科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 音楽
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:「MOUSA」1(教育芸術社) 参考書:「改訂・音楽通論」(教育芸術社)
担当教員 竹島 尚子

到達目標

1.さまざまな文化,年代の音楽芸術に理解を示し,その良さや美しさを感じ、価値を考えたりして主体  的に集中して鑑賞ができる。
2.音楽活動の喜びを味わい、基本的・基礎的な知識をもとに創意工夫をし、音楽を通して豊かな自    己表現ができる。
3.音楽を形作っている要素を知覚し、その働きを感受しながら自分なりの芸術感を持ち、生涯にわたり  音楽文化に親しむ態度を育み、さらに音楽文化の継承・発展を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 表現自分なりの思いやはっきりとした意図をもとに、友人どうしの協調を保ち、聴く者の共感を伴う表現活動ができる。音楽活動の喜びを味わい、表現するための技能を身に着け、創意工夫しながら音楽表現ができる。 基本的・基礎的な知識や技能を得ようとせず、創意工夫のない音楽表現活動である。
評価項目2 鑑賞音楽を形作っている要素を知覚し、それらの働きを感受しながら解釈したり、音楽に対する理解を深め、良さや美しさを創造的に味わうことができる。またそれを文章で的確に表現することもできる。さまざまな文化,年代の音楽芸術に理解を示し,集中して鑑賞ができる。 鑑賞曲の良さや美しさの要素や根源を知覚しようとしない、など学習意欲が見られない。
評価項目3 創作音楽を形作っている様々な要素を創造的に組み合わせ、聴く者に共感を与えるいきいきとした創作とその表現ができる。自己の思いをより的確に音楽で表すために知識と技能を駆使し、創作活動に取り組むことができる。音楽の良さや美しさの構成要素を知覚する努力や、その価値を見いだせず、自己表現ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
様々な文化の異なる音楽を理解し、音楽の幅広い活動を通して、生涯にわたり音楽を愛好する心情を育て音楽文化を理解することによって、感性を高め豊かな情操を養い、創造的な表現と鑑賞の能力を伸ばす。またさらには音楽文化の継承・発展を目指す。 
授業の進め方・方法:
授業は文化の異なる様々な音楽鑑賞、歌唱、合唱や器楽表現、音楽の基礎的な理論の講義からなる。音楽の魅力を享受し、自身の個性を生かす音楽活動を楽しむためには、学習に主体的に取り組もうとする意欲や態度が望まれる。
注意点:
定期試験の成績30%,演奏発表40%,平素の学習状況(感想文課題や小テスト等)を30%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均,学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。基準は技術者が身につけるべき音楽の基礎的知識や鑑賞・表現能力として,到達目標に対する達成度を演奏発表や試験、またレポートにおいて評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入,音楽授業に向かう態度の定着,音楽授業の目的と目標を知る 音楽授業の目的と目標を知り、主体的な態度で授業に臨む姿勢の必要性を知り、意欲的に授業に参加しようとしている。
2週 日本の音楽・・現代の日本音楽の多様性の感得(1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
3週 日本の音楽・・現代の日本音楽の多様性の感得(2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
4週 ドイツ・オーストリアの音楽 (1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
5週 ドイツ・オーストリアの音楽 (2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
6週 フランスの音楽(1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
7週 フランスの音楽(2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
8週 イタリアの音楽(1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
2ndQ
9週 イタリアの音楽(2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
10週 イギリスの音楽(1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
11週 イギリスの音楽(2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
12週 北欧とロシアの音楽(1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
13週 北欧とロシアの音楽(2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
14週 前期のまとめ,演奏発表(個人あるいはグループでの発表),レポートの提出[14-15] 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
15週 前期のまとめ,演奏発表(個人あるいはグループでの発表),レポートの提出[14-15] 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
16週 基礎知識としての音楽理論の筆記試験 楽譜の理解、音名、階名、音符の名称など音楽の基礎的総合的な知識を持ち、十分に理解している。
後期
3rdQ
1週 ヨーロッパのその他の国々の音楽[
(1)
文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
2週 ヨーロッパのその他の国々の音楽(2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
3週 アメリカの音楽,中南米の音楽(1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
4週 アメリカの音楽,中南米の音楽(2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
5週 アメリカの音楽,中南米の音楽(3) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
6週 ポピュラー音楽(1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
7週 ポピュラー音楽(2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
8週 アジアの音楽(1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
4thQ
9週 アジアの音楽(2) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
10週 日本の音楽・・日本の伝統音楽の良さと特徴(1) 文化の異なるさまざまな音楽の良さや美しさを十分に享受することが出来、それを言語表現もできる。
11週 音楽を創ろう・・主として歌詞を伴う歌唱曲,もしくは器楽曲の創作[
(1)
音楽の良さや美しさの構成要素を落ち着いて観察し、創意工夫をして創作をし、豊かな自己表現ができる。
12週 音楽を創ろう・・主として歌詞を伴う歌唱曲,もしくは器楽曲の創作
(2)
音楽の良さや美しさの構成要素を落ち着いて観察し、創意工夫をして創作をし、豊かな自己表現ができる。
13週 音楽を創ろう・・主として歌詞を伴う歌唱曲,もしくは器楽曲の創作
(3)
音楽の良さや美しさの構成要素を落ち着いて観察し、創意工夫をして創作をし、豊かな自己表現ができる。ち着いて観察し、創意工夫をして豊かに自己表現ができる。
14週 後期のまとめ,演奏発表(個人あるいはグループでの発表)レポートの提出(1) 音楽の良さと美しさの要素を理解し、基礎的な表現技能を磨き、創造的な表現活動ができる。また他の生徒の発表批評を理解を持って言語で行うことができる。
15週 後期のまとめ,演奏発表(個人あるいはグループでの発表)レポートの提出(2) 音楽の良さと美しさの要素を理解し、基礎的な表現技能を磨き、創造的な表現活動ができる。また他の生徒の発表批評を理解を持って言語で行うことができる。
16週 基礎知識としての音楽理論の筆記試験 調性、音程、音階、和音、音楽用語・標語など音楽の基礎的総合的な知識を持ち、十分に理解している。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合3040201000100
基礎的能力3040201000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000