到達目標
1.海洋・海岸構造物の種類と機能を説明できる。2.海の波の基本的な特性が説明できる。3.分散の式を用いて,波長の計算ができる。4.代表波(有義波高・周期)の計算ができる。5.気象条件から波浪推算が出来る。6.海岸近くの流れと水理現象が説明できる。7.海岸構造物の設計における波の変形の取り扱い方法が理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 海洋・海岸構造物の種類と機能を説明できる。また、海の波の基本的な特性が説明できる。 | 海洋・海岸構造物の種類と機能を理解できる。また、海の波の基本的な特性が理解できる。 | 海洋・海岸構造物の種類と機能を理解できる。また、海の波の基本的な特性が理解できる。 |
評価項目2 | 分散の式を用いて,波長の計算方法を説明できる。また、代表波(有義波高・周期)の計算ができることに加えて、気象条件から波浪推算する方法を説明できる。 | 分散の式を用いて,波長の計算ができる。また、代表波(有義波高・周期)の計算ができることに加えて、気象条件から波浪推算が出来る。 | 分散の式を用いて,波長の計算ができない。また、代表波(有義波高・周期)の計算ができることに加えて、気象条件から波浪推算が出来ない。 |
評価項目3 | 海岸近くの流れと水理現象が説明できる。また、海岸構造物の設計における波の変形の取り扱い方法が理解できる。 | 海岸近くの流れと水理現象が理解できる。また、海岸構造物の設計における波の変形の取り扱い方法が理解できる。 | 海岸近くの流れと水理現象が理解できない。また、海岸構造物の設計における波の変形の取り扱い方法が理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE新基準1(2) (d)
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学習・教育到達目標 2(D)
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教育方法等
概要:
海岸侵食や高潮・高波のような海岸災害が頻繁に発生する高知県において,海岸工学の知識を習得した技術者の要請がある。海岸工学では,波が浅海域 に来襲してきてから発生する色々な水理現象について学ぶ。本科5年生の海岸水理学で学んだ基礎知識をもとに,海岸・海岸構造物に作用する波力や海岸付近の流れについて学習する。海岸・海洋構造物の設計に必要な波力や流れについて学習することで建設技術者としての基礎的専門知識を習得することができる。
授業の進め方・方法:
授業は、授業計画に沿って通常の講義形式とする。
注意点:
試験の成績を60%,平素の学習状況等(レポート課題や小テスト等を含む)を40%の割合で総合的に評価する。実務に応用できる専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
1. 海洋・海岸構造物の種類と機能[1] |
海洋・海岸構造物の種類と機能について理解理解できる。
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2週 |
2. 海の波の基本的な特性[2-4] |
水面変動,波長,波速,水粒子速度,波圧について理解できる。
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3週 |
2. 海の波の基本的な特性[2-4] |
水面変動,波長,波速,水粒子速度,波圧について理解できる。
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4週 |
2. 海の波の基本的な特性[2-4] |
水面変動,波長,波速,水粒子速度,波圧について説明できる。
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5週 |
3. 波のエネルギー[5-6] |
波の群速度,エネルギー輸送について理解できる。
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6週 |
3. 波のエネルギー[5-6] |
波の群速度,エネルギー輸送について説明できる。
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7週 |
4. 深海波,浅海波の理論[7] |
微小振幅波理論と有限振幅波理論について説明できる。
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8週 |
5. 海洋の波の取り扱い[8-9] |
代表波,波高分布,方向スペクトルについて理解できる。
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4thQ |
9週 |
5. 海洋の波の取り扱い[8-9] |
代表波,波高分布,方向スペクトルについて説明できる。
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10週 |
6. 波浪推算[10-11] |
SMB法,ウイルソン法について理解できる。
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11週 |
6. 波浪推算[10-11] |
SMB法,ウイルソン法について説明できる。
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12週 |
7. 波の変形[12-15] |
換算沖波,屈折,回折を説明できる。
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13週 |
7. 波の変形[12-15] |
浅水変形、砕波を説明できる。
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14週 |
7. 波の変形[12-15] |
換算沖波,屈折,回折,浅水変形及び砕波について、海岸構造物の設計における取り扱いを理解できる。
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15週 |
7. 波の変形[12-15] |
換算沖波,屈折,回折,浅水変形及び砕波について、海岸構造物の設計における取り扱いを説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 地盤 | 土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。 | 3 | |
土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。 | 4 | |
土のせん断試験を説明できる。 | 3 | |
土のせん断特性を説明できる。 | 4 | |
土の破壊規準を説明できる。 | 4 | |
地盤内応力を説明できる。 | 3 | |
有効応力の原理を説明できる。 | 4 | |
ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。 | 3 | |
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。 | 5 | |
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |