概要:
本講義では,河川や湖沼などの公共用水域の水質悪化や排水処理対策,廃棄物処理や循環型社会への取り組みなど,我々の身近な社会生活に関する環境問題,種の絶滅や生物多様性の危機に対して生態系を保全・再生に関する自然環境問題,また,地球温暖化・オゾン層の破壊・砂漠化などの広範囲かつ多くの原因により発生する地球環境問題について,専門的基礎知識を身につけ,想像する能力,問題を察知し解決する能力を養うことを目標とする。この科目は企業で上下水道や環境関連装置の開発や設計を担当していた教員が、その経験を活かし、それら施設の計画設計等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
講義形式
注意点:
試験の成績60%,レポート40%の割合で総合的に評価する。実務に応用できる専門基礎知識として,各種環境問題の理解の程度を試験等において評価する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
地球と人類の歴史[1]:地球の成り立ちと物質循環,人類とエネルギーの関係を解説する。 |
地球と人類の歴史について理解できる。
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2週 |
人類の存続と地球規模の環境問題[2]:様々な地球規模の環境問題について理解する。
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人類の存続を脅かす地球規模の環境問題について考察できる。
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3週 |
エネルギー問題と持続可能な社会[3]:持続可能な開発における国際的な取り組みについて解説する。
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資源の枯渇と持続可能な開発,国際的な取り組みを理解できる。
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4週 |
公害問題と環境政策[4]:国内における産業発展による公害問題と法制度について理解する。 |
国内の公害問題の歴史を説明できる。
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5週 |
自然環境問題と対策[5]:生態系を保全・再生するための法制度,自然再生事業などを理解する。 |
生態系を保全・再生する法制度を理解でき、自然再生の方法について考察できる。
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6週 |
地球温暖化問題と対策[6-8]:地球温暖化のメカニズム,IPCCの内容,国内外の取り組み等について解説する。 |
地球温暖化のメカニズム,IPCCの内容が説明できる。
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7週 |
地球温暖化問題と対策[6-8]:地球温暖化のメカニズム,IPCCの内容,国内外の取り組み等について解説する。 |
地球温暖化が自然や私たちの生活に及ぼす影響について説明できる。
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8週 |
地球温暖化問題と対策[6-8]:地球温暖化のメカニズム,IPCCの内容,国内外の取り組み等について解説する。 |
地球温暖化問題に対する国内外の取り組みについて説明できる。
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2ndQ |
9週 |
世界の水資源問題[9-10]:世界の水資源問題について,国内外における現状と課題,取組み等について解説する。 |
世界の水資源問題が説明できる。
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10週 |
世界の水資源問題[[9-10]:世界の水資源問題について,国内外における現状と課題,取組み等について解説する。 |
世界の水資源問題に対する取り組みや課題が説明できる。
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11週 |
工学統計の基礎[11]:確率と期待、標本分布に関する基礎を解説する。 |
確率と期待、標本分布の基礎的な問題が解ける。
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12週 |
工学統計の基礎[12]:確率と期待、標本分布に関する基礎を解説する。 |
主に正規分布、t分布、χ二乗分布に関する問題が解ける。
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13週 |
工学統計の基礎[13]:平均の区間推定、分散の区間推定を解説する。 |
母平均および母分散の区間推定に関する問題が解ける。
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14週 |
工学統計の基礎[14]:仮説検定の考え方および基礎的な仮説の検定を解説する。 |
正規分布の平均に関する検定ができる。
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15週 |
工学統計の基礎[15]:確率分布の考え方および基礎的な確率分布について解説する。 |
基礎的な確率分布に関する問題が解ける。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 環境 | 環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 2 | |
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。 | 2 | |
水質指標を説明できる。 | 2 | |
水質汚濁の現状を説明できる。 | 2 | |
水域生態系と水質変換過程(自浄作用、富栄養化、生物濃縮等)について、説明できる。 | 2 | |
水質汚濁の防止対策・水質管理計画(施策、法規等)を説明できる。 | 2 | |
下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。 | 2 | |
汚泥処理・処分について、説明できる。 | 2 | |
廃棄物の発生源と現状について、説明できる。 | 2 | |
廃棄物の収集・処理・処分について、説明できる。 | 2 | |
環境影響評価の目的を説明できる。 | 2 | |
環境影響評価の現状(事例など)を説明できる。 | 2 | |
ライフサイクルアセスメントを説明できる。 | 2 | |
生物多様性の現状と危機について、説明できる。 | 2 | |
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |