到達目標
1.粉体の粒度を理解している。
2.粒子層(固定層,流動層)の流動特性を理解している。
3.沈降,沪過,集塵を理解し,必要な計算ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 粉体の粒度について理解し,必要な計算ができる。 | 粉体の粒度について理解している。 | 粉体の粒度について理解していない。 |
評価項目2 | 粉体の固定層・流動層の流動性について理解し,必要な計算ができる。 | 粉体の固定層・流動層の流動性について理解している。 | 粉体の固定層・流動層の流動性について理解していない。 |
評価項目3 | 沈降,沪過,集塵方法について理解し、必要な計算ができる。 | 沈降,沪過,集塵方法について理解している。 | 沈降,沪過,集塵方法について理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
化学工業では,原料から製品生産を行ううえで様々な分離工程を経由する必要があり,相変化の過程を伴わず,機械的な手段で分離する方法も多用される。本講義では,固体を取り扱う機械的分離操作を解説し,装置設計に携わるための専門知識を学ぶ。
授業の進め方・方法:
教科書・配布資料をもとに,随時演習課題を取り入れた講義形式で授業を行う。
注意点:
試験の成績70%,演習課題等からなる平常点30%の割合で総合的に評価する。実務に応用できる専門基礎知識として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.粒度[1-2]:粉体の粒度 |
粒子の代表径,平均粒子径を理解している。
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2週 |
1.粒度[1-2]:粉体の粒度 |
粒子の代表径,平均粒子径を理解している。
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3週 |
2.沈降[3-9]:沈降による固液分離について学ぶ。 |
単一粒子運動の抵抗係数,終末速度を理解し,必要な計算ができる。
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4週 |
2.沈降[3-9]:沈降による固液分離について学ぶ。 |
単一粒子運動の抵抗係数,終末速度を理解し,必要な計算ができる。
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5週 |
2.沈降[3-9]:沈降による固液分離について学ぶ。 |
懸濁液の回分沈降速度と濃度の関係を理解し,必要な計算ができる。
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6週 |
2.沈降[3-9]:沈降による固液分離について学ぶ。 |
懸濁液の回分沈降速度と濃度の関係を理解し,必要な計算ができる。
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7週 |
2.沈降[3-9]:沈降による固液分離について学ぶ。 |
連続沈降収支式を理解している。
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8週 |
2.沈降[3-9]:沈降による固液分離について学ぶ。 |
シックナーの所用面積の計算ができる。
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2ndQ |
9週 |
2.沈降[3-9]:沈降による固液分離について学ぶ。 |
シックナーの所用面積の計算ができる。
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10週 |
3.沪過[10-12]:沪過による固液分離について学ぶ。 |
沪過の基本式を理解している。
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11週 |
3.沪過[10-12]:沪過による固液分離について学ぶ。 |
フィルタープレスの計算ができる。
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12週 |
3.沪過[10-12]:沪過による固液分離について学ぶ。 |
フィルタープレスの計算ができる。
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13週 |
4.粒子層[13]:固定層,流動層の流動特性について学ぶ。 |
固定層,流動層の流動特性、圧力損失を理解している。
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14週 |
5.集塵[14-15]:集塵による気固分離について学ぶ。 |
設計式を用いてサイクロンの計算ができる。
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15週 |
5.集塵[14-15]:集塵による気固分離について学ぶ。 |
設計式を用いてサイクロンの計算ができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 化学工学 | 分級や粒径分布について理解している。 | 3 | |
粉体の固定層・流動層など流動性について理解している。 | 3 | |
粉砕、沈降、ろ過、集じん方法について理解し、必要な計算ができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 演習課題等 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 15 | 65 |
専門的能力 | 20 | 15 | 35 |