電子回路II

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電子回路II
科目番号 1067 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:根岸照雄 他「電子回路基礎」(コロナ社)
担当教員 芝 治也

到達目標

1. 基本的な各種電子回路の動作特性が理解できる。
2. 簡単な電子回路の設計ができる。
3. 種々の電子回路の基本構成と動作原理を理解し,個別電子回路の設計に応用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な各種電子回路の動作特性を理解し、動作量を求めることができる。基本的な各種電子回路の動作特性を説明できる。基本的な各種電子回路の動作特性を説明できない。
評価項目2基本的な電子回路の構成について理解し、設計条件に適した回路の設計ができる。簡単な電子回路の設計ができる。簡単な電子回路の設計ができない。
評価項目3種々の電子回路の基本構成と動作原理を理解し,個別電子回路の設計に応用できる。種々の電子回路の基本構成と動作原理について説明できる。種々の電子回路の基本構成と動作原理について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 (D) 説明 閉じる
JABEE基準1(2) (d)(1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 トランジスタ基本回路について学んだ「電子回路I」に引き続き,ここでは,種々の電子回路の基本構成について基礎知識を習得するとともに,これら電子回路の動作特性を調べるための考え方および方法について学習する。これらの学習を通して様々な仕様に対する電子回路設計に取り組むことの出来る応用能力を養うことを目標としている。
授業の進め方・方法:
講義と演習をあわせて行う。わからないところがあれば質問し理解する。
注意点:
試験(電子回路IIもしくは電子回路演習)の成績を70%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を30%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均、学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。なお,通年科目における後学期中間の評価は前学期中間,前学期末,後学期中間の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 高周波増幅回路:高周波増幅回路の特徴について学び,代表的な高周波増幅回路の動作原理や特徴などについて学ぶ。 高周波増幅回路の特徴について説明でき、高周波増幅回路の動作量を求めることができる。
2週 高周波増幅回路:高周波増幅回路の特徴について学び,代表的な高周波増幅回路の動作原理や特徴などについて学ぶ。 高周波増幅回路の特徴について説明でき、高周波増幅回路の動作量を求めることができる。
3週 高周波増幅回路:高周波増幅回路の特徴について学び,代表的な高周波増幅回路の動作原理や特徴などについて学ぶ。 高周波増幅回路の特徴について説明でき、高周波増幅回路の動作量を求めることができる。
4週 高周波増幅回路:高周波増幅回路の特徴について学び,代表的な高周波増幅回路の動作原理や特徴などについて学ぶ。 高周波増幅回路の特徴について説明でき、高周波増幅回路の動作量を求めることができる。
5週 高周波増幅回路:高周波増幅回路の特徴について学び,代表的な高周波増幅回路の動作原理や特徴などについて学ぶ。 高周波増幅回路の特徴について説明でき、高周波増幅回路の動作量を求めることができる。
6週 帰還増幅回路:帰還の原理及び負帰還増幅回路の特徴について学ぶ.負帰還増幅回路の回路例を示し,回路の特性及び動作原理について学ぶ。 帰還の原理及び負帰還増幅回路の特性について説明でき、各負帰還増幅回路の動作量を求めることができる。
7週 帰還増幅回路:帰還の原理及び負帰還増幅回路の特徴について学ぶ.負帰還増幅回路の回路例を示し,回路の特性及び動作原理について学ぶ。 帰還の原理及び負帰還増幅回路の特性について説明でき、各負帰還増幅回路の動作量を求めることができる。
8週 帰還増幅回路:帰還の原理及び負帰還増幅回路の特徴について学ぶ.負帰還増幅回路の回路例を示し,回路の特性及び動作原理について学ぶ。 帰還の原理及び負帰還増幅回路の特性について説明でき、各負帰還増幅回路の動作量を求めることができる。
2ndQ
9週 帰還増幅回路:帰還の原理及び負帰還増幅回路の特徴について学ぶ.負帰還増幅回路の回路例を示し,回路の特性及び動作原理について学ぶ。 帰還の原理及び負帰還増幅回路の特性について説明でき、各負帰還増幅回路の動作量を求めることができる。
10週 帰還増幅回路:帰還の原理及び負帰還増幅回路の特徴について学ぶ.負帰還増幅回路の回路例を示し,回路の特性及び動作原理について学ぶ。 帰還の原理及び負帰還増幅回路の特性について説明でき、各負帰還増幅回路の動作量を求めることができる。
11週 演算増幅器:演算増幅器の基本的な特性について学び,演算増幅回路の基本的な回路について回路構成及び動作原理について学ぶ。 演算増幅器の基本的な特性について説明できる。演算増幅器の基本的な回路について回路構成及び動作原理について説明でき、動作量を求めることができる。
12週 演算増幅器:演算増幅器の基本的な特性について学び,演算増幅回路の基本的な回路について回路構成及び動作原理について学ぶ。 演算増幅器の基本的な特性について説明できる。演算増幅器の基本的な回路について回路構成及び動作原理について説明でき、動作量を求めることができる。
13週 演算増幅器:演算増幅器の基本的な特性について学び,演算増幅回路の基本的な回路について回路構成及び動作原理について学ぶ。 演算増幅器の基本的な特性について説明できる。演算増幅器の基本的な回路について回路構成及び動作原理について説明でき、動作量を求めることができる。
14週 演算増幅器:演算増幅器の基本的な特性について学び,演算増幅回路の基本的な回路について回路構成及び動作原理について学ぶ。 演算増幅器の基本的な特性について説明できる。演算増幅器の基本的な回路について回路構成及び動作原理について説明でき、動作量を求めることができる。
15週 演算増幅器:演算増幅器の基本的な特性について学び,演算増幅回路の基本的な回路について回路構成及び動作原理について学ぶ。 演算増幅器の基本的な特性について説明できる。演算増幅器の基本的な回路について回路構成及び動作原理について説明でき、動作量を求めることができる。
16週
後期
3rdQ
1週 発振回路:代表的な発振回路について,動作原理や特徴等を学ぶ。 発振の原理について説明できる。発振回路について動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
2週 発振回路:代表的な発振回路について,動作原理や特徴等を学ぶ。 発振の原理について説明できる。発振回路について動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
3週 発振回路:代表的な発振回路について,動作原理や特徴等を学ぶ。 発振の原理について説明できる。発振回路について動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
4週 発振回路:代表的な発振回路について,動作原理や特徴等を学ぶ。 発振の原理について説明できる。発振回路について動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
5週 発振回路:代表的な発振回路について,動作原理や特徴等を学ぶ。 発振の原理について説明できる。発振回路について動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
