建築構造計画

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 建築構造計画
科目番号 5576 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市デザイン工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 教科書:和田 章,竹内 徹「建築構造設計概論」(実教出版) 参考書:日本建築学会「鉄筋コンクリート構造,鋼構造設計規準・同解説」(日本建築学会)
担当教員 小田 憲史

目的・到達目標

【到達目標】
1.建築物の構造設計の役割・目的と構造計画の考え方を理解している。
2.建築物に作用する荷重・外力が計算でき、構造骨組と力の流れを理解している。
3.鉄筋コンクリート造,鋼構造の構造設計法の基礎を理解している。
4.耐震設計の基本的な考え方を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築物の構造設計の役割と目的を理解し、建築物の規模別の設計法及び耐震設計の考え方を理解し説明できる。建築物の構造設計の役割と目的を理解し、中・小規模建築物の設計・耐震設計の考え方を理解し説明できる。建築物の構造設計の役割と目的、建築物の規模別の設計法および耐震設計の考え方を説明できない。
評価項目2構造物に作用する荷重および外力の計算ができ、構造骨組と力の流れが説明できる。さらに建築物と地震力による揺れの関係も説明できる。構造物に作用する荷重および外力の計算ができ、構造骨組と力の流れを説明できる。構造物に作用する荷重および外力の計算、構造骨組と力の流れを説明できない。
評価項目3許容応力度等計算により鉄筋コンクリート造と鋼構造の柱・はりの断面設計ができ、層間変形角、剛性率、偏心率の説明ができる。許容応力度等計算により鉄筋コンクリート造と鋼構造の柱・はりの断面設計ができる。許容応力度等計算により鉄筋コンクリート造と鋼構造の柱・はりの断面設計ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
JABEE評価 基準1(2)(d)(3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築物の構造設計の役割と目的を理解し、規模別の設計法と耐震設計の考え方、建築物に作用する荷重と外力の求め方および構造骨組と力の流れを学習する。その上で、許容応力度等計算により鉄筋コンクリート造や鋼構造の柱・はりの断面設計の基本を身につける。
授業の進め方と授業内容・方法:
建築物の構造設計の目的、設計フロー、関連法規について学習する。さらに設計規準に準じて建築物に作用する荷重と外力、構造骨組と力の流れ、および鉄筋コンクリート造と鋼構造の柱・はりの断面設計について演習を通して学習する。最近、多くの建築物に用いられている制振構造や免震構造の考え方についても学習する。
注意点:
試験の成績を60%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を40%の割合で総合的に評価する。学年の評価は後学期中間と後学期末の各期間の成績を平均して評価する。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建築構造設計とは[1-2]:建築設計全体の流れと構造設計の役割、目的について学習する。 建築設計全体の流れと構造設計の役割、目的について説明できる。
2週 建築構造設計とは[1-2]:構造設計全体の流れと設計段階における実施内容について学習する。 構造設計の全体の流れと計画・基本・実施・施工設計における実施内容を説明できる。
3週 構造設計の基規準[3]:建築構造設計に関する法規や設計基規準およびその変遷について学習する。 建築構造設計に関する法規や設計基規準について説明できる。
4週 荷重と外力[4-6]:構造物に作用する荷重・外力の種類とその求め方について学習する。 作用する荷重・外力の種類と長期・短期荷重の区別、および固定・積載・積雪荷重が説明できる。
5週 荷重と外力[4-6]:構造物に作用する荷重・外力の求め方について学習する。 建物に作用する風圧力が計算できる。
6週 荷重と外力[4-6]:構造物に作用する荷重・外力の求め方について学習する。 建物に作用する地震力が計算できる。
7週 構造骨組のモデル化[7-8]:構造計算を行う場合の柱・はりや耐震壁などのモデル化について学習する。 構造計算を行う場合の柱・はりや耐震壁などの主要構造部のモデル化について説明できる。
8週 構造骨組のモデル化[7-8]:作用荷重が屋根から基礎に伝わるまで、構造骨組の力の流れを学習する。 作用荷重が屋根から基礎に伝わるまで構造骨組の力の流れを説明できる。
4thQ
9週 鉄筋コンクリート造[9-11]:柱やはりを構成する部材の役目とそれらの許容応力度を学習する。 柱やはりを構成する部材の役目とそれらの許容応力度を説明できる。
10週 鉄筋コンクリート造[9-11]:曲げモーメントを受ける鉄筋コンクリート造はりの断面設計について学習する。 曲げモーメントを受ける鉄筋コンクリート造はりの断面設計ができる。
11週 鉄筋コンクリート造[9-11]曲げモーメントと軸力を受ける鉄筋コンクリート造柱の断面設計について学習する。 曲げモーメントと軸力を受ける鉄筋コンクリート造柱の断面設計ができる。
12週 鋼構造[12-13]:鋼材の特性と許容応力度、および座屈・横座屈を考慮した部材の許容応力度を学習する。 鋼材の特性と許容応力度、および座屈・横座屈を考慮した部材の許容応力度を計算することができる。
13週 鋼構造[12-13]:軸力、曲げモーメント、せん断力を受ける鋼部材の断面設計について学習する。 軸力、曲げモーメント、せん断力を受ける鋼部材の断面設計ができる。
14週 地震に対する設計[14]:大地震を想定した構造設計の概要及び耐震構造の基礎を学習する。 骨組の保有水平耐力と必要保有水平耐力について説明できる。
15週 最近の構造設計[15]:免震構造,制振構造や耐震診断の基礎を学習する。 耐震構造、制振構造、免震構造について説明することができる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力3000002050
専門的能力2000001030
分野横断的能力1000001020