概要:
演習によって,工学を学ぶのに最低限必要な数学の基礎を確実に修得する.
特に,三角関数・指数関数・対数関数の値と式の計算,および微分と積分の計算を確実にできるようになることを目標とする.
授業の進め方・方法:
原則として,毎回の講義の初めに小テストを実施する.小テストでは前回の講義で取り組んだ演習問題から出題する.
小テスト終了後に,その回の学習内容の演習問題に取り組む.
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績を60%,小テストの成績を30%の割合で,また平素の学習状況として演習課題への取り組みの程度を10%の
割合で総合的に評価する.
学年の評価は後学期中間,学年末の2つの期間の評価の平均とする.また,各期間ごとの評価はそれまでの期間の評
価の平均とする.
技術者が身につけるべき専門基礎能力として,到達目標に対する達成度を試験等によって評価する.
【事前・事後学習】
事前学習として,高専1~2年次に学習した数学の内容の中で本講義に関連する内容を適宜復習しておくことが望ましい.
また,事後学習として演習課題に反復して取り組み,内容の理解度を高める.
【履修上の注意】
特になし.ただし,主体的に学習に取り組むことを望む.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。 | 3 | 後4 |
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | 後4 |
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 3 | 後4 |
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。 | 3 | 後5 |
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | 後5 |
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 3 | 後6 |
角を弧度法で表現することができる。 | 3 | 後1 |
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | 後1 |
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。 | 3 | 後3 |
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 3 | 後2 |
三角比を理解し、簡単な場合について、三角比を求めることができる。 | 3 | 後1 |
一般角の三角関数の値を求めることができる。 | 3 | 後1 |
簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。 | 3 | 後9 |
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。 | 3 | 後9 |
積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。 | 3 | 後9 |
合成関数の導関数を求めることができる。 | 3 | 後10 |
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。 | 3 | 後9,後10 |
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。 | 3 | 後11 |
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。 | 3 | 後12,後13 |
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。 | 3 | 後14 |
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。 | 3 | 後11,後14 |