概要:
構造,鉄筋コンクリート,建築環境,海岸,水理,環境における各分野の実験を通じて,工学的な感覚を磨き,専門的基礎知識を深める。また,建設関係の実務あるいは研究開発において応用・展開し得る実践的技術,技術的諸問題に対応できる能力を身につける。
授業の進め方・方法:
1クラスを4班に分け,班毎に各分野のテーマに分かれて実験を行なう。さらにテーマによってはチームを作り協働して実験を行なう。以下の授業計画は1班のものである。レポートは,各自で得られたデータを整理して考察し,指示された期日時刻までに提出する。
注意点:
6つの分野の実験において各々評価し,各分野の実験時間数に応じて総合的に評価する。ただし,各分野の評価は,JABEE基準1(2)における(d)(3)専門的知識を20点,応用する能力を10点,(i)チームで仕事をするための能力を10点,レポートなどを60点で評価し,各評価項目における各分野の平均が6割以上であることが単位修得の条件である。技術者が身につけるべき専門基礎として,上記の到達目標1~7に対する理解と協働の程度を評価する。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
説明[1]:各テーマの目的,留意事項,レポート提出方法等を説明する。 |
各テーマの目的が理解でき,留意事項,レポート提出方法等を確認する。
|
2週 |
環境実験[2-4]:校内池の水質調査,汚濁負荷量の計算,中和滴定のpH計算の方法を理解する。 |
校内池の水質調査,汚濁負荷量の計算,中和滴定のpH計算の方法が理解できる。
|
3週 |
環境実験[2-4]:校内池の水質調査,汚濁負荷量の計算,中和滴定のpH計算の方法を理解する。 |
校内池の水質調査,汚濁負荷量の計算,中和滴定のpH計算の方法が理解できる。
|
4週 |
環境実験[2-4]:校内池の水質調査,汚濁負荷量の計算,中和滴定のpH計算の方法を理解する。 |
校内池の水質調査,汚濁負荷量の計算,中和滴定のpH計算の方法が理解できる。
|
5週 |
RC実験[5-7]:RCはり試験体の作成(鉄筋組立,ひずみゲージ貼付,コンクリート打設)を,ひび割れ発生荷重や耐力の予測計算,載荷実験(実験値と理論値の比較)を学ぶ。 |
RCはり試験体の作成(鉄筋組立,ひずみゲージ貼付,コンクリート打設),ひび割れ発生荷重や耐力の予測計算,載荷実験(実験値と理論値の比較)が理解できる。
|
6週 |
RC実験[5-7]:RCはり試験体の作成(鉄筋組立,ひずみゲージ貼付,コンクリート打設),ひび割れ発生荷重や耐力の予測計算,載荷実験(実験値と理論値の比較)を学ぶ。 |
RCはり試験体の作成(鉄筋組立,ひずみゲージ貼付,コンクリート打設),ひび割れ発生荷重や耐力の予測計算,載荷実験(実験値と理論値の比較)が理解できる。
|
7週 |
RC実験[5-7]:RCはり試験体の作成(鉄筋組立,ひずみゲージ貼付,コンクリート打設),ひび割れ発生荷重や耐力の予測計算,載荷実験(実験値と理論値の比較)を学ぶ。 |
RCはり試験体の作成(鉄筋組立,ひずみゲージ貼付,コンクリート打設),ひび割れ発生荷重や耐力の予測計算,載荷実験(実験値と理論値の比較)が理解できる。
|
8週 |
構造実験[8-10]:全塑性モーメントでの崩壊を想定したはりの極限荷重の計算と載荷実験,1自由度系の自由振動応答から振動の基本物理量を体得する。 |
全塑性モーメントでの崩壊を想定したはりの極限荷重の計算と載荷実験,1自由度系の自由振動応答から振動の基本物理量が理解できる。
|
2ndQ |
9週 |
構造実験[8-10]:全塑性モーメントでの崩壊を想定したはりの極限荷重の計算と載荷実験,1自由度系の自由振動応答から振動の基本物理量を体得する。 |
全塑性モーメントでの崩壊を想定したはりの極限荷重の計算と載荷実験,1自由度系の自由振動応答から振動の基本物理量が理解できる。
|
10週 |
構造実験[8-10]:全塑性モーメントでの崩壊を想定したはりの極限荷重の計算と載荷実験,1自由度系の自由振動応答から振動の基本物理量を体得する。 |
全塑性モーメントでの崩壊を想定したはりの極限荷重の計算と載荷実験,1自由度系の自由振動応答から振動の基本物理量が理解できる。
|
11週 |
海岸実験[11-13]:模擬波浪計測実験,実測及び模擬波浪の代表波(有義波高・周期)算出を学ぶ。 |
模擬波浪計測実験,実測及び模擬波浪の代表波(有義波高・周期)算出法が理解できる。
|
12週 |
海岸実験[11-13]:模擬波浪計測実験,実測及び模擬波浪の代表波(有義波高・周期)算出を学ぶ。 |
模擬波浪計測実験,実測及び模擬波浪の代表波(有義波高・周期)算出法が理解できる。
|
13週 |
海岸実験[11-13]:模擬波浪計測実験,実測及び模擬波浪の代表波(有義波高・周期)算出を学ぶ。 |
模擬波浪計測実験,実測及び模擬波浪の代表波(有義波高・周期)算出法が理解できる。
|
14週 |
まとめ[14-15]:前学期の各実験のまとめを行う。 |
前学期の各実験のまとめを行う。
|
15週 |
まとめ[14-15]:前学期の各実験のまとめを行う。 |
前学期の各実験のまとめを行う。
|
16週 |
|
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
環境実験[16-18]:活性汚泥の浄化のしくみや下水量計算及び下水処理施設設計の方法を学ぶ。 |
活性汚泥の浄化のしくみや下水量計算及び下水処理施設設計の方法が理解できる。
|
2週 |
環境実験[16-18]:活性汚泥の浄化のしくみや下水量計算及び下水処理施設設計の方法を学ぶ。 |
活性汚泥の浄化のしくみや下水量計算及び下水処理施設設計の方法が理解できる。
|
3週 |
環境実験[16-18]:活性汚泥の浄化のしくみや下水量計算及び下水処理施設設計の方法を学ぶ。 |
活性汚泥の浄化のしくみや下水量計算及び下水処理施設設計の方法が理解できる。
|
4週 |
水理実験[19-21]:管水路のエネルギー損失および開水路の比エネルギー,水面形について学ぶ。 |
管水路のエネルギー損失および開水路の比エネルギー,水面形について理解できる。
|
5週 |
水理実験[19-21]:管水路のエネルギー損失および開水路の比エネルギー,水面形について学ぶ。 |
管水路のエネルギー損失および開水路の比エネルギー,水面形について理解できる。
|
6週 |
水理実験[19-21]:管水路のエネルギー損失および開水路の比エネルギー,水面形について学ぶ。 |
管水路のエネルギー損失および開水路の比エネルギー,水面形について理解できる。
|
7週 |
建築環境実験[22-27]:室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法を学ぶ。 |
室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法が理解できる。
|
8週 |
建築環境実験[22-27]:室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法を学ぶ。 |
室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法が理解できる。
|
4thQ |
9週 |
建築環境実験[22-27]:室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法を学ぶ。 |
室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法が理解できる。
|
10週 |
建築環境実験[22-27]:室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法を学ぶ。 |
室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法が理解できる。
|
11週 |
建築環境実験[22-27]:室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法を学ぶ。 |
室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法が理解できる。
|
12週 |
建築環境実験[22-27]:室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法を学ぶ。 |
室内の温湿度分布,照度測定および騒音測定とその評価方法が理解できる。
|
13週 |
まとめ[28-30]:各実験のまとめを行う。 |
各実験のまとめを行う。
|
14週 |
まとめ[28-30]:各実験のまとめを行う。 |
各実験のまとめを行う。
|
15週 |
まとめ[28-30]:各実験のまとめを行う。 |
各実験のまとめを行う。
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
pHに関する実験について理解し、実験ができる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
いくつかの分野の実験・演習・調査などについて理解し、その実験や実践ができる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
実験・実践の結果を解析等によって考察することができる。 | 3 | 前14,前15,後13,後14,後15 |
建築系分野【実験・実習能力】 | 建築系【実験実習】 | 実験の目的と方法を説明できる。 | 2 | 前1 |
建築を取巻く環境(例えば音、光、温度、湿度、振動など)を実験により把握できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
実験結果を整理し、考察できる。 | 3 | 前14,前15,後13,後14,後15 |