特別実験(Z)

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 特別実験(Z)
科目番号 0036 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 建設工学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 プリントを使用する。
担当教員 西岡 建雄,山崎 慎一,横井 克則,岡林 宏二郎,竹内 光生

到達目標

各種の基本的な模型実験,数値実験,プログラミング・計算において,その計画・実施・報告書の作成が出来ること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建設各分野の各種実験を行い,実験結果を正確に解析し,工学的に考察し,実践的な問題の解決方法を説明できる。建設各分野の各種実験を行い,実験結果を解析し,工学的に考察することができる。建設各分野の各種実験を行い,実験結果の解析や工学的な考察ができない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

JABEE新基準1(2) (d) 説明 閉じる
学習・教育到達目標 2(C) 説明 閉じる
学習・教育到達目標 2(D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科の建設システム実験実習を基礎として,2年間にわたりより専門的かつ高度な実験を行う。専門知識を系統的かつ総合的に深化させ,実践的な問題解決能力を高め,自ら進んで積極的に研究・調査する知識と能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
授業計画に従って1,2年生合同で実施する。
注意点:
各教員がそれぞれ,実験レポート,実験態度などで評価し,あわせて総合評価する。実務に応用できる専門基礎知識をもとに,建設各分野の各種実験を行い,実験結果を正確に解析し,工学的に考察し,実践的な問題を解決し説明する能力について,その能力の程度を評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 模型実験[1]:目的,計画のたて方,分類と方法を学ぶ。 目的,計画のたて方,分類と方法を説明できる。
2週 遠心力模型実験概説[2]:遠心力模型実験の原理・相似則・問題点を学ぶ。 遠心力模型実験の原理・相似則・問題点を説明できる。
3週 水圧測定実験[3]:1G場と遠心力場での水圧測定を行う。 1G場と遠心力場での水圧を説明できる。
4週 鉛直土圧測定実験[4]:遠心力場における土被り圧(鉛直土圧)の測定を行う。 遠心力場における土被り圧(鉛直土圧)を説明できる。
5週 水平土圧測定実験[5]:遠心力場における静止土圧(水平土圧)と地震時土圧の測定を行う。 水平土圧測定実験[5]:遠心力場における静止土圧(水平土圧)と地震時土圧を説明できる。
6週 水平土圧測定実験[6]:遠心力場における主働土圧(水平土圧)の測定を行う。 水平土圧測定実験[6]:遠心力場における主働土圧(水平土圧)を説明できる。
7週 KJ法[7]:問題の明確化手法であるKJ(川喜田二郎)法の図解,文章化について学ぶ。 KJ法[7]:問題の明確化手法であるKJ(川喜田二郎)法の図解,文章化を説明できる。
8週 図解の事例研究[8]:ブレ-ンスト-ミングからword抽出,分類,表題の作製,構造化を学ぶ。 図解の事例研究[8]:ブレ-ンスト-ミングからword抽出,分類,表題の作製,構造化を説明できる。
2ndQ
9週 文章化の事例研究[9]:KJ法の構文手法として,KJ法図解例から文章の構成を学ぶ。 文章化の事例研究[9]:KJ法の構文手法として,KJ法図解例から文章の構成を説明できる。
10週 ISM法[10]:問題の明確化手法であるISM(Interpretive Structural. Modeling)法を学ぶ。 ISM法[10]:問題の明確化手法であるISM(Interpretive Structural. Modeling)法を説明できる。
11週 ISM法の事例研究[11]:抽出要素の一対比較,関係行列,可達行列,構造グラフ及び認識構造を求める。 ISM法の事例研究[11]:抽出要素の一対比較,関係行列,可達行列,構造グラフ及び認識構造を説明できる。
12週 まとめ[12]:事例研究の解答例と各自の回答との比較考察をレポートにまとめ、報告する。 まとめ[12]:事例研究の解答例と各自の回答との比較考察をレポートにまとめ、報告できる。
13週 整備計画概論[13]:ブレーンストーミング,KJ法,目的展開,ブレークスルー理論,統合化の原理を学び,グループ討議を通して理解する。 整備計画概論[13]:ブレーンストーミング,KJ法,目的展開,ブレークスルー理論,統合化の原理を説明できる。
14週 整備計画課題検討[14]:グループ別に課題抽出・検討を行い、グループ全体の検討会議において整備計画課題の決定を行う。 整備計画課題検討[14]:グループ別に課題抽出・検討を行い、グループ全体の検討会議において整備計画課題を説明できる。
15週 整備計画課題関連資料収集・調査・研究[15]:グループ別に問題解決に至る資料や文献の収集,聞き取り,実地調査などを行い,課題の統合化の演習を行う。 整備計画課題関連資料収集・調査・研究[15]:グループ別に問題解決に至る資料や文献の収集,聞き取り,実地調査などを行い,課題の統合化ができる。
16週
後期
3rdQ
1週 整備計画エンジニアリングデザイン演習(問題解決案研究)[16]:考えうる解決案の抽出し,ビジュアル化,図面化,予算算定などにより検討を重ね,最適案へと煮詰めていく演習を行う。 整備計画エンジニアリングデザイン演習(問題解決案研究)[16]:考えうる解決案の抽出し,ビジュアル化,図面化,予算算定などにより検討できる。
2週 整備計画プレゼンテーション演習[17]:最適案を図,数値,文章などによりまとめた提案書を作成し,それに基づいた提案演習を行う。 整備計画プレゼンテーション演習[17]:最適案を図,数値,文章などによりまとめた提案書を作成できる。
3週 整備計画[18]:グループ全体の提案会議を実施し,全体討議により,新たな問題点の摘出,問題解決への道筋などを協議する。 整備計画[18]:グループ全体の提案会議を実施し,全体討議により,新たな問題点の摘出,問題解決への道筋などを協議できる。
4週 総括酸素移動容量係数の実験[19]:曝気槽内の酸素溶解速度を測定する。 総括酸素移動容量係数の実験[19]:曝気槽内の酸素溶解速度を説明できる。
5週 活性炭による高度処理実験[20]:着色廃水の色度成分の除去実験を行う。 活性炭による高度処理実験[20]:着色廃水の色度成分の除去のしくみを説明できる。
6週 凝集フロックの形成実験[21]:凝集フロックの観察と凝集剤の最適注入量を確認する。
凝集フロックの形成実験[21]:凝集フロックのしくみを説明できる。
7週 廃水処理施設の設計[22]:事業場の廃水処理設備の設計計算と設備配置図を作成する。

