科学技術の展開と現状について精神科学的視点から学ぶことを通して、科学技術と人間・社会との関係のあるべき姿について基本的な理解を得るとともに、これからの時代に主体的に考え行動できるよう、然るべき教養を身に付ける。
概要:
いまや科学技術は目覚しく発展し、私たちの生活を快適にしているが、その一方で、地球環境問題など、さまざまな問題を生んでもいる。果たして科学技術は、人間に幸福をもたらしているのか。精神科学の視点から、科学技術と人間との関わりについて考察し、そのあるべき姿を構想する契機を得たい。
授業の進め方・方法:
主としてフランクフルト学派の思想(ホルクハイマー、アドルノ『啓蒙の弁証法』)およびハイデガーの思想(『存在と時間』、『技術への問い』)を参考にして、現代における科学・技術および産業と人間との関わり方について講義し、21世紀を生きる市民として考えるべき事項については、学生自身に主体的に思索することを求めて意見交換を行う。
注意点:
【成績評価の基準・方法】 各期末成績は、各期末試験の結果(ca.100%)により評価し、学年末成績は、前期末成績と後期末成績との平均値とする。
【事前・事後学習】各自の自主性に任せる。
【履修上の注意】さまざまな知識や確かな教養が必要である。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
現代社会の問題状況と倫理的課題についての説明
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現代社会において科学・技術の関わる問題状況について知る。
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2週 |
フランクフルト学派の立場とその思想
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基礎的事項としてフランクフルト学派の概要を知る。
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3週 |
アドルノ、ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』について |
基礎的事項として『啓蒙の弁証法』の概要を知る。
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4週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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5週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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6週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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7週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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8週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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2ndQ |
9週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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10週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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11週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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12週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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13週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読と議論 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向ける契機を得る。
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14週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読にもとづく高専自己反省(討論) |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向け、そのあるべきかたちを主体的に構想する。
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15週 |
第一論文「啓蒙の概念」の精読にもとづく高専自己反省(討論) |
第一論文「啓蒙の概念」の精読を通して、人間と科学技術との関わりに正しく批判の眼を向け、そのあるべきかたちを主体的に構想する。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
現代社会の問題状況と倫理的課題についての説明
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現代社会において科学・技術の関わる問題状況について知る。
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2週 |
科学技術倫理とハイデガーの技術論との関わり |
現代においてハイデガーの技術論について知ることの意義を理解する。
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3週 |
ハイデガー哲学の概要 |
基礎的事項としてハイデガー哲学の概要を知る。
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4週 |
ハイデガー哲学の概要 |
基礎的事項としてハイデガー哲学の概要を知る。
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5週 |
ハイデガー哲学の概要 |
基礎的事項としてハイデガー哲学の概要を知る。
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6週 |
ハイデガーの技術論 |
ハイデガーの技術論の概要を理解する。
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7週 |
ハイデガーの技術論 |
ハイデガーの技術論の概要を理解する。
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8週 |
ハイデガーの技術論 |
ハイデガーの技術論の概要を理解する。
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4thQ |
9週 |
ハイデガーの技術論 |
ハイデガーの技術論の概要を理解する。
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10週 |
ハイデガーの技術論 |
ハイデガーの技術論の概要を理解する。
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11週 |
ハイデガーの技術論 |
ハイデガーの技術論の概要を理解する。
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12週 |
ハイデガーの技術論と今後の社会的課題 |
ハイデガーの技術論の思索をもとに、現代社会の課題に対して主体的に考察を深める。
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13週 |
ハイデガーの技術論と今後の社会的課題(討論) |
ハイデガーの技術論の思索をもとに、現代社会の課題に対して主体的に考察を深める。
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14週 |
ハイデガーの技術論と今後の社会的課題(討論) |
ハイデガーの技術論の思索をもとに、現代社会の課題に対して主体的に考察を深める。
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15週 |
ハイデガーの技術論と今後の社会的課題(討論) |
ハイデガーの技術論の思索をもとに、現代社会の課題に対して主体的に考察を深める。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 3 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | |