化学技術者として,専門知識の応用,社会の要求への取り組み,論理的な記述とコミュニケーション,自主的で継続的な学習,一定の制約下での仕事の遂行などができるようになる。
1.研究の内容,目的,課題を理解し,目的達成,課題解決に向けて,自主的に取り組み,実験結果を分析解析し,研究を発展させることができる。
2.成果を論理的に解析し,論文を作成し,発表会などでプレゼンテーションすることができる。
概要:
本科での基本的な専門知識を基に,研究の内容,目的と課題を理解し,指導教員の指導の下,目的と課題解決に向けて自主的に研究内容をデザイン(立案・計画)して実験に取り組み,得られた結果を分析解析し,更に研究を発展させる能力を身につける。得られた成果は,校内研究発表会,各種学会発表などに積極的に参加して発表し,プレゼンテーション能力およびコミュニケーション能力を高める。また,実験結果を体系的,論理的にまとめ,化学的に考察しまとめることができる記述能力を養う。
授業の進め方・方法:
各指導教員の指導や助言に従い、研究をおこなう。
注意点:
研究に対する取り組み方,研究成果,校内研究発表会などを基に評価する。取り組み方と研究成果については,指導教員が作成した資料を参考に物質工学専攻会議で評価する。校内研究発表会は,専攻科教員全員の採点を参考に物質工学専攻会議で評価する。最終的には物質工学専攻会議でこれらを総合して評価して,合否を決定する。専門知識の実践的応用能力,論理的な記述力,コミュニケーション力について評価する
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学リテラシー | 工学リテラシー | 基礎的原理や現象を理解するための実験手法、実験手順、実験データ処理法等について理解する。 | 5 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の取扱いに慣れ、安全に実験を行うことができる。 | 5 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の進め方について理解し、実践できる。 | 5 | |
実験テーマの内容を理解し、実験・測定結果の妥当性評価や考察等について論理的な説明ができる。 | 5 | |
実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解し、実践できる。 | 5 | |
専門的能力 | 専門的能力の実質化 | PBL教育 | PBL教育 | 工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。 | 3 | |
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。 | 4 | |
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。 | 4 | |
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。 | 3 | |
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。 | 2 | |
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。 | 3 | |