英語演習I

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 英語演習I
科目番号 6001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 専攻科(一般・専門基礎共通科目) 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『An Invitation to Critical Thinking』(南雲堂), 英和辞書・和英辞書(電子辞書も可)
担当教員 北原 初枝

到達目標

1.異文化摩擦やメディア・リテラシー等の問題についての英会話を聴いて理解することができる。
2.異文化摩擦やメディア・リテラシー等の問題についての英文を読んで理解することができる。
3.異文化摩擦やメディア・リテラシー等の問題について自分の意見を口頭で述べることができる。
4. 異文化摩擦やメディア・リテラシー等の問題について自分の意見を書くことができる。
5. 批判的に思考する能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 <Listening>標準的なアクセントを用いて自然なスピードで行われる1分程度の英会話を聴いて,その内容を詳細まで理解することができる。標準的なアクセントを用いて自然なスピードで行われる1分程度の英会話を聴いて,その内容を大まかに理解することができる。ゆっくりとしたスピードであれば,詳細を把握することができる。標準的なアクセントを用いて自然なスピードで行われる1分程度の英会話を聴いて,その内容をほとんど理解することができない。ゆっくりとしたスピードであっても,一部しか把握できない。
評価項目2 <Reading>350 words程度の英文を読み,全体を細部まで理解することができる。350 words程度の英文を読み,概要を理解することができる。辞書を用いながらであれば,細部まで理解することができる。350 words程度の英文を読み,概要を理解することができない。辞書を用いながらでも,大まかにしか理解できない。
評価項目3 <Speaking>トピックについて理解したことやそれに対する自分の意見を流暢な英語で話すことができる。トピックについて理解したことやそれに対する自分の意見を誤りの少ない英語で話すことができる。誤りは指摘されれば直すことができる。トピックについて理解したことやそれに対する自分の意見をほとんど英語で話すことができない。誤りを指摘されても直すことができない。
評価項目4 <Writing>トピックについて理解したことやそれに対する自分の意見を,適宜辞書を用いながら,英語で書くことができる。誤りがあっても,自分で気づいて直すことができる。トピックについて理解したことやそれに対する自分の意見を,適宜辞書を用いながら,英語で書くことができる。誤りを指摘されれば,自分である程度直すことができる。トピックについて理解したことやそれに対する自分の意見を,辞書を用いながらでも,英語で書くことができない。誤りを指摘されても,自分で直すことがまったくできない。
評価項目5 <Critical Thinking><Delivery>批判的思考を学び,自らの研究だけでなく,生活全般でも充分に活かすことができる。批判的思考を学び,自らの研究だけでなく,生活全般に必要なものであることを理解できる。批判的思考の必要性を理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標   説明 閉じる
JABEE 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学生は総合的な英語学習を通して,クリティカル・シンキングを身につける。具体的には,異文化摩擦やメディア・リテラシー等の問題について聴く,読む,話す,書く活動を行う。それらと同時に,「先入観」や「事実と意見の混同」等が思考にもたらす害を理解する。
授業の進め方・方法:
・教科書を用いて講義と演習を行う。
・学生は毎授業ペアやグループでディスカッションを行う。
・定期的に既習内容に関する小テストを行う。
注意点:
試験の成績60%と平素の学習状況を40%(小テスト,課題等)の割合で総合的に評価する。学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。実務に応用できる専門基礎知識として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Lesson 1: What is Critical Thinking? 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
2週 Lesson 1: What is Critical Thinking? 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
3週 Lesson 2: Write Your Problems on a Note Pad 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
4週 Lesson 2: Write Your Problems on a Note Pad 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
5週 Lesson 3: Media Literacy: Don't Believe Everything the Media Say! 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
6週 Lesson 3: Media Literacy: Don't Believe Everything the Media Say! 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
7週 Lesson 4: The Spirit of Wa(Harmony) 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
8週 Lesson 4: The Spirit of Wa(Harmony) 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
2ndQ
9週 Lesson 5: Xenophopia 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
10週 Lesson 5: Xenophopia 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
11週 Lesson 6: Telephone Message Game 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
12週 Lesson 6: Telephone Message Game 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
13週 Lesson 7: Analyze Your Pattern of Thinking 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
14週 Lesson 7: Analyze Your Pattern of Thinking 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
15週 前学期のまとめ 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
16週 前学期末試験
後期
3rdQ
1週 Lesson 8: The Difference between Fact and Opinion 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
2週 Lesson 8: The Difference between Fact and Opinion 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
3週 Lesson 9: The Pitfalls of the English Language 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
4週 Lesson 9: The Pitfalls of the English Language 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
5週 Lesson 10: What is Your Blood Type? 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
6週 Lesson 10: What is Your Blood Type? 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
7週 Lesson 11: Gender Bias 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
8週 Lesson 11: Gender Bias 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
4thQ
9週 Lesson 12: Skepticism 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
10週 Lesson 12: Skepticism 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
11週 Lesson 13: Life after Trauma: PTSD and PTG 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
12週 Lesson 13: Life after Trauma: PTSD and PTG 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
13週 Lesson 14: How to Make a Persuasive Presentation 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
14週 Lesson 14: How to Make a Persuasive Presentation 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
15週 後学期のまとめ 総合的に英語力を高めながら,クリティカル・シンキングを身につける。
16週 後学期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験その他合計
総合評価割合6040100
基礎的能力603090
専門的能力01010