概要:
建設工学に関する様々な専門知識を統合・応用し,自然や社会などを含む周囲の環境への影響を配慮しながら,設定した課題に対する課題解決策を,学生自らが見出し互いにコミュニケーションを計りながら,チームワークを駆使して協同して,それらを学習体験できるエンジニアリング・デザイン教育に対応する。
授業の進め方・方法:
主として、グループ活動で課題を検討し、その結果をプレゼンする。
注意点:
課題に対する取り組み,解決策の内容,そのまとめ方や発表などを総合的に評価する。実務に応用できる幅広い専門基礎知識として,到達目標に対する達成度をレポート・報告書・提案書やプレゼンテーション等から総合的に評価する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
概論[1-2]:エンジニアリングデザイン概論 |
エンジニアリング・デザイン,エンジニアリング・デザイン教育を理解する。
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2週 |
概論[1-2]:エンジニアリングデザイン概論 |
エンジニアリング・デザイン,エンジニアリング・デザイン教育を理解する。
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3週 |
小学生を対象とした防災教育授業の設計・実施[3-4]:防災教育の現状調査 |
防災教育に関する文部科学省や高知県教育委員会の資料を調べ,現状と課題を把握する。
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4週 |
小学生を対象とした防災教育授業の設計・実施[3-4]:防災教育の現状調査 |
防災教育を実施している小学校の教員にヒアリングを行い,現状と課題を把握する。
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5週 |
小学生を対象とした防災教育授業の設計・実施[5-7]:小学生向け教材の設計 |
近隣の小学校を訪問し,避難訓練等の防災教育の状況,教員からのニーズを調査する。
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6週 |
小学生を対象とした防災教育授業の設計・実施[5-7]:小学生向け教材の設計 |
グループに分かれて,小学生(低学年,中学年,高学年)向け教材を設計する。
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7週 |
小学生を対象とした防災教育授業の設計・実施[5-7]:小学生向け教材の設計 |
グループに分かれて,小学生(低学年,中学年,高学年)向け教材を設計し,プレゼンテーションを行う。
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8週 |
小学生を対象とした防災教育授業の設計・実施[8-9]:小学生向け防災授業の実施 |
グループに分かれて,小学生(低学年,中学年,高学年)に対して授業を行い,他者評価から改善点を考察する。
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2ndQ |
9週 |
小学生を対象とした防災教育授業の設計・実施[8-9]:小学生向け防災授業の実施と振り返り |
グループに分かれて,小学生(低学年,中学年,高学年)に対して授業を行い,他者評価から改善点を考察する。
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10週 |
土木構造物の現状調査および劣化評価[10]:①オリエンテーション |
土木構造物の維持管理に関する現状を理解する。点検方法等について概要を理解する。
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11週 |
土木構造物の現状調査および劣化評価[11]:②対象構造物の現場調査 |
実際の橋梁を用いて、点検、調査を行うことができる。
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12週 |
土木構造物の現状調査および劣化評価[12-15]:③調査結果の整理、健全度評価、今後の維持管理計画の策定 |
現場調査を踏まえて、劣化の種類を理解できる。
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13週 |
土木構造物の現状調査および劣化評価[12-15]:③調査結果の整理、健全度評価、今後の維持管理計画の策定 |
劣化の程度を踏まえて、構造物の健全度評価の考え方を理解できる。
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14週 |
土木構造物の現状調査および劣化評価[12-15]:③調査結果の整理、健全度評価、今後の維持管理計画の策定 |
健全度評価を踏まえて、今後の構造物の劣化予測について、手法を実践できる。
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15週 |
土木構造物の現状調査および劣化評価[12-15]:③調査結果の整理、健全度評価、今後の維持管理計画の策定 |
劣化予測を踏まえて、構造物の補修補強方法ならびにその実施時期について提案できる。
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16週 |
土木構造物の現状調査および劣化評価[16]:④プレゼンテーションと相互評価。チーム毎に全員がプレゼンテーションを行う |
プレゼンテーションができ、人前で自分の意見を発言できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
総合評価落札方式における技術提案書の作成[17-23]:総合評価落札方式の仕組みについて講義を受ける。 |
総合評価落札方式について理解できる。
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2週 |
総合評価落札方式における技術提案書の作成[17-23]:数人毎のグループ分けをし、グループ員が共同で技術提案書の過去事例を調査する。 |
グループで達成できる技術提案書に向けて、適材適所の役割分担を協議し、決定できる。
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3週 |
総合評価落札方式における技術提案書の作成[17-23]:グループ構成員それぞれが調査した過去事例を紹介しながら、技術提案書記載事項の理解を深める。 |
総合評価落札方式の技術提案書の役割について説明できる。
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4週 |
総合評価落札方式における技術提案書の作成[17-23]:提示された技術資料から技術提案書を作成すべき対象について必要とする項目を抽出する。 |
総合評価落札方式の技術提案書の記載事項について説明できる。
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5週 |
総合評価落札方式における技術提案書の作成[17-23]:技術提案書を作成する。 |
技術提案書のアウトラインを構築できる。
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6週 |
総合評価落札方式における技術提案書の作成[17-23]:技術提案書を完成させ、提案内容の発表準備をする。 |
技術提案書の文書作成ができる。
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7週 |
総合評価落札方式における技術提案書の作成[17-23]:グループごとにとりまとめた技術提案書の内容を発表し、議論・相互評価を行う。 |
提案書に記載した内容について説明できる。また、他グループの発表内容を評価できる。
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8週 |
最近の地震建物被害について1[24]:平成28年熊本地震、2011年東北地方太平洋沖地震 |
平成28年熊本地震、2011年東北地方太平洋沖地震における地震被害を学ぶ。
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4thQ |
9週 |
最近の地震建物被害について2[25]:1995年兵庫県南部地震 |
22年前の1995年兵庫県南部地震における地震被害を学ぶ。
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10週 |
地震による住宅被害と公的補償[26]:住宅被害への公的補償、地震保険 |
過去の地震ごとの住宅被害への公的補償、地震保険について学ぶ。
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11週 |
地震による集合住宅被害と公的補償[27]:集合住宅被害への公的補償、地震保険、マンション特有の問題 |
地震によるマンション被害と、地震後の復旧問題、解体問題について学ぶ。
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12週 |
重要構造物の耐震性[28]:学校の耐震性、避難所となる建物、社会的構造物 |
平成28年熊本地震において問題となった、避難所となる学校被害、復旧・復興の指揮を担う役所の被害が被災地行政に及ぼした影響を学ぶ。
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13週 |
まとめ作業・レジュメ作成[29]:テーマ(住宅・マンション・重要構造物)毎のプレゼンまとめ |
グループ毎のテーマを一つ選び、それについてプレゼンするためのレジュメ、パワーポイント資料作成できる。
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14週 |
地震による住宅等の社会的影響[30]:チーム毎に全員がプレゼンテーションを行う |
プレゼンテーションができ、人前でグループ・自分の意見を発言できる。
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15週 |
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16週 |
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