6週 変調及び復調回路:振幅,周波数及び位相についての変調及び復調の代表的な回路,動作原理や特徴等を学ぶ。 各種変調及び復調の原理について説明できる。各種変調及び復調回路の動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
7週 変調及び復調回路:振幅,周波数及び位相についての変調及び復調の代表的な回路,動作原理や特徴等を学ぶ。 各種変調及び復調の原理について説明できる。各種変調及び復調回路の動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
8週 変調及び復調回路:振幅,周波数及び位相についての変調及び復調の代表的な回路,動作原理や特徴等を学ぶ。 各種変調及び復調の原理について説明できる。各種変調及び復調回路の動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
4thQ
9週 変調及び復調回路:振幅,周波数及び位相についての変調及び復調の代表的な回路,動作原理や特徴等を学ぶ。 各種変調及び復調の原理について説明できる。各種変調及び復調回路の動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
10週 変調及び復調回路:振幅,周波数及び位相についての変調及び復調の代表的な回路,動作原理や特徴等を学ぶ。 各種変調及び復調の原理について説明できる。各種変調及び復調回路の動作原理や特徴について説明でき、動作量を求めることができる。
11週 電源回路:電源回路の基本構成回路である整流回路および平滑回路の動作特性について学ぶ.また,得られた直流電圧を安定化させるための安定化回路について学ぶ。 整流回路、平滑回路及び安定化回路の原理及び特徴について説明でき、動作量等を求めることができる。
12週 電源回路:電源回路の基本構成回路である整流回路および平滑回路の動作特性について学ぶ.また,得られた直流電圧を安定化させるための安定化回路について学ぶ。 整流回路、平滑回路及び安定化回路の原理及び特徴について説明でき、動作量等を求めることができる。
13週 電源回路:電源回路の基本構成回路である整流回路および平滑回路の動作特性について学ぶ.また,得られた直流電圧を安定化させるための安定化回路について学ぶ。 整流回路、平滑回路及び安定化回路の原理及び特徴について説明でき、動作量等を求めることができる。
14週 電源回路:電源回路の基本構成回路である整流回路および平滑回路の動作特性について学ぶ.また,得られた直流電圧を安定化させるための安定化回路について学ぶ。 整流回路、平滑回路及び安定化回路の原理及び特徴について説明でき、動作量等を求めることができる。
15週 電源回路:電源回路の基本構成回路である整流回路および平滑回路の動作特性について学ぶ.また,得られた直流電圧を安定化させるための安定化回路について学ぶ。 整流回路、平滑回路及び安定化回路の原理及び特徴について説明でき、動作量等を求めることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。3
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。3
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。3
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。3
重ねの理を説明し、直流回路の計算に用いることができる。3
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。3
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。3
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。3
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。3
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。3
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。3
瞬時値を用いて、簡単な交流回路の計算ができる。3
フェーザを用いて、簡単な交流回路の計算ができる。3
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。3
正弦波交流の複素表示を説明し、これを交流回路の計算に用いることができる。3
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。3
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。3
網目電流法や節点電位法を用いて交流回路の計算ができる。3
重ねの理やテブナンの定理等を説明し、これらを交流回路の計算に用いることができる。3
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。3
相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。3
理想変成器を説明できる。3
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。3
RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。3
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。3
電磁気電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。2
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。2
ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。2
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。2
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。2
静電エネルギーを説明できる。2
電磁誘導を説明でき、誘導起電力を計算できる。2
自己誘導と相互誘導を説明でき、自己インダクタンス及び相互インダクタンスに関する計算ができる。2
電力三相交流における電圧・電流(相電圧、線間電圧、線電流)を説明できる。3
電源および負荷のΔ-Y、Y-Δ変換ができる。3
対称三相回路の電圧・電流・電力の計算ができる。3
変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。2
計測電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。2
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。2
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。2
電力量の測定原理を説明できる。2
制御伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。2
システムの過渡特性について、ステップ応答を用いて説明できる。3
システムの定常特性について、定常偏差を用いて説明できる。2

評価割合

試験その他合計
総合評価割合703000100
基礎的能力703000100
専門的能力00000
分野横断的能力00000