを応用した複雑なプログラム作成を通して、データベース作成の基礎を理解する。
11週 住所録 ユーザーフォームを応用した複雑なプログラム作成を通して、データベース作成の基礎を理解する。
12週 住所録 ユーザーフォームを応用した複雑なプログラム作成を通して、データベース作成の基礎を理解する。
13週 応用演習 今までの知識を応用して、NC加工用の座標計算プログラムを作成できる。
14週 応用演習 今までの知識を応用して、NC加工用の座標計算プログラムを作成できる。
15週 応用演習 今までの知識を応用して、NC加工用の座標計算プログラムを作成できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前1,前2
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前4,前5,前7
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前4,前5
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2前1
インターネットの仕組みを理解し、実践的に使用できる。2前1
情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。2
個人情報とプライバシー保護の考え方について理解し、正しく実践できる。2前1,前8,前9,前10,前11,前12
インターネットを用いた犯罪例などを知り、それに対する正しい対処法を実践できる。3前1,前10,前11,前12
数値計算の基礎が理解できる3前3,前6,前13,前14,前15
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。3前3,前6
データの型とデータ構造が理解できる3前3,前5,前6

評価割合

試験成果物態度合計
総合評価割合60400100
基礎的能力300030
専門的能力3040070
分野横断的能力0000