概要:
測量実習Ⅲは,トータルステーションを用いた三角測量と平板を用いた地形測量と行いさらにデジタル処理能力を養う。土質実験は,土の物理的および力学的性質について実際の土で実験を行い,実践的技術を習得し,指導力を養い技術的諸問題を主体的に解決できる力およびチーム力をつけることを目標とする。また講義で修得した専門的基礎知識を深める。達成目標は,実習の結果を正確に解析し,工学的に考察し,かつ説明する能力をつけることである。この科目は、隔週で行い通年で行う。
授業の進め方・方法:
測量実習土質実験とも、授業の最初に、実習および実験の手順や注意事項について説明し、班ごとに分かれて学生が主体的に指導書で確認しながら作業を進める。 疑問点や意見があれば教員や技術職員に相談しながらしながら進めていく。
注意点:
1.測量実習:学年評価のみ行う。各班の測定データ・結果を集計し,提出時期や測定精度等を基 準に総合的に評価する。その際,実習態度・機器の取り扱い等も考慮する。
2.土質実験:学年評価のみ行う。評価はテーマごとのレポート(試験方法と結果に対する考察) の合計に,実験態度を含めて,総合的に評価する。
技術者が身につけるべき専門基礎として,測量学と地盤工学に関する実習・実験への取り組む姿勢と理解度を評価する。測量実習と土質実験の両方が「合」のとき,総合的に「合」と評価する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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2週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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3週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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4週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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5週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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6週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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7週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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8週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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2ndQ |
9週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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10週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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11週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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12週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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13週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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14週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
器具の正しい取り扱いと、正確な測量および計算処理ができる。
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15週 |
.三角測量・地形測量[1-15]:①トータルステーションによる校内三角測量を実施し,誤差調整計算をする。②トータルステーションを用いた高低差測量を行い、等高線の作図を行う。クラスを2グループに分け,2~3人程度の班ごとに,上記の2つの測量を並行して行う。③最後にコンピュータによる地形図作成や三角測量のデータ処理を行う。④雨天時は,測量士補問題演習,測量関連ビデオ鑑賞,測量基礎復習演習を行う。 |
計算処理と報告書作成ができ、結果に対する適切な判断ができる。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
土質実験[16-30]:教科書に従って,班単位で各ブロック毎に期限内に下記の項目の実験を行う。各実験に関する概要や注意事項は説明を行うが,その他は各自で学び班毎に教えあい,質問があればその都度質問して自主的な問題解決能力を養う。詳細は:ガイダンス,密度試験[16-18], |
ガイダンスを理解し,密度試験が実施できる。
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2週 |
土質実験[16-30]:教科書に従って,班単位で各ブロック毎に期限内に下記の項目の実験を行う。各実験に関する概要や注意事項は説明を行うが,その他は各自で学び班毎に教えあい,質問があればその都度質問して自主的な問題解決能力を養う。詳細は:ガイダンス,密度試験[16-18], |
ガイダンスを理解し,密度試験が実施できる。
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3週 |
土質実験[16-30]:教科書に従って,班単位で各ブロック毎に期限内に下記の項目の実験を行う。各実験に関する概要や注意事項は説明を行うが,その他は各自で学び班毎に教えあい,質問があればその都度質問して自主的な問題解決能力を養う。詳細は:ガイダンス,密度試験[16-18], |
ガイダンスを理解し,密度試験が実施できる。
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4週 |
液性・塑性試験 [19] |
液性・塑性試験が実施できる。
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5週 |
締め固め試験[20-21] |
締め固め試験が実施できる。
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6週 |
締め固め試験[20-21] |
締め固め試験が実施できる。
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7週 |
粒度試験[22,23] |
粒度試験が実施できる。
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8週 |
粒度試験[22,23] |
粒度試験が実施できる。
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4thQ |
9週 |
透水試験 [24 |
透水試験が実施できる。
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10週 |
一面せん断試験[25,26], |
一面せん断試験が実施できる。
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11週 |
一面せん断試験[25,26], |
一面せん断試験が実施できる。
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12週 |
一軸圧縮試験[27,28] |
一軸圧縮試験が実施できる。
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13週 |
一軸圧縮試験[27,28] |
一軸圧縮試験が実施できる。
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14週 |
現場土の単位体積重量試験[29,30] |
現場土の単位体積重量試験が実施できる。
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15週 |
現場土の単位体積重量試験[29,30] |
現場土の単位体積重量試験が実施できる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 測量 | 区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類について、説明できる。 | 3 | |
測量体系(国家基準点等)を説明できる。 | 3 | 前15 |
距離の種類を説明できる。 | 3 | 前15 |
平坦地や傾斜地の距離測量を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 3 | |
巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 3 | |
光波・電波による距離測量を説明できる。 | 3 | |
器械の据付と取扱いを説明できる。 | 3 | |
器械の検査と調整を理解している。 | 2 | |
単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 3 | |
生じる誤差の取扱いを説明できる。 | 2 | |
種類、手順および方法について、説明できる。 | 2 | |
閉合トラバースの計算ができる。 | 3 | |
器械の据付と取扱いを説明できる。 | 3 | |
測量方法や誤差の取り扱いが説明できる。 | 3 | |
アリダードによる間接水準測量を理解している。 | 3 | |
器械の点検と調整を理解している。 | 2 | |
昇降式や器高式による直接水準測量を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 3 | |
生じる誤差の取扱いを説明できる。 | 3 | |
測定結果から、面積や体積の計算ができる。 | 3 | |
地形図を理解している。 | 2 | |
地形測量の方法を説明できる。 | 3 | |
等高線の性質とその利用について、説明できる。 | 2 | |
単心曲線、緩和曲線、縦断曲線が説明できる。 | 3 | |
緩和曲線や縦断曲線の測設を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 3 | |
写真測量の原理や方法について、説明できる。 | 2 | |
比高の測定を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 3 | |
計測プラットフォームや計測センサーなどを理解している。 | 2 | |
放射・反射の理論や衛星データを理解している。 | 2 | |
測量に用いる座標系を説明できる。 | 3 | |
GNSS測量の原理を説明できる。 | 2 | |
GPS測量の方法を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 3 | |
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。 | 3 | |
測量における誤差の種類を説明でき、これを考慮した計算ができる。 | 3 | |
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。 | 3 | |
最小二乗法の応用(重み・条件付き)を説明できる。 | 2 | |
誤差伝搬の法則を説明できる。 | 2 | |
地盤 | 土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。 | 2 | |
土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。 | 4 | |
土の粒径・粒度分布を説明できる。 | 3 | |
土のコンシステンシーを説明できる。 | 3 | |
土の工学的分類について説明できる。 | 3 | |
土の締固め特性を説明できる。 | 3 | |
土中水の分類を説明できる。 | 3 | |
ダルシーの法則を説明できる。 | 3 | |
透水係数と透水試験について、説明できる。 | 3 | |
土のせん断試験を説明できる。 | 3 | |
砂質土と粘性土のせん断特性を説明できる。 | 3 | |
土の破壊基準を理解している。 | 2 | |
土のせん断試験について考察できる。 | 4 | |
土のせん断特性を説明できる。 | 4 | |