社会科学I

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 社会科学I
科目番号 B2006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新版世界史A』『新版世界史A 演習ノート』(いずれも実教出版)『最新世界史図説タペストリー』(帝国書院)
担当教員 江口 布由子

到達目標

現代社会を形成する政治体制や価値観はどのようにして創り上げられてきたか、諸々の歴史的事件を学ぶことで理解する。近現代史を中心とする世界の歴史に関する諸資料を読み取ります。現代社会の成り立ちを理解した後、今後の社会にはどのような意識、どのような行動が必要か、具体的に考えられる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1この授業を通じて、異文化を積極的に理解する態度が身についたこの授業を通じて、異文化を理解する態度が身についた異文化を理解する力や態度が身につかない
評価項目2この授業を通じて、グループで課題に取り組み、解決する力が身についたこの授業を通じて、グループで課題に取り組む力がみについたこの授業を通じて、グループで課題に取り組む力がみにつかなかった
評価項目3この授業を通じて、現代社会の成り立ちを知り、自ら問題の根源を追及する力が身についたこの授業を通じて、現代社会の成り立ちを知りることができたこの授業で、現代社会の成り立ちを理解することができなかった

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
今日の世界情勢のもととなる歴史的事件を取り上げていきます。グループでの討論も交えながら、現代社会の価値観や諸問題はどのような過程を経て成り立っているのか理解し、今後、理想的な社会を創り上げていくためにはどのような意識を持ち、どのように行動していくべきか考えていきます。
授業の進め方・方法:
パワーポイントによる講義型の授業とグループワークを併用する。
グループで積極的に話し合い、問題の根源を追及する姿勢がある学生を評価します。
注意点:
課題、グループワーク、授業態度、4回の定期テストで評価します。普段から世界情勢に関心を持ち、ニュースなどを見ておいてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 世界史を学ぶ意義について考える。授業方法について理解する。
2週 産業革命 18世紀後半から19世紀までのヨーロッパ,アメリカの経済的変革を理解する
3週 高度工業化 18世紀後半から19世紀までのヨーロッパ,アメリカの政治・経済的変革と産業社会と国民国家の形成についての基本的な事柄を理解する
4週 20世紀後半の世界経済 18世紀後半から19世紀までのヨーロッパ,アメリカの政治・経済的変革と産業社会と国民国家の形成についての基本的な事柄を理解する
5週 資本主義経済の構造転換(1) 「第4次産業革命」という言葉が何を示しているのかを、歴史的に理解する。
6週 資本主義経済の構造転換(2) 「第4次産業革命」という言葉が何を示しているのかを、歴史的に理解する。
7週 これまでの総復習 テスト前の復習を行う
8週 定期テスト
2ndQ
9週 第一次世界大戦とその帰結 帝国主義による世界分割と第一次世界大戦前後の世界の動向についての基本的な事柄を理解する
10週 第一次世界大戦とその帰結 帝国主義による世界分割と第一次世界大戦前後の世界の動向についての基本的な事柄を理解する
11週 世界恐慌から第二次世界大戦へ 世界恐慌から第二次世界大戦に至る世界の動向についての基本的な事柄を理解する
12週 世界恐慌から第二次世界大戦へ 世界恐慌から第二次世界大戦に至る世界の動向についての基本的な事柄を理解する
13週 世界恐慌から第二次世界大戦へ 世界恐慌から第二次世界大戦に至る世界の動向についての基本的な事柄を理解する
14週 ロストジェネレーションと現代思想 第一次世界大戦後の文化的変動を「ロストジェネレーション」を事例に考察する
15週 ロストジェネレーションと現代思想 第一次世界大戦後の文化的変動を「ロストジェネレーション」を事例に考察する
16週 定期テスト
後期
3rdQ
1週 ふりかえりグループワーク これまでの振り返りをグループワークで行う
2週 第二次世界大戦後の世界(1) 米ソ両陣営による冷戦の展開を把握し,アジア諸国の独立が進むなかで米ソの対立があたえた影響について考察する。
3週 第二次世界大戦後の世界(2) 米ソ両陣営による冷戦の展開を把握し,アジア諸国の独立が進むなかで米ソの対立があたえた影響について考察する。
4週 第二次世界大戦後の世界(3) 米ソ両陣営による冷戦の展開を把握し,アジア諸国の独立が進むなかで米ソの対立があたえた影響について考察する。
5週 第二次世界大戦後の世界(4) 米ソ両陣営による冷戦の展開を把握し,アジア諸国の独立が進むなかで米ソの対立があたえた影響について考察する。
6週 模擬国連グループワーク 地球世界の課題に関する主題を設定して,人類が共存できる持続可能な社会の実現に向けて問題の解決方法を話し合う。
7週 これまでのまとめ これまでの振り返りをグループワークで行う
8週 定期テスト
4thQ
9週 多極化する世界 米ソ冷戦終結後の多極化する世界を理解する
10週 多極化する世界(2) 米ソ冷戦終結後の多極化する世界を理解する
11週 多極化する世界(3) 米ソ冷戦終結後の多極化する世界を理解する
12週 多極化する世界(4) 米ソ冷戦終結後の多極化する世界を理解する
13週 多極化する世界(5) 米ソ冷戦終結後の多極化する世界を理解する
14週 多極化する世界(6) 米ソ冷戦終結後の多極化する世界を理解する
15週 これまでのまとめ これまでの振り返りをグループワークで行う
16週 定期テスト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前14,前15
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前14,前15
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13,後14
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前14,前15,後2,後3,後4,後5
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3前14,前15
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前3,前4,前14,前15,後6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6010100020100
基礎的能力6010100020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000