科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 音楽
科目番号 B1002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:「MOUSA」1(教育芸術社) 参考書:「改訂・音楽通論」(教育芸術社)
担当教員 竹島 尚子

到達目標

1.さまざまな文化,年代の音楽芸術に理解を示し,その良さや美しさを感じ、価値を考えたりして主体的に集中して鑑賞ができる。
2.音楽活動の喜びを味わい、基本的・基礎的な知識をもとに創意工夫をし、音楽を通して豊かな自己表現ができる。
3.音楽を形作っている要素を知覚し、その働きを感受しながら自分なりの芸術感を持ち、生涯にわたり音楽文化に親しむ態度を育み、さらに音楽文化の継承・  発展を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 表現自分なりの思いやはっきりとした意図をもとに、友人どうしの協調を保ち、聴く者の共感を伴う表現活動ができる。音楽活動の喜びを味わい、表現するための技能を身に着け、創意工夫しながら音楽表現ができる。 基本的・基礎的な知識や技能を得ようとせず、創意工夫のない音楽表現活動である。
評価項目2 鑑賞音楽を形作っている要素を知覚し、それらの働きを感受しながら解釈したり、音楽に対する理解を深め、良さや美しさを創造的に味わうことができる。またそれを文章で的確に表現することもできる。さまざまな文化,年代の音楽芸術に理解を示し,集中して鑑賞ができる。 鑑賞曲の良さや美しさの要素や根源を知覚しようとしない、など学習意欲が見られない。
評価項目3 創作音楽を形作っている様々な要素を創造的に組み合わせ、聴く者に共感を与えるいきいきとした創作とその表現ができる。自己の思いをより的確に音楽で表すために知識と技能を駆使し、創作活動に取り組むことができる。音楽の良さや美しさの構成要素を知覚する努力や、その価値を見いだせず、自己表現ができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
様々な文化の異なる音楽を理解し、音楽の幅広い活動を通して、生涯にわたり音楽を愛好する心情を育て音楽文化を理解することによって、感性を高め豊かな情操を養い、創造的な表現と鑑賞の能力を伸ばす。またさらには音楽文化の継承・発展を目指す。 
授業の進め方・方法:
授業は文化の異なる様々な音楽鑑賞、歌唱、合唱や器楽表現、音楽の基礎的な理論の講義からなる。音楽の魅力を享受し、自身の個性を生かす音楽活動を楽しむためには、学習に主体的に取り組もうとする意欲や態度が望まれる。
注意点:
定期試験の成績30%,演奏発表40%,平素の学習状況(感想文課題や小テスト等)を30%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均,学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。基準は技術者が身につけるべき音楽の基礎的知識や鑑賞・表現能力として,到達目標に対する達成度を演奏発表や試験、またレポートにおいて評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入,音楽授業に向かう態度の定着,音楽授業の目的と目標を知る 音楽授業の目的と目標を知り、主体的な態度で授業に臨む姿勢の必要性を知り、意欲的に授業に参加することができる。
2週 校歌
イタリア語の歌を歌おう(1)
校歌を覚える。
イタリア語の歌に親しむことができる。
3週 イタリア語の歌を歌おう(2)
器楽〈リコーダー〉(1)
声の強弱に気を付けて歌うことができる。
楽器の奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏を工夫することができる。
4週 イタリア語の歌を歌おう(3)
器楽〈リコーダー〉(2)
声の強弱に気を付けて歌うことができる。
楽器の奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏を工夫することができる。
5週 イタリア語の歌を歌おう(4)
器楽〈リコーダー〉(3)
歌詞の意味を理解し、用語や記号を表現に生かして歌うことができる。
楽器の奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏を工夫することができる。
6週 イタリア語の歌を歌おう(5)
器楽〈リコーダー〉(4)
イタリア語の歌に親しみ、歌詞の意味を理解して、表情豊かに歌唱表現することができる。
