科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 地理
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:基本地理A(二宮書店), 資料:新コンパクト地図帳、基本白地図、データブック・オブ・ザ・ワールド(いずれも二宮書店) 
担当教員 江口 布由子

到達目標

現代世界の地理的な諸課題を地域性や歴史的背景、日常生活との関連を踏まえて考察し、現代世界の地理的認識を養うとともに、地理的見方や考え方を培い、国際社会に主体的に生きる日本国民としての自覚と資質を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代世界の地理的な諸事象・諸課題について、興味・関心を持って意欲的に学習し、理解し、自身の理解を表現できる。 国際社会に主体的に生きる国民としての自覚を持ち、授業・作業学習・調べ学習に意欲的に取り組み、自らの意見を表明できる。現代世界の地理的な諸事象・諸課題について、興味・関心を持って意欲的に学習し、理解できる。 国際社会に主体的に生きる国民としての自覚を持ち、授業・作業学習・調べ学習に取り組むことができる。現代世界の地理的な諸事象・諸課題について、興味・関心を持って意欲的に学習し、理解できない。 国際社会に主体的に生きる国民としての自覚を持ち、授業・作業学習・調べ学習に意欲的に取り組むことができない。
評価項目2地図の読図や作図、衛星画像や空中写真の読みとりなど、地理的技能を身につけ、発表等で柔軟に利用できる。統計等情報の収集・分析に情報通信ネットワークや地理情報システムを活用し、自身の意見を表明できる。地図の読図や作図、衛星画像や空中写真の読みとりなど、地理的技能を身につける。統計等情報の収集・分析に情報通信ネットワークや地理情報システムを活用することができる。v地図の読図や作図、衛星画像や空中写真の読みとりなど、地理的技能を身につけていない。統計等情報の収集・分析に情報通信ネットワークや地理情報システムを活用することができない。
評価項目3日本の風土と災害の関わりを理解し、自らの地域が減災のために何が出来るか考えることが出来る。日本の風土と災害の関わりを理解できる。日本の風土と災害の関わりを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
教科書と資料集をもとに学習を進めていく。地図帳や資料集、パワーポイントを使用しながら、視覚的に世界の地形を理解していく。地理的理解のみならず、地理を背景とした現在の工学のあり方を理解する。さらに、理解を自身の言葉で説明し、自らの見解や考えを表明できるようにする。
授業の進め方・方法:
視覚資料を多く取り入れながら講義・グループワークを織り交ぜ、授業を進めていく。試験の成績を60%,課題やレポート等授業への取り組みを40%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均,学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。なお,後学期中間の評価は前学期中間,前学期末,後学期中間の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。なお、グループ発表等プレゼンテーションに関しては、国語I・現代社会・地理と連携して行う。
注意点:
暗記科目ではなく,事柄の背景に潜む原理等を追求する学問です。「なぜ,そういう現象が起きるのか?」という疑問を持ち,考えながら授業に臨みましょう。自然や地球環境,国際ニュースと深く関係しています。新聞,テレビ、インターネット等、積極的に活用しましょう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地図で見る世界のつながり(1) 地域間や国家間の結びつきかたに影響する事象について考察することができる。
2週 地図で見る世界のつながり(2) 地域間や国家間の結びつきかたに影響する事象について考察することができる。
3週 地図で見る世界のつながり(3) 地域間や国家間の結びつきかたに影響する事象について考察することができる。
4週 人口問題(1) 人口問題、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
5週 人口問題(2) 人口問題、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
6週 人口問題(3) 人口問題、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
7週 中間試験
8週 食料問題(1) 食糧問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
2ndQ
9週 食料問題(2) 食糧問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
10週 食料問題(3) 食糧問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
11週 居住・都市問題(1) 居住・都市問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
12週 居住・都市問題(2) 居住・都市問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
13週 居住・都市問題(3) 居住・都市問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
14週 前期のまとめ 前期で学んだ項目の相互関係をもとに理解することができる
15週 期末試験
16週
後期
3rdQ
1週 資源・エネルギー問題(1) 資源・エネルギー問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
2週 資源・エネルギー問題(2) 資源・エネルギー問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
3週 資源・エネルギー問題(3) 資源・エネルギー問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
4週 環境問題(1) 環境問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
5週 環境問題(2) 環境問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
6週 環境問題(3) 環境問題について、地球社会の一員としての自覚を持ちながら、原因や問題点、課題を理解する。諸問題について、解決に向けた方策や課題を自分なりに考えようとつとめる。地図や写真、統計資料の読み取りに意欲的に取り組む。
7週 資源・エネルギー問題と環境問題のまとめ 資源・エネルギー問題と環境問題を総合的に理解できる
8週 中間試験
4thQ
9週 日本の自然環境と防災(1) 日本の自然環境と自然災害の学習に対し、意欲的に知識を学ぶとともに、環境と災害の関連性について考え、防災意識を高めた。防災のための地図利用を理解し、実査に使える。
10週 日本の自然環境と防災(2) 日本の自然環境と自然災害の学習に対し、意欲的に知識を学ぶとともに、環境と災害の関連性について考え、防災意識を高めた。防災のための地図利用を理解し、実査に使える。
11週 日本の自然環境と防災(3) 日本の自然環境と自然災害の学習に対し、意欲的に知識を学ぶとともに、環境と災害の関連性について考え、防災意識を高めた。防災のための地図利用を理解し、実査に使える。
12週 自然災害と防災を考えるためのグループワーク(1) 自然地理の基礎理解をもとに自然災害を理解し、工学による防災のあり方を考える
13週 自然災害と防災を考えるためのグループワーク(2) 自然地理の基礎理解をもとに自然災害を理解し、工学による防災のあり方を考える
14週 自然災害と防災を考えるためのグループワーク(3) 自然地理の基礎理解をもとに自然災害を理解し、工学による防災のあり方を考える
15週 学年末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13,後14
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。3前4,前5,前6,後1,後2,後3,後4,後6,後7
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後14
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3前1,前2,前3,後12,後13
地歴・公民今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,後6,後7
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。3前2,前3,前4,前5,前6,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6020101000100
基礎的能力602010 1000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000