到達目標
1.日本語文章の仕組みについて正確に理解し、説明できる
2.文章の形式に従って、場面に沿った適切な文章を日本語で構成することができる
3.場面にふさわしい言葉遣いや敬語を文章に用いることができる
4.自らの考えを客観的に捉え、論理的な文章を書くことができる
5.他者の文章を読み、適切に校正することができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 形式をふまえた上で、豊かな表現力を身につけて実用文を書くことができる。 | 形式に則って実用文を書くことができる。 | 形式に則って実用文を書くことが十分にできていない。 |
評価項目2 | 場面にふさわしい言葉遣いや敬語を使い、自らの考えを論理的かつ十分に伝える文章を書くことができる。 | 場面にふさわしい言葉遣いや敬語を使い、自らの考えを論理的に伝える文章を書くことができる。 | 場面にふさわしい言葉遣いや敬語を十分に用いることができず、自らの考えを伝える論理的な文章を書くことができない。 |
評価項目3 | 他者が記した文章を精読し、 その表現の誤りについて適切に校正することができる。 | 他者が記した文章を読み、 その表現の誤りについて校正することができる。 | 他者が記した文章を読み、 その表現の誤りについて校正することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
(D)
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基準1(2)の知識・能力 基準1(2)(f)
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教育方法等
概要:
①日本語で効果的に書くために必要な技術を習得する。
②構成を意識して文章を書き、それを互いに添削する取り組みを通して, 日本語による適切な文章表現を身につける。
③国語Ⅰ・国語Ⅱ・国語Ⅲで得た基礎知識・スキルを自ら発展させ,社会生活を営む上で必要な日本語表現力を養う。
授業の進め方・方法:
①授業で学習した内容について、テキスト並びに補助プリントを使用して自ら学習に取り組む。
②互いに添削を行い、学習者自らが文章表現上の問題点を発見し、自らの文章表現に反映することを目ざす。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
①試験の成績を70%, 平素の学習状況等(演習問題への取り組みや提出物の状況を含む)を30%の割合で総合的に評価する。
②技術者が身につけるべき専門基礎として,日本語表現力の修得の程度を評価する。
【事前・事後学習】
①次回授業にて扱う箇所を自ら読み、練習問題を解いた上で授業に臨むこと。
②試験では授業での既習範囲ならびにSPI試験の言語分野を中心に出題するため、各自で勉強を進めること。
【履修上の注意点】
授業は90分(半期)にて実施する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
導入:授業の目標・年間予定についての説明、日本語検定模擬試験 |
授業の目的について理解する 日本語の適切さがどのように決まるのか説明することができる 模擬試験を行い、自身の日本語運用能力を知る
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2週 |
第1回 敬語の種類と使い分け 第2回 注意すべき敬語 |
敬語の種類を理解し、場面ごとに敬語を使い分けることができる 二重敬語、マニュアル敬語を正すことができる
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3週 |
第3回 配慮を示す言葉 |
ポライトネスについて理解し、適切な言語行動ができる
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4週 |
第4回 品詞・活用の種類 |
品詞の種類や、動詞・形容詞の活用について説明することができる
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5週 |
第5回 ら抜き言葉・レタス言葉・さ入れ言葉 |
助動詞の使い方を理解し、誤りを正すことができる
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6週 |
第6回 文のねじれと言葉の係り受け・あいまい |
主述の対応、副詞の呼応について説明することができ、あいまい文を正すことができる
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7週 |
第7回 接続語と指示語と文 |
接続語や指示語について理解し、それらを効果的に使用した文章を書くことができる
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8週 |
第8回 類義語・対義語 |
類義語・対義語の使い分けについて説明することができる
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2ndQ |
9週 |
第9回 動詞の自他・視点 |
視点を置く場所により、伝えられる内容が変化することについて理解し、文章に反映することができる
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10週 |
第10回 文体、話し言葉・書き言葉 |
文体について理解し、話し言葉を書き言葉に改めて文章を書くことができる
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11週 |
メールの書き方 |
これまでの学習内容を活かし、外部とのやりとりを想定して、適切なメールを書くことができる
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12週 |
履歴書の書き方① 基本的な書き方の解説 |
履歴書の書き方の基礎的な知識について把握し、履歴書を作成することができる
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13週 |
履歴書の書き方② 志望動機や自己PRの書き方 |
履歴書の志望動機や自己PRの基礎的なテクニックについて学び、適切な文章表現を行うことができる
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14週 |
履歴書の書き方③ 履歴書を添削する |
自ら履歴書を添削した上で、学生間で相互に履歴書を添削することができる
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15週 |
日本語表現の総復習 |
日本語表現において学んだ内容をきちんと把握し、総復習する
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | 前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15 |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 前1,前7 |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | 前1,前7 |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 前1 |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7,前8,前15 |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | 前7,前15 |
評価割合
| 試験 | 提出物 | 相互評価 | | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 20 | 10 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 20 | 10 | 0 | 80 |
専門的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 10 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 10 |