建設材料学特論

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 建設材料学特論
科目番号 0003 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:竹村和夫、戸川一夫、他「建設材料」(森北出版社) 岡村 甫「鉄筋コンクリート工学」(市ヶ谷出版社) 資料配布,ビデオおよびスライドを教材とします。 参考書:JCI「コンクリート工学」,JCI「コンクリート技術の要点」
担当教員 横井 克則

到達目標

1.コンクリートの製造と施工工程について説明できる。
2.各種コンクリート及び連続繊維補強材の諸性質を説明できる。
3.鉄筋コンクリートの疲労強度を計算ができる。
4.廃棄物のコンクリートへの有効利用方法について説明できる。
5.コンクリートの劣化と維持管理について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
製造と施工コンクリートの製造と施工工程について説明でき,品質管理についても説明できる。コンクリートの製造と施工工程について説明できる。コンクリートの製造と施工工程について説明できない。
各種コンクリート各種コンクリート及び連続繊維補強材の諸性質を説明でき、その適用を提案できる。各種コンクリート及び連続繊維補強材の諸性質を説明できる。各種コンクリート及び連続繊維補強材の諸性質を説明できない。
疲労強度鉄筋コンクリートの疲労に対する計算ができ,安全性を検討できる。鉄筋コンクリートの疲労強度に対する計算できる。鉄筋コンクリートの疲労に対する計算ができない。
廃棄物の有効利用廃棄物のコンクリートへの有効利用方法について説明でき、その適用を提案できる。廃棄物のコンクリートへの有効利用方法について説明できる。廃棄物のコンクリートへの有効利用方法について説明できない。
劣化と維持管理コンクリートの劣化と維持管理について説明でき、補修方法を提案できる。コンクリートの劣化と維持管理について説明できる。コンクリートの劣化と維持管理について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近年新たに開発された材料も加え,様々な建設材料の特徴や用途等を学習することで,本科で学習した一般的な建設材料と併せ,建設材料に関する専門的総合知識を習得する。また,産業廃棄物を建設材料に有効利用するためのいくつかの方策を学習することにより,地域との関わりに配慮でき,また地域の技術的諸問題を解決できる技術者を育成する。
授業の進め方・方法:
適宜レポートを課し,内容を確認・報告させることにより,内容の理解度・到達度を確認する。
注意点:
評価は,定期試験における成績が60%,平素の学習状況等(課題・レポート・プレゼンテーション等を含む)が40%の比率とし総合的に評価する。実務に応用できる専門基礎知識として,到達目標に示した事項に対する理解度・達成度を評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,建設材料に関する復習[1]:一般的な建設材料についてその諸性質を復習する。 一般的な建設材料についてその諸性質を説明できる。
2週 レディミクストコンクリート[2-4]:コンクリートの製造と施工の工程につて学習する。 コンクリートの製造と施工工程について説明できる。
3週 レディミクストコンクリート[2-4]:コンクリートの製造と施工の工程につて学習する。 コンクリートの製造と施工工程について説明できる。
4週 レディミクストコンクリート[2-4]:コンクリートの製造と施工の工程につて学習する。 コンクリートの製造と施工工程について説明できる。
5週 各種コンクリート[5-6]:各種コンクリートの諸性質・施工について学習する。 各種コンクリート及び連続繊維補強材の諸性質を説明できる。
6週 各種コンクリート[5-6]:各種コンクリートの諸性質・施工について学習する。 各種コンクリート及び連続繊維補強材の諸性質を説明できる。
7週 疲労設計[7-9]:コンクリートおよび鉄筋の疲労強度を計算し,安全性の検討を行う。 鉄筋コンクリートの疲労強度の計算ができる。
8週 疲労設計[7-9]:コンクリートおよび鉄筋の疲労強度を計算し,安全性の検討を行う。 鉄筋コンクリートの疲労強度の計算ができる。
4thQ
9週 疲労設計[7-9]:コンクリートおよび鉄筋の疲労強度を計算し,安全性の検討を行う。 鉄筋コンクリートの疲労強度の計算ができる。
10週 コンクリート構造物の劣化と維持管理[10]:点検・調査や補修工事について学習する。 コンクリートの劣化と維持管理について説明できる。
11週 エココンクリートの概念[11]:ポ-ラスコンクリ-トの諸性質と利用法について学習する。 ポ-ラスコンクリ-トの諸性質と利用法を説明できる。
12週 廃棄物のコンクリートへの有効利用法[12]:特に高知県内で発生する廃棄物を対象とする。 廃棄物のコンクリートへの有効利用方法について説明できる。
13週 連続繊維補強材[13]:新しく開発された鉄筋に替わる補強材について学習する。 連続繊維補強材の特徴を説明できる。
14週 コンクリートを取り巻く最近の話題[14]:学会誌等を読むことで,最新の情報を知る。 コンクリートを取り巻く最近の話題を説明できる。
15週 プレゼンテーション [15]:提出された課題のププレゼンテーションを行い,議論を通じて学習する。
各種建設材料について、それぞれの性質を説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合601000030100
基礎的能力0000000
専門的能力601000030100
分野横断的能力0000000