廃水処理施設の設計[22]:事業場の廃水処理設備の設計計算ができる
8週 高知県の上下水道現況調査[23]:高知県内の上下水道の普及状況,処理施設,問題点を調査する。 高知県の上下水道現況調査[23]:高知県内の上下水道の普及状況,処理施設,問題点を説明できる。
4thQ
9週 高知県の上下水道現況調査[24]:高知県内の上下水道の現況についてまとめ、報告する。
高知県の上下水道現況調査[24]:高知県内の上下水道の現況についてまとめ、報告できる。
10週 PCはりの設計[25]:PCはりの補強筋量を設計し高強度コンクリートの配合設計を行う。 PCはりの設計[25]:PCはりの補強筋量を設計し高強度コンクリートの配合設計ができる。
11週 PCはりの製作[26]:PCはりの組み立てと,コンクリートの打設を行う。 PCはりの製作[26]:PCはりの組み立てと,コンクリートの打設ができる。
12週 プレストレス導入[27]:はりにプレストレスを導入し,その時の変形量を測定する。 プレストレス導入[27]:はりにプレストレスを導入し,その時の変形量をを説明できる。
13週 載荷実験[28]:有効プレストレス量を測定し,載荷実験を行う。 載荷実験[28]:有効プレストレス量を測定し,載荷実験ができる。
14週 解析および考察[29]:実験結果を予測結果と照らし合わせて考察し報告書を作成する。 解析および考察[29]:実験結果を予測結果と照らし合わせて考察し報告書を作成できる。
15週 県内のPC構造物または施工現場の見学[30]:PC構造物への知見を深める。 県内のPC構造物または施工現場の見学[30]:PC構造物への知見をを説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000005050
専門的能力000005050
分野横断的能力0000000