環境工学特論

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 環境工学特論
科目番号 0018 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 教科書:プリントを配布し,それに基づき講義および演習を行う。 参考書:住友・村上・伊藤他「新版 環境工学」(理工図書),有田正光「環境問題へのアプローチ」(東京電機大学出版局),青山芳之「環境生態学入門」(オーム社)
担当教員 山崎 慎一,岡田 将治

到達目標

1. 全体として国家II種,地方上級,技術士一次試験,公害防止管理者試験の受験に必要な基礎知識を身につける。
2. 各種環境問題の原因・メカニズム・対策等を系統立てて説明できる程度の知識を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1生活環境、自然環境、地球環境の問題を幅広く理解し、その対策について具体的に説明できる。生活環境、自然環境、地球環境の問題を理解し、その対策について説明できる。生活環境、自然環境、地球環境の問題を理解していない。その対策についても説明できない。
評価項目2世界の水資源問題について幅広く理解し、その取り組みについて具体的に説明できる。世界の水資源問題について理解し、その取り組みについて説明できる。世界の水資源問題について理解していない。その取り組みについても説明できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では,河川や湖沼などの公共用水域の水質悪化や排水処理対策,廃棄物処理や循環型社会への取り組みなど,我々の身近な社会生活に関する環境問題,種の絶滅や生物多様性の危機に対して生態系を保全・再生に関する自然環境問題,また,地球温暖化・オゾン層の破壊・砂漠化などの広範囲かつ多くの原因により発生する地球環境問題について,専門的基礎知識を身につけ,想像する能力,問題を察知し解決する能力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
教科書にしたがって講義形式で伝える
注意点:
試験の成績60%,レポート40%の割合で総合的に評価する。実務に応用できる専門基礎知識として,各種環境問題の理解の程度を試験等において評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生活環境問題と対策[1-4]:環境及び環境問題とは,戦後の公害問題,化学汚染と有機汚染,環境基準,水質指標(DO,BOD,SS,pH),富栄養化現象,下水道の役割と処理プロセス,活性汚泥法などについて理解する。
生活環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
2週 生活環境問題と対策[1-4]:環境及び環境問題とは,戦後の公害問題,化学汚染と有機汚染,環境基準,水質指標(DO,BOD,SS,pH),富栄養化現象,下水道の役割と処理プロセス,活性汚泥法などについて理解する。
生活環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
3週 生活環境問題と対策[1-4]:環境及び環境問題とは,戦後の公害問題,化学汚染と有機汚染,環境基準,水質指標(DO,BOD,SS,pH),富栄養化現象,下水道の役割と処理プロセス,活性汚泥法などについて理解する。
生活環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
4週 生活環境問題と対策[1-4]:環境及び環境問題とは,戦後の公害問題,化学汚染と有機汚染,環境基準,水質指標(DO,BOD,SS,pH),富栄養化現象,下水道の役割と処理プロセス,活性汚泥法などについて理解する。
生活環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
5週 生活環境問題と対策[5-6]:社会構造と廃棄物問題,循環型社会と法制度を理解する。 生活環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
6週 生活環境問題と対策[5-6]:社会構造と廃棄物問題,循環型社会と法制度を理解する。 生活環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
7週 自然環境問題と対策[7-8]:生態系とは,生物群集と生態系への役割,人間活動の生態系への影響(生物多様性,外来種など)などについて理解する。 自然環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
8週 自然環境問題と対策[7-8]:生態系とは,生物群集と生態系への役割,人間活動の生態系への影響(生物多様性,外来種など)などについて理解する。 自然環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
2ndQ
9週 自然環境問題と対策[9-10]:生態系を保全・再生するための法制度(ラムサール条約,環境影響評価法,ミティゲーションなど),自然再生事業の事例,バイオマスエネルギーなどを理解する。 自然環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
10週 自然環境問題と対策[9-10]:生態系を保全・再生するための法制度(ラムサール条約,環境影響評価法,ミティゲーションなど),自然再生事業の事例,バイオマスエネルギーなどを理解する。 自然環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
11週 地球環境問題と対策[11-13]:地球環境問題とは,地球温暖化のメカニズム,IPCCの内容,技術,政治,経済等の状況,国内外の取り組み等について理解する。 地球環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
12週 地球環境問題と対策[11-13]:地球環境問題とは,地球温暖化のメカニズム,IPCCの内容,技術,政治,経済等の状況,国内外の取り組み等について理解する。 地球環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
13週 地球環境問題と対策[11-13]:地球環境問題とは,地球温暖化のメカニズム,IPCCの内容,技術,政治,経済等の状況,国内外の取り組み等について理解する。 地球環境問題が理解でき、その対策について考察できる。
14週 世界の水資源問題[14-15]:地球環境問題とそれがもたらす世界の水資源問題について,国内外における現状と課題,取組み等について理解する。 世界の水資源問題が理解でき、その課題や取り組みが説明できる。
15週 世界の水資源問題[14-15]:地球環境問題とそれがもたらす世界の水資源問題について,国内外における現状と課題,取組み等について理解する。 世界の水資源問題が理解でき、その課題や取り組みが説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力3000020050
専門的能力3000020050
分野横断的能力000000