到達目標
1.3年間で学習した物理の知識が身に付いている。
2.簡単な質点の平面運動の問題を微積分で計算できる。
3.基本的な電磁気量を直感的に理解できる。
4.基礎的な電磁気量の量的関係についての知識を持つ。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 平面内の運動(放物運動・円運動・単振動等)に関して,体系だった知識を体得して,法則を具体的な問題に応用して必要な物理量を算出できる。 | 平面内の運動(放物運動・円運動・単振動等)に関して,個別に知識を獲得して,法則を適用して基礎的な物理量を算出できる。 | 平面内の運動(放物運動・円運動・単振動等)に関して,知識の修得が十分でなく,法則を適用して基礎的な物理量を算出できない。 |
評価項目2 | 電磁気学(電流と磁界)に関して,体系だった知識を体得して,法則を具体的な問題に応用して必要な物理量を算出できる。 | 電磁気学(電流と磁界)に関して,個別に知識を獲得して,法則を適用して基礎的な物理量を算出できる。 | 電磁気学(電流と磁界)に関して,知識の修得が十分でなく,法則を適用して基礎的な物理量を算出できない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
工学共通の専門基礎として,3年間で習った物理の範囲の内容(力学,電磁気,波動、熱力学)を再確認し,理解の定着を図る。また、ベクトルと微積分の知識を用いて,力学の基本的な問題を解析的に解ける力を養う。
授業の進め方・方法:
授業計画を参照
注意点:
定期試験の成績を70%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を30%の割合で総合的に評価する。学年末の評価は,後学期中間と学年末の各期間の評価に加えて,国立高等専門学校機構の到達度試験「物理」の評価も合わせた平均とする。
専門科目を学ぶための基礎として,基本的な物理量に関する概念を習得し,かつ基礎的な計算問題が解けるかどうかで判定する。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
平面運動・放物運動[1-3]:ベクトル・微積分を用いた運動の表し方と計算法を学ぶ。 |
放物運動において,ベクトル・微積分を用いた運動の表し方と計算法ができる。
|
2週 |
平面運動・放物運動[1-3]:ベクトル・微積分を用いた運動の表し方と計算法を学ぶ。 |
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。座標を時間で微分し、速度や加速度を求めることができる。
|
3週 |
平面運動・放物運動[1-3]:ベクトル・微積分を用いた運動の表し方と計算法を学ぶ。 |
平面内を移動する質点の運動を、位置ベクトルの変化として理解している。
|
4週 |
単振動・円運動[4-7]:微積分を用いて単振動,円運動を解析する。 |
等速円運動において,ベクトル・微積分を用いた運動の表し方と計算法ができる。
|
5週 |
単振動・円運動[4-7]:微積分を用いて単振動,円運動を解析する。 |
等速円運動において,ベクトル・微積分を用いた運動の表し方と計算法ができる。
|
6週 |
単振動・円運動[4-7]:微積分を用いて単振動,円運動を解析する。 |
単振動において,微積分を用いた運動の表し方と計算法ができる。
|
7週 |
単振動・円運動[4-7]:微積分を用いて単振動,円運動を解析する。 |
単振動において,微積分を用いた運動の表し方と計算法ができる。
|
8週 |
相対運動[8]:慣性力,遠心力を学ぶ。 |
慣性力(遠心力)の考え方を,円運動の解析に応用できる。
|
4thQ |
9週 |
電流のつくる磁界 [9-11]:電流のつくる磁界を計算する。アンペールの法則にふれる。 |
アンペールの法則を利用して,定常電流がつくる静磁界を求めることができる。
|
10週 |
電流のつくる磁界 [9-11]:電流のつくる磁界を計算する。アンペールの法則にふれる。 |
アンペールの法則を利用して,定常電流がつくる静磁界を求めることができる。
|
11週 |
電流のつくる磁界 [9-11]:電流のつくる磁界を計算する。アンペールの法則にふれる。 |
アンペールの法則を利用して,定常電流がつくる静磁界を求めることができる。
|
12週 |
電流が磁界から受ける力[12-13]:電磁力の性質を学ぶ。ローレンツ力を導く。 |
磁場中で電流が受ける力を計算できる。磁場中で荷電粒子が受ける力を計算できる。
|
13週 |
電流が磁界から受ける力[12-13]:電磁力の性質を学ぶ。ローレンツ力を導く。 |
磁場中で電流が受ける力を計算できる。磁場中で荷電粒子が受ける力を計算できる。
|
14週 |
電磁誘導[14-15]:種々の電磁誘導現象を学ぶ。
|
ファラディの法則を利用して,電磁誘導現象を説明できる。
|
15週 |
電磁誘導[14-15]:種々の電磁誘導現象を学ぶ。
|
ファラディの法則を利用して,電磁誘導現象を説明できる。
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |