到達目標
【到達目標】
1.全体として国家公務員Ⅲ種,地方公務員初級に合格するレベルの知識を身につける。
2.水道施設の種類,処理フロー,単位操作が理解でき説明できる。
3.廃棄物の種類,資源化,処理方法が説明できる。
4.生態系の保全方法や各種条約の意味が説明できる。
5.水処理に関与する微生物の代謝や増殖の機能が説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 水道施設の種類,処理フロー,単位操作が理解でき説明できる。 | 水道施設の種類,処理フロー,単位操作がある程度理解でき説明できる。 | 水道施設の種類,処理フロー,単位操作が理解でき説明できない。 |
評価項目2 | 廃棄物の種類,資源化,処理方法が説明できる。 | 廃棄物の種類,資源化,処理方法がある程度説明できる。 | 廃棄物の種類,資源化,処理方法が説明できない。 |
評価項目3 | 生態系の保全方法や各種条約の意味,微生物の機能が説明できる。 | 生態系の保全方法や各種条約の意味,微生物の機能がある程度説明できる。 | 生態系の保全方法や各種条約の意味,微生物の機能が説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (D)
説明
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JABEE評価 基準1(2)(d)(3)
説明
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教育方法等
概要:
上水道の施設や浄水操作方法,廃棄物の種類や処分方法,生態系の保全について,高知県の身近な例を掲げながら分かり易く解説する。また,水処理に関与する微生物の基礎についても学習する。この講義では,主に上水道,廃棄物,生態系,水処理微生物に関する知識を修得し,実務に応用できる基礎知識を身につける。この科目は企業で上下水道や環境関連装置の開発や設計を担当していた教員が、その経験を活かし、それら施設の計画設計等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
下記の授業計画に従って講義を行い,定期的に演習問題を行って内容の理解度や到達度を評価する。後学期中間と学年末に試験を行う。この科目は学修単位科目(授業30時間+自学自習60時間)のため、事前・事後学習としてレポートを実施します。
注意点:
試験の成績を60%,平素の学習状況等(レポート課題や小テスト等を含む)を40%の割合で総合的に評価する。学年末の成績は後学期中間と学年末の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
上水道の役割[1-2]:水道の歴史,役割,構成について解説する。 |
水道の歴史,役割,構成について理解できる。
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2週 |
上水道の役割[1-2]:水道の歴史,役割,構成について解説する。 |
水道の歴史,役割,構成について理解できる。
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3週 |
上水道の計画[3-4]:水道水質基準,水道計画(計画人口,計画給水量)の方法を理解する。 |
水道水質基準,水道計画(計画人口,計画給水量)の方法が理解できる。
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4週 |
上水道の計画[3-4]:水道水質基準,水道計画(計画人口,計画給水量)の方法を理解する。 |
水道水質基準,水道計画(計画人口,計画給水量)の方法が理解できる。
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5週 |
上水道の施設[5-6]:取水,導水,浄水,送水,配水,給水の各施設を理解する。 |
取水,導水,浄水,送水,配水,給水の各施設が理解できる。
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6週 |
上水道の施設[5-6]:取水,導水,浄水,送水,配水,給水の各施設を理解する。 |
取水,導水,浄水,送水,配水,給水の各施設が理解できる。
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7週 |
浄水操作方法[7-8]:浄水の単位操作(凝集・沈殿・ろ過)や高度処理について理解する。 |
浄水の単位操作(凝集・沈殿・ろ過)について理解できる。
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8週 |
浄水操作方法[7-8]:浄水の単位操作(凝集・沈殿・ろ過)や高度処理について理解する。 |
浄水の高度処理について理解できる。
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4thQ |
9週 |
廃棄物の概要[9-12]:廃棄物の種類,収集方式,中間処理(焼却など),法体系などを理解する。 |
廃棄物の種類,収集方式,中間処理(焼却など)などが理解できる。
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10週 |
廃棄物の概要[9-12]:廃棄物の種類,収集方式,中間処理(焼却など),法体系などを理解する。 |
廃棄物の種類,収集方式,中間処理(焼却など)などが理解できる。
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11週 |
廃棄物の概要[9-12]:廃棄物の種類,収集方式,中間処理(焼却など),法体系などを理解する。 |
廃棄物の法体系、ライフサイクルアセスメントなどが理解できる。
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12週 |
廃棄物の概要[9-12]:廃棄物の種類,収集方式,中間処理(焼却など),法体系などを理解する。 |
廃棄物の法体系、ライフサイクルアセスメントなどが理解できる。
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13週 |
生態系の保全[13-15]:生態系の遷移,生物多様性条約,自然再生推進法などを理解する。 |
生態系の構造や機能、生物多様性などが理解できる。
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14週 |
生態系の保全[13-15]:生態系の遷移,生物多様性条約,自然再生推進法などを理解する。 |
生態系の保全方法や環境影響評価について理解できる。
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15週 |
生態系の保全[13-15]:生態系の遷移,生物多様性条約,自然再生推進法などを理解する。 |
生態系の保全方法や環境影響評価について理解できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 環境 | 水道の役割、種類を説明できる。 | 3 | 後1,後2 |
水道計画(基本計画、給水量、水質、水圧等)を理解でき、これに関する計算ができる。 | 3 | 後3,後4,後5,後6,後8 |
浄水の単位操作(凝集、沈澱凝集、濾過、殺菌等)を説明できる。 | 3 | 後7 |
廃棄物の発生源と現状について、説明できる。 | 3 | 後9 |
廃棄物の収集・処理・処分について、説明できる。 | 3 | 後9 |
廃棄物の減量化・再資源化について、説明できる。 | 3 | 後10 |
廃棄物対策(施策、法規等)を説明できる。 | 3 | 後10,後11,後12 |
環境影響評価の目的を説明できる。 | 3 | 後11 |
環境影響評価の現状(事例など)を説明できる。 | 3 | 後11,後14 |
環境影響指標を説明できる。 | 3 | 後11,後15 |
リスクアセスメントを説明できる。 | 3 | 後12 |
ライフサイクルアセスメントを説明できる。 | 3 | 後12 |
生物多様性の現状と危機について、説明できる。 | 3 | 後13 |
生態系の保全手法を説明できる。 | 3 | 後14 |
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。 | 3 | 後15 |
物質循環と微生物の関係を説明できる。 | 3 | 後13 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 | 40 |
専門的能力 | 40 | 20 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |