概要:
空間のベクトルの応用を学習する。行列、行列式の定義と基本的な性質を学習する。余因子を用いた逆行列の求め方を学習する。連立1次方程式の解法としてクラメルの公式を学習する。
授業の進め方・方法:
・授業は講義と演習(本人またはグループで問題を解く)形式で行う。講義中は集中して聴講し,質問があれば授業中や放課後などを利用して行うこと。また演習中はグループでの議論に積極的に参加すること。
・授業内容をより一層理解するために予習復習することを習慣づけること。
・定期試験同様に平常の小テストでも努力を怠らないこと。
・レポート・課題等の提出物の提出期限を厳守すること。
注意点:
学期末の評価は中間と期末の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。 | 3 | 前1,前7,後1 |
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。 | 3 | 前2,前8,後2 |
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。 | 3 | 前3,前9,後2 |
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。 | 3 | 前2,後1,後2 |
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。 | 3 | 前4,前5,前10,前11,後2 |
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。 | 3 | 前12,後3,後4 |
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。 | 3 | 前15,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14 |