到達目標
現代社会を形成する政治体制や価値観はどのようにして創り上げられてきたか、諸々の歴史的事件を学ぶことで理解していきます。現代社会の成り立ちを理解した後、今後の社会にはどのような意識、どのような行動が必要か、具体的なアイデアを出していける人材を育成します。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | この授業を通じて、異文化を積極的に理解する力がついた | この授業を通じて、異文化を理解する力がついた | 異文化を理解する力がつかない |
評価項目2 | この授業を通じて、グループで課題に取り組み、解決する力が身についた | この授業を通じて、グループで課題に取り組む力がみについた | この授業を通じて、グループで課題に取り組む力がみにつかなかった |
評価項目3 | この授業を通じて、現代社会の成り立ちを知り、自ら問題の根源を追及する力が身についた | この授業を通じて、現代社会の成り立ちを知りることができた | この授業で、現代社会の成り立ちを理解することができなかった |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
今日の世界情勢のもととなる歴史的事件を取り上げていきます。グループでの討論も交えながら、現代社会の価値観や諸問題はどのような過程を経て成り立っているのか理解し、今後、理想的な社会を創り上げていくためにはどのような意識を持ち、どのように行動していくべきか考えていきます。
授業の進め方・方法:
パワーポイントによる講義型の授業とグループワークを併用します。
グループで積極的に話し合い、問題の根源を追及する姿勢がある学生を評価します。
共同作業ですのでチームワークを大事にしてください。
注意点:
課題、グループワーク、授業態度、4回の定期テストで評価します。普段から世界情勢に関心を持ち、ニュースなどを見ておいてください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
世界史を学ぶ意義について考える
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2週 |
ヨーロッパ文明の成り立ち |
ヨーロッパの地理をまなび、文化の特徴を捉える。
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3週 |
ヨーロッパ文明の源流
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ギリシアで誕生した民主制の特徴を捉え、現代の政治との違いを考える。
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4週 |
キリスト教の誕生とヨーロッパの分裂 |
キリスト教の誕生と、キリスト教が東西に分離していく経緯を確認し、今日のヨーロッパの多文化的特徴を理解する。
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5週 |
西ヨーロッパの封建社会と教会制度 |
西ヨーロッパ社会の封建制や教会制度を学び、現代の市民社会との違いを理解する。
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6週 |
西ヨーロッパ国家の発展 |
百年戦争やレコンキスタを経て、現代の国家が形成されていく経緯を理解する。
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7週 |
ヨーロッパ古代から中世までのまとめ |
ヨーロッパの文化、国家が形成されていく経緯を古代から中世までの流れの中で確認し、現代社会との違いを把握する。
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8週 |
定期テスト |
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2ndQ |
9週 |
一神教の成立と広がり |
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の誕生と、文化の違いを理解する。
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10週 |
イスラームの誕生と発展 |
イスラームが誕生した地理的文化的背景を学び、宗教的特徴を理解する。
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11週 |
イスラームの拡大と分裂 |
イスラームが拡大し、分裂していく中で様々な民族をいかに取り込んで、今日の社会を形成していったか理解する。
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12週 |
イスラームの文化(1) |
イスラームの学問、建築、食事など文化的側面を学び、今日のヨーロッパ文化に多大な影響を与えてきたことを学ぶ。
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13週 |
イスラームの文化(2) |
イスラームの学問、建築、食事など文化的側面を学び、今日のヨーロッパ文化に多大な影響を与えてきたことを学ぶ。
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14週 |
イスラームの文化(3) |
イスラームの学問、建築、食事など文化的側面を学び、今日のヨーロッパ文化に多大な影響を与えてきたことを学ぶ。
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15週 |
これまでのまとめ |
イスラーム社会の特徴を理解し、多様な文化や思想を内包していくことを理解する。
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16週 |
定期テスト |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
ヨーロッパにおけるルネサンスのはじまり |
中世の文化とルネサンスの文化を比較し、ルネサンスによって人々の意識や生活はどう変わったのか理解する。
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2週 |
宗教改革とキリスト教の分化 |
ルネサンス以降の人々の意識の変化が宗教への意識にどのような変化を与え、宗教改革に至ったのか考える。
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3週 |
大航海時代のはじまり |
大航海時代の始まりと共に、ヨーロッパの人々が世界へ進出し、ヨーロッパ中心を中心とした世界経済が形成されていく様を学習する。
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4週 |
ヨーロッパの新しい国際関係 |
大航海時代後の世界経済の変化から今日の主権国家体制はどのようにして生まれたのか考える。
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5週 |
イギリス革命 |
巨大な権力を持つ王の誕生から二回の革命を経て、立憲君主制がなぜ誕生したか理解する。
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6週 |
フランスの絶対王政 |
主権国家体制の確立から、絶対王政誕生への経緯を理解し、近代国家の中央集権がどのように行われていったか考える。
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7週 |
これまでのまとめ |
ルネッサンス以降、ヨーロッパの人々の文化、経済、社会構造はどのように変化したかまとめる。
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8週 |
定期テスト |
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4thQ |
9週 |
イギリスから独立するアメリカ(1) |
アメリカ独立戦争で起草された独立宣言の中の「自由・平等」は何を意味し、誰に対して与えられたものだったか考える。
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10週 |
イギリスから独立するアメリカ(2) |
アメリカ独立戦争で起草された独立宣言の中の「自由・平等」は何を意味し、誰に対して与えられたものだったか考える。
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11週 |
フランス革命(1) |
フランス革命によって生まれた市民社会とはどのようなものか、自由で平等な市民とは誰を示していたのか資料や歴史的事件から分析する。
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12週 |
フランス革命(2) |
フランス革命によって生まれた市民社会とはどのようなものか、自由で平等な市民とは誰を示していたのか資料や歴史的事件から分析する。
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13週 |
ナポレオンの支配からウィーン体制(1) |
フランス革命はどのようにして収束し、ウィーン体制に至ったのか、経緯を明らかにし、その後の社会を展望する。
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14週 |
ナポレオンの支配からウィーン体制(2) |
フランス革命はどのようにして収束し、ウィーン体制に至ったのか、経緯を明らかにし、その後の社会を展望する。
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15週 |
これまでのまとめ |
身分制社会から市民社会への移行はどのようにして生じたのかを理解し、自由や平等を享受する「市民」とは当時誰を示していたかを分析する。
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16週 |
定期テスト |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 10 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 10 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |