工業基礎数学A

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 工業基礎数学A
科目番号 B2021 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「新 基礎数学 改訂版」(大日本図書)
担当教員 市木 一平,土井 克則,八木 潤

到達目標

1.整数・小数・分数・べき乗・平方根の意味を理解し,その四則演算を計算できる.
2.文字式の意味を理解し,その四則演算および式の展開・因数分解を計算できる.
3.分数式の通分と部分分数分解の意味を理解し,それを計算できる.
4.等式の変形の意味を理解し,それを計算できる.
5.恒等式の意味を理解し,恒等式となる条件を計算できる.
6.方程式の意味を理解し,1次方程式・2次方程式・連立方程式・高次方程式・無理方程式・分数方程式を解くことができる.
7.不等式の意味を理解し,1次不等式・2次不等式・連立不等式・高次不等式を解くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1整数・小数・分数・べき乗・平方根の意味を理解し,その応用・発展問題を解くことができる.整数・小数・分数・べき乗・平方根の四則演算を計算できる.整数・小数・分数・べき乗・平方根の四則演算を計算できない.
評価項目2文字式および式の展開・因数分解の意味を理解し,その応用・発展問題を解くことができる.文字式の四則演算および式の展開・因数分解を計算できる.文字式の四則演算または式の展開・因数分解を計算できない.
評価項目3分数式の通分と部分分数分解の意味を理解し,その応用・発展問題を解くことができる.分数式の通分と部分分数分解を計算できる.分数式の通分または部分分数分解を計算できない.
評価項目4等式の変形の意味を理解し,その応用・発展問題を解くことができる.等式の変形を計算できる.等式の変形を計算できない.
評価項目5恒等式の意味を理解し,その応用・発展問題を解くことができる.恒等式となる条件を計算できる.恒等式となる条件を計算できない.
評価項目6方程式の意味を理解し,その応用・発展問題を解くことができる.1次方程式・2次方程式・連立方程式・高次方程式・無理方程式・分数方程式を解くことができる.1次方程式・2次方程式・連立方程式・高次方程式・無理方程式・分数方程式を解くことができない.
評価項目7不等式の意味を理解し,その応用・発展問題を解くことができる.1次不等式・2次不等式・連立不等式・高次不等式を解くことができる.1次不等式・2次不等式・連立不等式・高次不等式を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
演習によって,工学を学ぶのに最低限必要な数学の基礎を確実に修得する.
特に各種の数や式の計算を確実にできるようになることを目標とする.
授業の進め方・方法:
原則として,毎回の講義の初めに小テストを実施する.小テストでは前回の講義で取り組んだ演習問題から出題する.
小テスト終了後に,その回の学習内容の演習問題に取り組む.
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績を60%,小テストの成績を30%の割合で,また平素の学習状況として演習課題への取り組みの程度を10%の割合で総合的に評価する.
学年の評価は前学期中間,前学期末の2つの期間の評価の平均とする.また,各期間ごとの評価はそれまでの期間の評価の平均とする.
技術者が身につけるべき専門基礎能力として,到達目標に対する達成度を試験等によって評価する.
【事前・事後学習】
事前学習として,小学・中学から高専1年次までに学習した数学の内容の中で本講義に関連する内容を適宜復習しておくことが望ましい.
また,事後学習として演習課題に反復して取り組み,内容の理解度を高める.
【履修上の注意】
特になし.ただし,主体的に学習に取り組むことを望む.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 整数・小数・分数の四則演算 整数・小数・分数・べき乗・平方根の意味を理解し,その四則演算を計算できる.
2週 文字式の計算 文字式の意味を理解し,それを計算できる.
3週 等式の変形 等式の変形の意味を理解し,それを計算できる.
4週 式の展開 式の展開の意味を理解し,それを計算できる.
5週 因数分解 因数分解の意味を理解し,それを計算できる.
6週 恒等式,部分分数分解 恒等式と部分分数分解の意味を理解し,それに関する計算ができる.
7週 これまでの内容のまとめと復習 第1~6週の内容を復習し,修得する.
8週 これまでの内容のまとめと復習 前学期中間試験の内容を復習し,修得する.
2ndQ
9週 方程式 方程式とその解法の意味を理解し,それを計算できる.
10週 高次方程式 高次方程式とその解法の意味を理解し,それを計算できる.
11週 連立方程式 連立方程式とその解法の意味を理解し,それを計算できる.
12週 無理・分数方程式 無理・分数方程式とその解法の意味を理解し,それを計算できる.
13週 不等式 不等式とその解法の意味を理解し,それを計算できる.
14週 高次・連立不等式 高次・連立不等式とその解法の意味を理解し,それを計算できる.
15週 これまでの内容のまとめと復習 第9~14週の内容を復習し,修得する.
16週 前学期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3前4
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3前5
分数式の加減乗除の計算ができる。3前6
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3前9
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3前10
簡単な連立方程式を解くことができる。3前11
無理方程式・分数方程式を解くことができる。3前12
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3前13
恒等式と方程式の違いを区別できる。3前6

評価割合

定期試験小テスト演習への取り組みの程度合計
総合評価割合603010100
基礎的能力603010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000