建築一般構造

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築一般構造
科目番号 5471 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市デザイン工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:今村仁美・田中美都「やさしい建築一般構造」(学芸出版社) 参考書:日本建築学会編「構造用教材」(日本建築学会)
担当教員 池田 雄一

到達目標

1.建築の専門知識に必要な用語が判る。
2.建築物の主体構造や各部位の構成が理解できる。
3.各部構造の納まりが理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築の専門知識に必要な用語が理解でき、説明出来る。建築の専門知識に必要な用語が判る。建築の専門知識に必要な用語が判らない。
評価項目2建築物の主体構造や各部位の構成が理解でき、説明出来る。建築物の主体構造や各部位の構成が理解できる。建築物の主体構造や各部位の構成が理解できない。
評価項目3各部構造の納まりが理解でき、説明出来る。各部構造の納まりが理解できる。各部構造の納まりが理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
JABEE評価 基準1(2)(d)(3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築の導入科目として,建築物の主体構造(木構造,鋼構造など)のしくみを理解し,制振,免震構造などの最新構法の知識を習得する。
授業の進め方・方法:
教科書に沿った予習課題を事前に行い、授業では写真・映像等を用いて重要なポイントを押さえることで、理解を深め、建築構造の知識を確かなものにしていく。
注意点:
試験の成績を60%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を40%の割合で総合的に評価する。学期末の成績は,中間と期末の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンスと建築一般構造を学ぶ意義について 木材や木造建築物の種類や現況を理解する
2週 木材の特徴・木材の性質・比重と強度・木質材料・木構造の特徴と構造形式について学ぶ 木材の特徴・木材の性質・比重と強度・木質材料・木構造の特徴と構造形式を説明できる
3週 在来工法:基礎、地業・軸組・柱頭柱脚金物の設置基準について学ぶ 在来工法の基礎、地業・軸組・の種類と役割が説明できる
4週 在来工法:小屋組・床組・階段・接合部について学ぶ 在来工法の小屋組・床組・階段・接合部について部材名称と役割が説明できる
5週 木構造についての総括を行う 木構造に対する知識を再度復習し、前週までの理解を深める
6週 鉄筋コンクリート造-1 鉄筋コンクリート造のしくみ、コンクリート、鉄筋
7週 鉄筋コンクリート造-2 鉄筋コンクリート造の耐震設計、地震被害
8週 地盤、基礎について-1 土の種類、液状化について学ぶ
2ndQ
9週 地盤、基礎について-2 地盤調査、基礎の種類(杭基礎・直接基礎)
10週 荷重・外力について 固定荷重・積載荷重・積雪荷重
11週 風荷重・地震荷重-1 風荷重について学ぶ
12週 風荷重・地震荷重-2 地震被害の歴史、耐震設計の変遷
13週 新しい耐震設計技術 免震構造・制振構造について
14週 鉄骨造-1 鋼材の性質、構造形式と特徴について学ぶ
15週 鉄骨造-2、その他構造(RC造、SRC造) 接合方法および各部の構成について学ぶ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野水理水理学で用いる単位系を説明できる。3
ベルヌーイの定理を説明でき、これを応用(ベンチュリーメータなど)した 計算ができる。3
開水路不等流の基礎方程式を説明できる。4
河川の管理と整備について、説明できる。4
河川の分類と流域について、説明できる。4
水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。2
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。3
河道およびダムによる洪水対策を説明できる。2
都市型水害と内水処理の対策について、説明できる。2
日本の水資源の現況について、説明できる。2
河川堤防・護岸・水制の役割について、説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価平素の学習状況ポートフォリオ課題・小テスト合計
総合評価割合600010030100
基礎的能力000100010
専門的能力6000003090
分野横断的能力0000000