社会科学Ⅱ

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 社会科学Ⅱ
科目番号 B3005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 水野俊平『台湾の若者を知りたい』 (岩波ジュニア新書) 島村東世子『研究発表ですぐに使える理系の英語プレゼンテーション』(日刊工業新聞社 2017)
担当教員 江口 布由子

到達目標

国際社会における技術者のあり方を考える。諸外国の政治・文化・慣習などを尊重し、国際社会と地域の結びつきを前提に、あらゆる立場の人々を豊かにする技術・制度とは何かを考えていく。
最終的には共生社会実現に役立つ技術・制度を具体的に構想していく。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1外国の歴史・文化・慣習などを理解し、共生社会とは何か考えることができる諸外国の歴史・文化・慣習などを理解できる外国の歴史・文化・慣習などを理解できない
評価項目2国際社会で求められる技術とは何かを考え、具体的な構想を提示することができる国際社会で求められる技術とは何かを考えることができる。国際社会で求められる技術とは何かを考えることができない
評価項目3何様々な地域の課題を理解し、あらゆる立場の人々を幸せに出来る技術とは何かを具体的に考えることができる様々な地域の課題を理解できる様々な地域の課題を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
グローバル化していく国際社会の課題(先進国の人口減少/途上国の人口爆発、地域間格差、各国の働き方の違いなど)を見つけ出し、その課題を解決する技術・制度を高知県の立場から考えていく。授業はグループワーク中心に行い、学生のコミュニケーション力、積極的な発言力、柔軟な発想力を養っていく。
授業の進め方・方法:
授業の前半では9月の台湾研修に向けて、台湾を含む東アジアの社会・政治・文化などを学習していく。講義、グループワークを織り交ぜて授業を進めていく。
台湾学習については英語表現と連動して授業を行う。
授業の後半では欧米の社会・政治・文化を学習し、日本とその他先進諸国に共通する課題に欧米がどのように向き合っているかを検討していく。こちらも講義、グループワークを織り交ぜて授業を進めていく。
教科書は設定せず、授業内で配るプリントを中心に内容を理解していく。
提出物、発表、定期テストにより成績をつけていく。
注意点:
グループワーク中心の授業なので、チームワークを大切に。全てのメンバーが役割を得て、主体的にワークに参加できるよう心がけてください。
国際社会の問題を取り扱っていくので、普段から国際ニュースに目を通しておいてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期ガイダンス 前期のスケジュールを確認。グループ分け。
2週 東アジア近現代史:復習 2年次に学んだ東アジアの近現代史を復習する
3週 若者を通して台湾を知る テキストを用いて台湾の歴史・文化・現代事情を理解する
4週 若者を通して台湾を知る テキストを用いて台湾の歴史・文化・現代事情を理解する
5週 若者を通して台湾を知る テキストを用いて台湾の歴史・文化・現代事情を理解する
6週 若者を通して台湾を知る テキストを用いて台湾の歴史・文化・現代事情を理解する
7週 若者を通して台湾を知る テキストを用いて台湾の歴史・文化・現代事情を理解する
8週 定期試験
2ndQ
9週 台湾を通して現代のグローバル社会を理解するためのグループ学習 グローバル社会のなかの地域・国家という視点から台湾の政治、文化、歴史などテーマを分けてグループごとに調べ学習。最終的に発表内容を英語に翻訳し発表する
10週 台湾を通して現代のグローバル社会を理解するためのグループ学習 グローバル社会のなかの地域・国家という視点から台湾の政治、文化、歴史などテーマを分けてグループごとに調べ学習。最終的に発表内容を英語に翻訳し発表する
11週
台湾を通して現代のグローバル社会を理解するためのグループ学習
グローバル社会のなかの地域・国家という視点から台湾の政治、文化、歴史などテーマを分けてグループごとに調べ学習。最終的に発表内容を英語に翻訳し発表する
12週 台湾を通して現代のグローバル社会を理解するためのグループ学習 グローバル社会のなかの地域・国家という視点から台湾の政治、文化、歴史などテーマを分けてグループごとに調べ学習。最終的に発表内容を英語に翻訳し発表する
13週 台湾を通して現代のグローバル社会を理解するためのグループ学習 グローバル社会のなかの地域・国家という視点から台湾の政治、文化、歴史などテーマを分けてグループごとに調べ学習。最終的に発表内容を英語に翻訳し発表する
14週 台湾を通して現代のグローバル社会を理解するためのグループ学習 グローバル社会のなかの地域・国家という視点から台湾の政治、文化、歴史などテーマを分けてグループごとに調べ学習。最終的に発表内容を英語に翻訳し発表する
15週 まとめ
16週 定期試験
後期
3rdQ
1週 後期ガイダンス 後期のスケジュールを確認。グループ分け。
2週 日本の地域 他の地域と比較しながら現代の地域の現状と課題を学習し、今後の展望を考察する
3週 日本の地域
他の地域と比較しながら現代の地域の現状と課題を学習し、今後の展望を考察する
4週 日本の地域 他の地域と比較しながら現代の地域の現状と課題を学習し、今後の展望を考察する
5週 日本の地域と一次産業 他の地域と比較しながらとくに地域の一次産業の現状と課題を学習し、今後の展望を考察する
6週 日本の地域と一次産業 他の地域と比較しながらとくに地域の一次産業の現状と課題を学習し、今後の展望を考察する
7週 日本の地域と一次産業 他の地域と比較しながらとくに地域の一次産業の現状と課題を学習し、今後の展望を考察する
8週 定期試験
4thQ
9週 日本の企業とその課題 日本の企業の特徴を学習し、学生自らが理想的な働き方を考える
10週 日本の企業とその課題 日本の企業の特徴を学習し、学生自らが理想的な働き方を考える
11週 日本の企業とその課題 日本の企業の特徴を学習し、学生自らが理想的な働き方を考える
12週 日本の労働とその課題 日本の企業の特徴を学習し、学生自らが理想的な働き方を考える
13週 日本と世界で必要な技術 日本と世界において今後必要な技術とは何か考える
14週 日本と世界で必要な技術 日本と世界において今後必要な技術とは何か考える
15週 日本と世界で必要な技術 日本と世界において必要な技術とは何か考える
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2,後4
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後4
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後4
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前9,前10,前11,前12,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表資料発表表現相互評価ポートフォリオその他合計
総合評価割合6010201000100
基礎的能力6010201000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000