保健・体育IB

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 保健・体育IB
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 教科書:「現代高等保健体育」(大修館書店) 参考書:「現代高等保健体育ノート」
担当教員 市村 富士夫

到達目標

自らの健康について考えるとともに、健康の保持増進の理解とその実践ができるようにさせる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自らの健康の保持増進及び、生涯を通じる健康jについて関心をもち、学習活動に意欲的に取り組む。自らの健康について関心をもち、学習活動に取り組もうとしている。健康について関心を持たず、学習活動に参加をしない。
評価項目2健康の保持増進及び、生涯の各段階における健康課題の解決を目指して、知識を活用した学習活動などにより、総合的に判断をし、それらを表している。自らの健康を保持増進するための課題解決を考え、判断している。健康の保持増進についての課題解決に対して考えていない。
評価項目3健康の保持増進や生涯の健康における健康課題に役立てるための基礎的な事項を理解している。自らの健康の保持増進に必要な基礎的事項を理解している。健康について必要な基礎的事項を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
健康 について系統的に学習させることにより,自ら健康について考え,今後の生活の中で健康の保持増進に努めさせる。
授業の進め方・方法:
視聴覚教材や資料等を配布し、現代における健康に関する情報、データ、基礎知識を 伝えたり調べる。
注意点:
試験の 成績を80%と平素の学習状況等(保健ノート等を含む)を20%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期 間の評価の平均,学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。なお,通年科目における後学期中間の評価は前学期中間,前学期末,後学期中間の各期間の 評価の平均とする 。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業の要点・流れを理解できる。
2週 健康の考え方 日本における社会の健康問題や新たな健康問題について理解できる。
3週 健康のとらえ方 健康についての考え方、とらえ方について理解できる。
4週 健康に関する意思決定・行動選択 健康に関する身の回りの要因や適切な意思決定・行動選択について理解できる。
5週 健康に関する環境づくり ヘルスプロモーションの考え方について理解できる。
6週 生活習慣とその予防、食事と健康 生活習慣病における発病や進行の概要、その予防方法および健康的な食生活について理解できる。
7週 運動・休養・睡眠と健康 健康に過ごすための運動の継続や休養・睡眠についての必要性を理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 喫煙と健康 喫煙について、科学的知識から、個人および社会全体での取り組みの重要性を理解できる。
10週 飲酒と健康 飲酒について短期的影響、長期的影響をふまえて飲酒問題を理解できる。
11週 薬物乱用と健康 薬物乱用が心身におよぼす悪影響や、薬物乱用の防止についての必要性を理解できる。
12週 現代の感染症 新興感染症と再興感染症に関して社会的な課題を理解できる。
13週 感染症の予防 一人一人の感染症予防が社会全体につながるということを理解できる。
14週 性感染症・エイズとその予防 性感染症およびエイズについて基礎的知識を学び、それらの予防対策を理解できる。
15週 前期末試験
16週
後期
3rdQ
1週 欲求と心身相関のストレス 大脳と心の働きの関係性について学び、自分自身の適応機制について説明できる。
2週 ストレスへの対処 心身相関について心と身体の関係からストレスについての対処法を考えることができる。
3週 心の健康と自己実現 自己実現について理解し、自分自身の自己実現をイメージできる。
4週 応急手当・心肺蘇生法の意義とその基本 応急手当の意義について学び、緊急時の心肺蘇生法行うことができる。
5週 日常的な応急手当 怪我や熱中症の応急手当の方法を身につけ、予防の必要性を理解できる。
6週 思春期における性意識と性行動の選択 思春期の体と心の変化について学び、性意識の男女差や性に対する情報に適切に対処することの必要性を理解できる。
7週 結婚生活と妊娠・出産 結婚生活に関する本人や家族の健康の必要性と、受精・妊娠・出産の一連の過程を理解できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 家族計画と人工妊娠中絶 家族計画の意義や方法について理解し、人工妊娠中絶を避けるための判断ができる。
10週 加齢と健康 加齢に伴う心身の変化を、形態面と機能面から理解し、高齢者の健康について自らできる貢献を考えることができる。
11週 高齢者のための社会的取り組み 高齢社会に対して行われている社会的対策を理解できる。
12週 保健・医療制度とその活用 保険制度を自分に関わるものとして理解し、自分や家族のライフステージでの活かし方を学ぶ。
13週 医薬品と健康 生涯を通じて健康であるために、医薬品の正しい使い方や、さまざまな仕組みを理解できる。
14週 さまざまな保健活動や対策 日本や世界において、どのような保健活動や対策が行われているかを理解できる。
15週 学年末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。3
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。3
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。3
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。3
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度・ノートポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力80002000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000