土木・建築設計製図I

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 土木・建築設計製図I
科目番号 0005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市デザイン工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:奥村敏恵,他「土木製図」(実教出版),「土木製図練習ノート」(実教出版),「建築製図練習ノート」(実教出版),「Jw_cad徹底解説(操作解説編)」(エクスナレッジ)
担当教員 寺田 幸博,北山 めぐみ

到達目標

1.線の種類と太さの使い分けが理解できて,正確に製図できる。
2.対象物の形状を誤解なく説明できる図面を描ける。
3.投影図や透視図を描くことができ,土木・建築図面上に描かれた記号を説明できる。
4.建築模型の製作ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1線の種類と太さの使い分けが理解できて,素早さと美しさを伴って正確に製図できる。線の種類と太さの使い分けが理解できて,正確に製図できる。線の種類と太さの使い分けが理解できるが,正確に製図することができない。
評価項目2対象物の形状を誤解なく説明できる図面を描くことができ、誤りがあるものについて指摘することができる。対象物の形状を誤解なく説明できる図面を描ける。対象物の形状を誤解なく説明できる図面を描くことができない。
評価項目3投影図や透視図を描くことができ、土木・建築図面上に描かれた記号を用いて作図することができる。投影図や透視図を描くことができ,土木・建築図面上に描かれた記号を説明できる。投影図や透視図を描くことができるが,土木・建築図面上に描かれた記号は理解できない。
評価項目4指示書を正確に読み取り、自ら工夫して美しい建築模型を製作できる。指示書を読み取り、建築模型を製作できる。指示書を読み取り、建築模型を製作することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
空間内の三次元体を,規則や慣例にしたがって図面上に正しく表現する知識を得ると共に,建築と土木それぞれの代表的な図面の模写を通じて,それらを構成している関連要素を理解し,専門教科への関心を高める。
授業の進め方・方法:
課題図面の作図及び模型製作を行う。課題ごとに提出期限を設け、課題は期限までに提出しなければならない。
注意点:
毎回の課題を70%,平素の学習状況を30%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均,学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。なお,後学期中間の評価は前学期中間,前学期末,後学期中間の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を課題図面,模型の仕上がりにおいて評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 製図の基礎を復習し、線の作図を行う。 製図にふさわしい線の描き方、線種の使い分けができる。
2週 第一画法の図法を学び、作図する。 第一画法の図法を理解し、作図することができる。
3週 第一画法, 第三画法の図法を学び、作図する。 第一画法・第三画法の図法を理解し、作図することができる。
4週 第三画法の図法を学び、作図する。 第三画法の図法を理解し、作図することができる。
5週 コンパスによる作図法を学び、作図する。 コンパスを用いた作図法を理解し、指示書に描かれた図形を作図することができる。
6週 図学試験:第一画法・第三画法の作図。 適切な画法を選択し、作図することができる。
7週 コンパスを用いて卵形・うずまきを作図する。 土木製図の基礎となる曲線を用いた作図ができる。
8週 コンパスを用いて卵形・うずまきを作図する。 土木製図の基礎となる曲線を用いた作図ができる。
2ndQ
9週 トンネル断面の模写をする。 トンネル断面の構成を理解し、正しく描き写すことができる。
10週 トンネル断面の模写をする。 トンネル断面の構成を理解し、正しく描き写すことができる。
11週 側溝・擁壁標準図の模写をする。 側溝・擁壁の構成を理解し、正しく描き写すことができる。
12週 側溝・擁壁標準図の模写をする。 側溝・擁壁の構成を理解し、正しく描き写すことができる。
13週 CADの基本操作、および材料・境界記号,溶接記号を学び、作図を行う。 CADの基本的な操作を理解し、簡単な作図ができるようになる。
14週 CADの基本操作、および材料・境界記号,溶接記号を学び、作図を行う。 CADの基本的な操作を理解し、簡単な作図ができるようになる。
15週 防波堤標準断面図の模写:CADで「土木製図」製図例3を作図する。 CADの基本的な操作を理解し、簡単な作図ができるようになる。
16週
後期
3rdQ
1週 透視図の作図その1:透視図の基礎知識を学び実際に描いてみる。 プレゼンテーションに有効な様々な透視図の手法を理解する。
2週 透視図の作図その2:1点透視図を作図する。 1点透視図により、簡単な図形の作図ができる。
3週 透視図の作図その2:2点透視図を作図する。 2点透視図により、簡単な図形の作図ができる。
4週 透視図の作図その2:2点透視図を作図する。 2点透視図により、簡単な図形の作図ができる。
5週 透視図の作図その3:「住吉の長屋」の外観パースを作成しよう。 2点透視図を用いて、実際の建築物の外観パースの作図ができる。
6週 透視図の作図その3:「住吉の長屋」の外観パースを作成しよう。 2点透視図を用いて、実際の建築物の外観パースの作図ができる。
7週 透視図の作図その3:「住吉の長屋」の外観パースを作成しよう。 2点透視図を用いて、実際の建築物の外観パースの作図ができる。
8週 CADによる作図その4:「住吉の長屋」の内観パースを作成しよう。 1点透視図を用いて、実際の建築物の内観パースの作図ができる。
4thQ
9週 CADによる作図その4:「住吉の長屋」の内観パースを作成しよう。 1点透視図を用いて、実際の建築物の内観パースの作図ができる。
10週 模型製作その1:スチレンボードによる「箱型建築」を製作する。 建築模型製作に用いられる材料及び道具の使い方を理解し、適切な加工法法を修得する。
11週 模型製作その1:スチレンボードによる「箱型建築」を製作する。 建築模型製作に用いられる材料及び道具の使い方を理解し、適切な加工法法を修得する。
12週 模型製作その2:スチレンボードによる「住吉の長屋」を製作する。 指示書に基づいて建築模型の製作ができる。
13週 模型製作その2:スチレンボードによる「住吉の長屋」を製作する。 指示書に基づいて建築模型の製作ができる。
14週 模型製作その2:スチレンボードによる「住吉の長屋」を製作する。 指示書に基づいて建築模型の製作ができる。
15週 模型製作その2:スチレンボードによる「住吉の長屋」を製作する。 指示書に基づいて建築模型の製作ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ提出物合計
総合評価割合00030070100
基礎的能力000300030
専門的能力000007070
分野横断的能力0000000