楽器の奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏を工夫することができる。
7週 音楽通論 第1章 テキストの内容を理解することができる。
8週 音楽通論 第1章 テキストの内容を理解することができる。
2ndQ
9週 音楽通論 第2章 テキストの内容を理解することができる。
10週 音楽通論 第2章 テキストの内容を理解することができる。
11週 音楽通論 第2章 テキストの内容を理解することができる。
12週 西洋音楽の鑑賞
 バレエ音楽《ボレロ》
・旋律の特徴と曲の変化を聞き取ることができる。
・作品全体の構成を聴き取ることができる。
13週 西洋音楽の鑑賞
 バレエ音楽《ボレロ》
・旋律の特徴と曲の変化を聞き取ることができる。
・ラヴェルのオーケストレーションの妙技を味わうことができる。
14週 実技テスト
 イタリア歌曲(個人発表)
文化の異なる音楽の良さや美しさを享受し、歌詞の意味を理解して、表情豊かに歌唱表現することができる。
15週 実技テスト
 器楽〈リコーダー〉
リコーダーの奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏することができる。
16週 前期の全体的な学習内容の習熟度筆記試験 音楽の基礎的、総合的な知識を持ち、前期の全体的な学習内容を理解することができる。
後期
3rdQ
1週 ドイツ語の歌を歌おう(1)
器楽〈リコーダー〉(1)
ドイツ語の歌に親しもう。
楽器の奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏を工夫することができる。
2週 ドイツ語の歌を歌おう(2)
器楽〈リコーダー〉(2)
フレーズを生かして歌おう。
楽器の奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏を工夫することができる。
3週 ドイツ語の歌を歌おう(3)
器楽〈リコーダー〉(3)
歌詞の意味を理解し、ドイツ語の語感を生かして歌おう。
楽器の奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏を工夫することができる。
4週 ドイツ語の歌を歌おう(4)
器楽〈リコーダー〉(4)
歌詞の意味を理解し、曲想を感じ取って歌おう。
楽器の奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏を工夫することができる。
5週 実技テスト
 ドイツ歌曲(個人発表)
ドイツ語の語感を生かし、歌詞の意味を理解して、曲想を感じ取りながら歌唱表現することができる。
6週 実技テスト
 器楽(リコーダー)
リコーダーの奏法を身に付け、音色の特徴を生かして演奏することができる。
7週 西洋音楽の鑑賞
 ニ短調op125《合唱付き》から第4楽章
さまざまな主題とその構成を聴き取ることができる。
8週 西洋音楽の鑑賞
 ニ短調op125《合唱付き》から第4楽章
さまざまな主題とその構成を聴き取ることができる。
4thQ
9週 英語の歌
 舞台芸術《Memory》
  ミュージカルキャッツから
・代表的な舞台芸術を知り、その表現の特徴を理解することができる。
拍子や調の変化を感じ取り、英語の語感を通して歌うことができる。
10週 合唱曲(1)
音楽通論 第4章
グループごとに協力しながらパート練習を行うことができる。
テキストの内容を理解することができる。
11週 合唱曲(2)
音楽通論 第4章
グループごとに協力しながらパート練習を行うことができる。
テキストの内容を理解することができる。
12週 合唱曲(3)
音楽通論 第5章
合唱の響きを味わいながら、表現の仕方を工夫することができる。
テキストの内容を理解することができる。
13週 合唱曲(4)
音楽通論 第5章
合唱の響きを味わいながら、表現の仕方を工夫することができる。
テキストの内容を理解することができる。
14週 合唱曲(5)
音楽通論 第6章
合唱の響きを味わいながら、表現の仕方を工夫することができる。
テキストの内容を理解することができる。
15週 演奏発表会(グループ発表) 合唱の響きを味わいながら表現の仕方を工夫し、楽しくグループ発表を行うことができる。
16週 後期の全体的な学習内容の習熟度
筆記試験
音楽の基礎的、総合的な知識を持ち、後期の全体的な学習内容を理解することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価平素の学習状況合計
総合評価割合30402010100
基礎的能力30402010100