到達目標
【到達目標】
(1社会の経済活動における必要な知識を習得して、社会人として対応できる素養を身に付ける。
(2)学生生活や卒業後の生活における金銭生活設計の礎ができる。
(3)国際金融化が進む世の中の現状を理解し、これからの自分自身の働き方や日本の社会保障制度等についても主体的に考え、自らの意見を表明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | 経済社会における必要な基礎的な知識と考え方を理解し、説明することができる。 | 経済社会における必要な基礎的な知識と考え方を理解できる。 | 経済社会における必要な基礎的な知識と考え方を理解できない。 |
評価項目2 | 金銭生活設計の必要性を理解し、自らの計画や意見を表明した上で問題解決に向けた議論ができる。 | 金銭生活設計の必要性を理解し、自らの計画や意見を表明できる。 | 金銭生活設計の必要性が理解できず、自らの計画や意見も持たない。 |
評価項目3 | 国際金融化が進む世の中の現状を理解し、自身の働き方や日本の社会保障制度等について主体的に考え自らの意見を表明でき、課題解決に向けた議論ができる。 | 国際金融化が進む世の中の現状を理解し、自身の働き方や日本の社会保障制度等について主体的に考え自らの意見を表明できる。 | 国際金融化が進む世の中の現状を理解できず、自身の働き方や日本の社会保障制度について主体的に考え自らの意見を表明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
(A)
説明
閉じる
基準1(2)の知識・能力 基準1(2)(b)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
社会に出た時に社会人として対応できる社会経済の素養を身に付ける。
適正な金銭感覚を身に付けるとともに、将来の生活設計ができるようになる。
国際金融化が進む世の中の現状を理解し、自身の働き方や社会保障について主体的に考え、自らの意見を表明できる。
本科目は、社会経済活動に必要な知識や金銭生活生涯設計の重要性等について、講義形式で授業を行うものである。全16 週のうち、第1 週から第7 週の授業は金融庁の生活設計や金銭教育の指導等を行う金融広報活動の第一線指導者や保険業、証券取引業の実務に携わっていた者が担当し、第8 週から第16 週の授業は、租税、不動産及び法律の実務に精通する各士業専門家が担当する。
なお、担当講師全員が国立大学や公的機関での金銭教育経験者である。
授業の進め方・方法:
社会人として生活していくうえで必要な金融経済などの基礎知識や考え方を、最新の実例を踏まえながら習得する。その際、生徒との意見交換や自発的な発表を促すとともに、生徒自らが「将来の生活をデザインできる」授業内容とする。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
学期末定期試験60%、各授業で発出する課題レポート30%、平素の学習状況等10%の割合で総合勘案して評価する。受講者が身につけるべき基礎知識について、別記の到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【事前・事後学習】
事前学習として教科書の該当部分を読んだうえで授業に挑むこと。また、事後学習として授業内で指示した課題レポートを次回授業で必ず提出すること。その課題については必ず自分自身の考え方や意見を含めて解答すること。
【履修上の注意】
様々な分野を学習する本科目は、学習項目が広範囲に渡り、試験の出題範囲も必然的に広い。よって、事前学習や復習が必須となる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
本授業の目的と授業の全体像を理解する。
|
2週 |
ライフプランニング(1) 経済と生活手段 |
社会へ出て生活していくための生涯生活設計の重要性を理解する。
|
3週 |
ライフプランニング(2) 生涯生活設計 プレゼンテーション |
現在からのライフプランを書き出し、創造することで、自らの将来展望を考えることができる。
|
4週 |
社会保障制度(1) 社会保険 |
公的保障の知識を習得し、適正な保障・補償設計が必要であることを理解する。
|
5週 |
社会保障制度(2) 公的年金 |
公的年金の知識・必要性を理解したうえ、年金制度の現状と社会における自らの役割を考える。
|
6週 |
金融資産運用設計(1) 金融経済 |
金融の基本的仕組み、日本銀行の役割及び国際金融化が進む中での資産運用の考え方を習得する。
|
7週 |
金融資産運用設計(2) 市場・政策・債権・株式・投資信託 |
ライフプランの目標を達成するためには、いかに資産の適切な運用・管理が大切かを理解する。
|
8週 |
リスク管理 生命保険・損害保険 |
リスクに応じた公的保障と任意加入の保険の必要性を理解する。
|
2ndQ |
9週 |
不動産(1) 不動産取引 |
不動産についての見方・考え方、不動産の価格の決まり方や評価の方法の知識を習得する。
|
10週 |
タックスプランニング(1) 税の仕組み |
社会人として知っておくべき税金の体系や税制を習得する。
|
11週 |
タックスプランニング(2) 税の計算・源泉所得税
|
申告書や源泉徴収票などの書類が実際にどのように計算されて作成されているか理解する。
|
12週 |
不動産(2) 不動産取引に係る法令・税 |
権利関係、登記、民法、借地借家法、建築基準法などの法律や関連法規の基礎知識を習得する。
|
13週 |
相続、事業承継(1) 相続・贈与・遺贈・事業承継 |
相続発生時に対応できるよう「民法」等の基礎知識を習得する。また事業経営の引き継ぎ問題について学習する。
|
14週 |
相続、事業承継(2) 相続・贈与に係る税 |
相続時に発生する「相続税」や生前の引き継ぎ時に発生する「贈与税」の知識を習得する。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
試験結果説明 まとめ |
様々な分野の知識習得とそれを活かした生活デザインを創造する必要性について総括する。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表・レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 30 | 10 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 30 | 10 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |